この動きが憎いの!ガブッ!
あんずは、あん父の靴下をはいている足を、あん父とは別の生き物と思っている節がある。
家でも肘の手当てをする時、かなり痛むので「キャン!ギャギャギャ!」と鳴いて怖い顔で体を固定しているあん父の手に口を近づけるが、決して強く歯を立てることはない。
自分が痛くても、あん父を噛んではいけないと思っている。
だけど、靴下を履いた足を噛む時はかなり強く噛むらしい。
はだしの足は噛まない。
靴下を履いた足限定。
寝っころがって、足先をウネウネ~と動かすとすっ飛んできて「ガウガウガウ~!」とやっつけるように噛むのだ。
『あんた!いつの間に部屋に入ってきたの!このぉ~!』と言ってるように見える。
噛んではいけないと注意するより、おもしろくて笑ってしまう。
2人でゲラゲラ笑うとあんずも『あれ?何が可笑しいのかしら』とキョトン顔になるのがまた可笑しい。
今後もあん父の足を噛むことは許しておこうと思う。