ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

秋の健康には紫蘇の実の香り

2011-09-17 06:28:08 | 美味しい里山のお話
 暑さが通続いてますね。
今日は連休の初日、茨城・笠間盆地は小学校の運動会です。
ドンドコドンの合図を聞きながら、畑のシソさんも元気です。

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 自家用菜園では、紫蘇の花が次々に咲いています。
紫蘇には品種がたくさんありますが、笠間の里でよく見かけるのは、おおむね3種類
です。
赤紫蘇、青紫蘇、そしてもうひとつ。
赤紫蘇の一種、当地の野良仕事大ベテランのご婦人方は、ワセ紫蘇と呼んでいるものです。

と、ここまで書いたら笠間盆地、ドンドコドンの花火が上がりました。
今日は市内各所で運動会ですから、花火屋さんも忙しいですね。
朝6時前なのに、ドンドン景気がついてます。

 紫蘇のお話に戻ります。
ふつうにこちらで見られる品種は、皆、昔なじみのもの。
強健な性質ですから、どちらの菜園でも野生化しています。

我が家では、ワセ紫蘇が自力で繁茂しているようです。
茎の先端の穂に、下から上に順に花が咲き、実ります。
そして、この時節になりますと、やはり紫蘇の実の漬物なのであります。

 おりしも夏の暑さで、皆さんのおなかも疲れた頃。
雲間から現れたましたのは、秋の宝船さん第一陣、喜色満面のシソ福神さんです。
お陰さまで、今年も紫蘇は豊作のようです。

福の神様に誘われるように、野良仕事大ベテランの正直ご婦人さんが、踊りながら出て参りました。
地元・笠間市立高田公民館主催の敬老祝賀会も秒読みなので、朝飯前からノリノリです。
割と若手のご婦人方が固唾を飲み込んで見守る中、下の写真の通り、紫蘇は大漁となりました。

 根こそぎ抜き取られた紫蘇の束です。
さあこれから、こまめに手で茎をしごいて実を採り集めます。
そして、キュウリとナスと塩と、適量のシソの実を加えただけの、シンプルな田舎の漬物に。

元気に育った紫蘇の香りというものは、身体によく効きます。
暑さに疲れた胃腸を、秋向けにリフレッシュさせてくれます。
オリーブオイルを加えて、現代風にアレンジする人もあります。
実の柔らかい時期が食べごろ。
旬を逃さず、紫蘇の香りとともに元気再生したいものです。

近くには、遅まきキュウリさんも頑張って、黄色い花を咲かせています。
この花の美しさを愛でていた粋な古老さんの記憶、なつかしくよみがえります。
なるほど、美しい野菜の花であります。

 では皆様、連休のひととき、心身癒されまして、健やかな秋をお迎えください。




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