化石の日記Ver.2

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「明治のワーグナー・ブーム」

2016-07-01 00:45:38 | 読んだ本とか
「明治のワーグナー・ブーム」

という本を読みました。

http://www.chuko.co.jp/zenshu/2016/04/004841.html

おおまかな内容はこちら

http://style.nikkei.com/article/DGXKZO03365610Y6A600C1BE0P01

ほんでもって、明治のワーグナーファン(同書では「ワグネリアン」と記載)

は、ワーグナーの音楽を、


まったくと言っていいほど、聴いちゃなかった!

(レコードなんてものもなく、
 当時、ワーグナーを演奏できる技術を持った人が日本にいなかったので
 聴く手段がないに等しかった)

ほとんど活字情報が頼りで、その思想が、当時の知識人にグッとくるものがあったらしい…


何のこっちゃ!

とツッコミを入れたくなりますが。


そういえば、それに近いことが、昭和の洋楽ファンにもありましたね…

80年代。今のようにネットも音楽配信もなく、洋楽を聴くには

1:レコードを買う
2:貸しレコード屋でレンタルする
3:ラジオ・テレビの洋楽番組で聴く

という方法しかありませんでした。

FMの番組表を毎週細かくチェックしたりとか。かなり努力というか

能動的な要素が必要でした。


それで、あるアーチストに興味を持ったり、好きになるのに、

「音楽雑誌」の存在は非常に大きかった。


雑誌に書かれてるミュージシャンの発言に共感して

ますます好きにになったりとか、あったし。


曲はあまり聴かず、

雑誌の切り抜きを集めてるだけの「ファン」て、けっこういたと思う。


ネットがなかったので、音楽雑誌に掲載されている全アーチストの曲を聴くのは

よほどの熱意と財力がない限り、不可能でした。

なので、ロッキングオンとかの文章を読んで、

聴いたつもりになっているアーチストは結構いました。


というわけで、当時、活字情報だけで理解してた曲を貼っておきます。

King Crimson - Discipline (from 2012 DVD Live in Argentina 1994)



フリッパトロニクスってこれか…
ガムランの影響がどーのこーのとかいって、難しそうだな、と
思ってたのですが。

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