ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

飯田ダムの松ぼっくりさんと

2012-04-10 05:57:49 | 涸沼の水源は笠間湖こと飯田ダムです
 雑木林を歩いております。
木々の芽が、それぞれにふくらんでいます。
林の地面で日なたぼっこできる景色も、まもなく見納めですね。

ここは、笠間湖こと、飯田ダムの遊歩道です。
おととい日曜日、なんとなく寄りたくなりました。
現場の下見の帰りです。



この日の相棒、S氏です。
隣市に住むS氏夫妻は、何年か前に、大都会からやってきました。
大工・木工が本業ですが、百姓仕事にも少しづつ取り組んでいます。
そういうお方ですから、もちろん雑木林にも、興味津々です。



S氏が見ているのは、このあたりです。
松ぼっくりがお好きなご様子。
大都会には、松ぼっくりを播けば、松の芽が出ると考える人も多いとか。
最近の里山界隈でも、松の樹の下に住んでる人でも、同じ考えの人は多い。



松ぼっくりは、アカマツさんの種の発射台です。
肝心の種は、すでに風で遠くへ飛び去りました。
今は、役目を終えた、もぬけの殻なのです。

 昔は、松ぼっくりまでかき集めて、かまどの燃料にしました。
その灰がまた、とても栄養がありました。
枯れ木に花を咲かせる正直爺さんのお話は、真実を伝えています。

「はい」という、素直な心。
その心が、栄養とともに、花に届くのですね。



アカマツさんと雑木さんの間から、春の青空を見上げます。
前夜のお花見の残響か、素直な心の三波春夫さんを思い出しました。
春もうららなのに、なぜか俵星げんばが響きます。
画像の焦点が、微動しています。



我に帰れば、砂利道の上にも松ぼっくりさん。
種はどこに飛んだのでしょうか。
砂利の上でも、岩の割れ目でも、菌さんたちと共生しながら、根を伸ばします。

太い根を張る、実生の松。
北国の、希望の根っこが張るを待つ。
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