『怪獣記』 高野秀行

http://www.aisa.ne.jp/takano/books_page/kaijuuki.html

東トルコのワン湖（猫で有名）に謎の生物「ジャナワール」が出没！

との情報を聞きつけ、スタッフを集め

川口探検隊よろしく、その正体を探るべくワン湖を目指す

というかなり漫画ちっくな内容。



そのてんまつは、川口探検隊に負けず劣らずショボイのですが。


ここに出てくるトルコの人たちが、

著者率いる日本人＆トルコ人ご一行に対して

まったく身構えず、自然体、かなり素な感じ。


そこらへんが面白く、他の旅行記ではあまり見られないかもしれません。



私たちでも、外国人と接するとき、

ちょっと演技というか、必要以上に良く見せようとか、ありますよね。。。



はるばる日本から、謎の生物を探しにやってきたヘンなガイジンには

（日本で言うと、アメリカ人がツチノコを探しに来たようなもの）

なんか、素になってしまうのか。。。


トルコの行く先々で、

「私たちは（日本から）ジャナワールを探しに来ました」

て言うと、必ず大爆笑されてしまう。。。


「笑い」の力って大きいと思いました。