路傍のプログラマ

只のプログラマが綴る愚痴と備忘録

IronPython trunkを試す

2009-12-16 19:50:56 | プログラミング
先日2.6 finalがリリースされたIronPythonですが、

今日changelogをみると「メタクラスを使ってないとき云々」と気になる記述が。

というわけで、最新のソースからipy.exeをビルドして試してみることにします。

やり方を以下にメモ。

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(1) VS 2008をインストールしておく。
(2) IronPythonのソースコードをダウンロードして展開。
(3) コマンドプロンプトを開き、.slnがあるディレクトリにcd。

readme.htmlを読むと、ビルドするには、コマンドラインから、

c:¥Windows¥Microsoft.NET¥Framework¥v3.5¥MSBuild.exe IronPython.sln

とせよ、とあります。これでデバッグ版のipy.exeが作られます。

(4) 今回はリリース版を試したいので、以下のコマンドラインで。

c:¥Windows¥Microsoft.NET¥Framework¥v3.5¥MSBuild.exe /p:Configuration=Relaase

これでリリース版のipy.exeが作られます(とはいえ、デバッグ版とどこが違うのかは未検証です)。

ただし、このままだとバイナリの配布物にはついてくるPythonの標準モジュールがないので、ほぼ使えません。そこで、

(5) バイナリで配布されているIronPythonの/Libディレクトリを、先ほどビルドしたipy.exeがあるディレクトリの/Libに上書きします。

このとき、すでにある.pyファイルを上書きしないように注意してください。

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試してみると、メタクラス云々のところを書き換えてやると(2.6 finalと比べて)パフォーマンスがちょっとだけあがりました。

やきもきさせるなー。年末なのに。