ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

水戸市成就院池水源調査の記

2016-09-20 07:48:48 | 里山を歩く
 ミズヒキさんに、誘われるように。



水戸市大塚町にて、プチ湿原さんの木道を歩きました。
それは、倒木がそのまんまの、なんちゃって木道さんですが。
これがなかなか、野の花さんにはお似合いで。



こんなふうに。
プチプチのサクラタデさんも。
つい先日まで半日陰でしたので、プチプチサイズになった模様。



さて、先を急ぎますと正面にフェンスがあり、そこから右カーブです。
向こう側は、福祉施設さんの建設予定地。
先日まで森が鬱蒼としておりましたが、あっという間に皆伐、抜根されました。



その結果かどうかはさておき、先日の台風の風で、湿地に残っていた樹木もほぼ倒壊。
つきましては、今後の対策立案も必要で。
ブログ主も所属しております、緑地保全NPOでは、調査を開始。



振り返ればこんな感じで、狭い湿地が細々と続いている現場。
左側は、数年前に切られて以来、今年に限らず風当たりは強かったようです。
水戸志役所さんにおかれましては、今後のために、保全用地として買い増しもご検討中とか。



いずれにしても、水源の泉さんには感謝です。
この水源さんあってこその、NPOの御縁なのですが、それにしても。
左右と真ん中すべて、森が消え果てても湧水尽きぬ、水戸市は見通し、明るいようで。



ちなみに、最上流はこちら。
暗渠から浸みだす浸透水もあるなど、水源は複数。
今後は美観にも配慮しつつ、持続可能な計画が必要でしょう。



早速、同行の若手プランナーが夢を語り出しましたが、ちょっと高度過ぎるかもでした。
団体行動で成果が出て、地域の皆様に共感が広がるためには、その場にふさわしいシンプルさが必須かと。
しかもそれが、参加者の心身の呼吸にしっくりはまる、いわゆる心プルな動きであること。



その結果、旬の日本の野を思い出す、お花の小道の再生も成れば、などなど語りつつ戻りましたが。
微妙な高低差の織りなす、湿地ならではの妙味をお伝えすべく。
まずは樹木の再生と、それまでの間の日なたになるであろう、草地の保全が肝心です。



ついでにこちら、サギソウさんの保護エリアも遠望。
最近は、イネ科雑草も侵入したようですが。
もしかしたら帰化植物かもしれず、あらためて観察が必要と感じました。



公園エリアと、その先のプチ湿原が一体となった地域のお宝でもあり、何にも増して田んぼの水源。
貴重な自然遺産であるとともに、四季折々の有り難い感動の伝承の場でもあるというように。
地域文化の心の水源となる計画を、一番に検討したいと念じます。
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