天体観測における電源は、赤道儀のEQ6proがMPB-52800、ノートパソコンはスゴイバッテリーということで、一件落着しました。
現在もそれで快適に過ごせております。
最近の変化。
それはノートパソコンを入れ替えたことです。
天体観測(オートガイド)する分には2007年発売のLL550/JGで事足りていたのです。
しかし、LL550/JGを職場で使おうとするとさすがに2007年発売の機種とあって、難渋することが多々あり、やむなく職場用に新しいノートパソコンを購入したんです。
新しく購入したノートパソコンを天体観測に転用したところ、棚ぼたで電力事情を潜在的に改善しました。
結論から言うと、2007年発売のNEC LaVie LL550/JGと2016年のパソコンでは消費電力が大幅に違うということです。
新たに手に入れたパソコンはマウスコンピュータのLB-F571X-SSD2-KK。
現行機種です。
Core i7/8GBメモリ/240GB SSD/15.6インチ フルHD液晶
両者の消費電力を比較してみると。。。
★LL550/JGの消費電力
標準 27W
最大 75W
★LB-F571X-SSD2-KKの消費電力
標準 約9.7W
最大 40W
スリープ 0.7W
LL550/JGはHDDをSSDに載せ変えてありますので、このデータのままではないでしょうけど、ほぼほぼ倍は違うと言って差し支えないのではないでしょうか?
実際は、USBポートからQHY5Lへの給電があるので、単純に消費電力が半分に減るわけではないでしょうけど。
それにしても、この9年間の間に、こんなにノートパソコンの消費電力は下がっていたんですね。
年々、ノートパソコンの情報処理能力が上がっているので、低電力化とほぼほぼ相殺されているのかと勝手に思っておりました。
バッテリー容量を増やすことも大事だし、HHDをSSD化することで、パソコン本体の消費電力を下げるのも大事だけど、今までで一番パンチのある電力事情改善策だったかもしれません。
今後、LL550/JGにはサブ機になってもらいます。
ただ、これだけで話は終わりません。
新しいノートパソコンをスゴイバッテリーにつなげれなければ、意味がありませんから。
手に入れたのはマウスコンピュータのLB-F571X-SSD2-KKですから、ハッキリ言って、マイナー機種です。
手持ちの機材では、スゴイバッテリーから給電できなかったんです。
結論からいうと、以下のような接続になりました。
スゴイバッテリー
↓
「DCA-PC90の19V端子(外径5.5内径2.5)」
↓
「DCプラグ 変換アダプター 外径5.5内径2.5→外径5.5内径2.1 」
↓
「MPB-52800付属DC変換チップ 外径5.5内径2.1→外径4.7内径1.7」
↓
LB-F571X-SSD2-KK
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スゴイバッテリーからLL550/JGへの給電は、パソコン電源アダプターDCA-PC90を利用しています。
(DCA-PC90は、スゴイバッテリーからノートパソコンへの給電用にシステムトークスが販売している)
LB-F571X-SSD2-KKの入力電圧は19Vです。
DCA-PC90の19V用DC接続端子の規格は外径5.5内径2.5です。
試しにLB-F571X-SSD2-KKの電源入力DCメス端子に差し込もうとしましたが、規格が違うので入りませんでした。
LB-F571X-SSD2-KKのDC接続端子の規格がわかりませんでした。
メーカーに問い合わせると、外径5.0内径2.0との回答。
この規格の端子を探してみるも、存在せず。。。(大丈夫か?マウスコンピュータ・サポートセンター!)
仕方がないので、手持ちのMPB-52800付属の様々なDC変換チップのオス端子を、LB-F571X-SSD2-KKの電源入力メス端子に適当にいくつか差し込むと、外径4.7内径1.7で機能することがわかりました。
しかし、MPB-52800付属のDC変換チップの入力側メス端子の規格は外径5.5内径2.1。
DCA-PC90に付属している19V用のDCプラグのオス端子の規格(外径5.5内径2.5)と合わない。
さて、どうしよう?
まずはシステムトークスのホームページをみると、19V外径4.8内径1.7のプラグ自体は存在するのですが、入手するとなると1万円弱となることがわかりました。
うーむ、半端なく高い。。。
こんなに払いたくない。。。
他に方法はないのか?
ネットで「DC」「変換」「外径5.5」「内径2.5」「内径2.1」などのキーワードで検索すると、あるではないか (^^)
amazonで「DCプラグ 変換アダプター 外径5.5内径2.5→外径5.5内径2.1 」
というわけで、スゴイバッテリーとLB-F571X-SSD2-KKの接続は、
スゴイバッテリー
↓
「DCA-PC90の19V端子(外径5.5内径2.5)」
↓
「DCプラグ 変換アダプター 外径5.5内径2.5→外径5.5内径2.1 」
↓
「MPB-52800付属DC変換チップ 外径5.5内径2.1→外径4.7内径1.7」
↓
LB-F571X-SSD2-KK
と、やっています。
あとから気付いたことですが、外径5.5内径2.5→外径4.8内径1.7の変換プラグもamazonで売られていました。
(外径4.7と外径4.8の記載が混在しますが、変換ブラグ・変換チップ販売元の記載がそうなっています。実際の規格は外径4.75であるようです)
それにしても、各メーカー、各電気機器で、なんでこんなにいろんなDC接続端子の規格が数多く存在するのか、意味不明です。
もっとシンプルに行かないものなのでしょうか?
でも、打開策としてDC変換プラグというものがあり、助かりました。