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「キャバレー」 梅芸 2/7 12時半

2010-02-07 19:16:20 | Weblog


観てきました。

「う~ん、こんなものか…」、というのが正直な感想。作品は映画も他の舞台も全くの未見。
2組の男女の物語の云々にしては、メインのはずのサリーとクリフのインパクトのなさが
気になりました。藤原さんは歌は下手とは思いませんでしたが、“歌姫”は無理です…。
阿部さんは純朴な感じが役に合っている感じでしたが、こちらも印象には残りませんで
した。一方、もう一組は抑えの利かない(^_^;)カリさんが元トップスターの頃のそのままの
勢いで“主役”のような歌唱っぷり(笑)。ミュージカルですから、誰かは歌えないとつらい
のでその点は一手に引き受けた感じでした。相手役の木場さんはキャラクターが最高で
うまいなぁと感心しました。あのゆっくり歌う歌唱はツボでした。もう一人の元トップスター
のゆきちゃんは美貌が活きてて、しかもカリさんと絡むだけで現役時代を知る者としては
感慨深かったです。戸井さんはレミゼの工場長を演っている時にみつけてちょっとファン
でした(笑)。お芝居は手堅くて普通の人かと思わせて、ナチス党員の腕章をみせてから
ゾッとする怖さが見えたのがすごかったです。そして、忘れてはいけないMCのかーくん、
諸星和己。まさか、このような役でお目にかかるとは夢にも思いませんでした(笑)。
ジャニーズ時代も舞台の経験はあるでしょうが、やはりちょっと舞台人とは違う雰囲気
でした。軽やかな身のこなしは良かったので、あとは滑舌でしょうか。MCで不明瞭なのは
ちょっと…。ローラースケートはウケていたし、見られてよかったですが、作品としては
どうなのか疑問です。カーテンコールでウケを狙ったようなコメントをしていましたが出来
れば、他の日のコメントと変えて欲しかったですね(^_^;)。

最近、色々なミュージカルを見ましたが、レミゼ、エリザ、モー!の全編歌だらけなミュー
ジカルが好きなんだなとシミジミと実感しました。

P.S.
ふと、MCはサイゴンのエンジニアに似ているなと思って、市村さんに合うんじゃないか
しらと思っていたら、既に演っているんですね(^_^;)。(プログラムより)

●修辞・訳詞・演出 小池修一郎
●キャスト サリー・ボウルズ
(キット・カット・クラブのイギリス人歌手)
…… 藤原紀香
  MC(キット・カット・クラブの司会者で物語の狂言回し的存在) …… 諸星和己
  クリフォード・ブラッドショウ
(アメリカ人の小説家)
…… 阿部 力
  コスト
(シュナイダー夫人の下宿屋の下宿人で売春婦)
…… 高嶺ふぶき
  エルンスト(ドイツ人、ナチス党員) …… 戸井勝海
  シュナイダー夫人(下宿屋の女主人) …… 杜けあき
  シュルツ(ユダヤ人、果物商) …… 木場勝己


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