ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

湧水の池は澄んでネコヤナギ

2019-02-21 07:09:32 | 庭の仕事誌
 古池改修の続き、遮水実験のその後ですが。



水位上昇した上流側の水圧に押し戻されたようで、下流側の対岸の底から地下水が浸み出し始めました。
拙宅でも、秋に田んぼの水を抜いた後に、井戸の水位が下がるのと同様の現象。
そこで、池底の泥をかき寄せて、滝の下流側の水位も上げた状態で様子をみることに。



早速、効果が表れました。
画像左上の部分、滝の上流の水位はしっかり上昇。



お陰様で、ついにめでたく溢れ出しました。



基礎部分の遮水は確認しましたので、折を見て、上部の仕上げに着手します。
同時に、池底の泥自体の遮水性もしっかり確認出来たのは有り難い。
完成時には、さらに上流の滝組からの水も加わりますので万全でしょう。



それにしても、湧水とは有り難きもの。



こんなふうに。
泥の底の上でさえも、清く正しく美しく。
ふと、泥から命が生まれるという、古代人の直観がよみがえるような。



お陰様で、ネコヤナギさんも咲いてほのぼの。
寒さが緩んで気が緩んだか、画像斜めになりましたが。
春風吹けばギアを上げるのが、この業務の習わし。



 ということで。
昨日は、長らく束ねておりました、護岸のヤナギさんも枝をほどき。
メダカさんたちの、一日も早い復帰を目指します。
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