ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

お待ちかねの新栗でございます

2011-09-08 06:18:44 | 美味しい里山のお話
 秋空が戻って、チマタでは、栗の話題がいろいろと。
今日は、栗のふるさと茨城笠間のすぐ隣、市境界から2キロの栗園より。
栗のふるさと茨城茨城からのレポートです。

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 秋空ですが、茨城・笠間は残暑ですね。
稲と栗が実るころの、いつもの陽気に戻りました。
青空の下で、待望の栗の実がはじけ出しました。

ご覧頂いているのは、落ち始めた栗の実の様子です。
栗の収穫は、自然に落ちたものを拾うというのが基本だそうです。
無理に落としたり、もいだりはしない。
栗の木が自分の判断で落とした栗の子だけが、めでたく完熟・無事卒業というわけです。

 無事に卒業できて良かったですね。
ただし、手前の長男・甚六さんは、少し早熟かもしれません。
前夜はこちらはシノ突く雨だったようですから、少々繰上げ卒業の感もありますね。

栗の品種もいろいろです。
収穫時期も早生、中手、晩生とありますが、時代とともに魅力ある品種が加わります。
今頃は、伝統的な早生の「丹沢」などが、ハシリとして出荷されます。

 昨日は、こちらに庭木の手入れに伺いました。
青葉の施工スタッフとしても日ごろ協力頂いている佐久間さん宅。
昨日の記事の柳岡さんとも友達ですのでナントカの輪みたいですが、なんとか庭木も間に合いました。
震災の影響もあり、予定が遅れましたが、旬の栗園を拝見できました。

佐久間さんは、兼業で野球場分くらいの栗園を営んでいます。
年間のメニューは冬場の剪定から始まり、春は苗木を植え付け、夏場には草刈4回。
そしてこれからの収穫と、その後のイガと落ち葉の整理。

栽培の栗というものは、太い枝が風で折れやすいものですから、日ごろの監視も欠かせません。
茨城は雪や台風の被害が少ないので、栗栽培に適しています。
関東ロームという土壌条件に加え、落葉広葉樹の一族ですから、茨城の風土にぴったりです。

 ところで、佐久間さん宅は、笠間のすぐ隣の茨城町にあります。
茨城町は涸沼川の下流で、畑が広々としていますから、面積も大きく、作業性も良いようです。
笠間市内でも、やはり下流の旧友部・岩間地区は栽培面積が大きいです。

昼休みには、茨城町にも笠間の栗問屋さんが、元気ハツラツ新栗の集荷に回ってきました。
味のほうは時期が遅い品種のほうがおススメだそうですが、やはりハシリは貴重なものです。
旬のお土産・贈答用に喜ばれます。
私もお土産に有難く頂いて帰りましたので、これからお味を楽しませて頂きます。

 栗園の様子を二枚レポート致します。
栗のイガの開くさまというものは、じっくり拝見すると、やはり命のゆりかごですね。
栗の木の一途な思いが伝わるようです。
栗園の中に一本のムクゲが花を添えるのも一興でありました。

 



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