のんびりでいいじゃない。

日常の雑事やら、宝塚やら、色々と…。

雪組バウ『春雷』~ゲーテ作「若きウェルテルの悩み」より~

2013-08-31 21:55:49 | Weblog
観てきました。

ゲーテの自伝的小説が原作で主役がゲーテとウェルテルの二役とはうまく出来ているなと思いました。おかげで悲劇の幕引きにならずに済みました。主役の着た切りすずめ振りが気になっていたら、「青い燕尾服に黄色いチョッキとズボン」は原作通りで流行のファッションになったほどなんですね。そのこだわりがあるとは言え、出会った時と数日後に同じ服装なのはヘンな感じがしました。

翔ちゃんはどこかひねくれた役が似合います。登場時のいかにも好青年風より、仕事場で嫌味を言われ、憤慨している様子の方がらしく見えました。長身の割にはスタイルが良くないのと、ラブシーンがぎこちないのが難かも(^_^;)。やたらと相手の髪を触るのがクセなのか演出なのか気になるところです。

せしるはその美貌をいかんなく発揮。道ならぬ恋に思い悩む姿は見ものですが、どうもセリフ回しがわざとらしい。男役の時には感じなかったので、より女性らしく言おうとするとおかしなことになるのかもしれません。この辺りは改善の余地ありかなと思います。歌は昔も今も○○ですけど(^_^;)。

大ちゃんは背が高い(笑)。ただでさえ高いのに、ブーツで竹馬状態になるのか長身の翔ちゃんをも見下ろすほどでした。対峙する主役とここまで差があるならある程度合わせるべきだと思うのですが…。言葉では「愛している」と言うのですが、愛しているようには見えません。結婚式で妻の裏切りを知り、膝から崩れ落ちるのが唐突に思えました。

2番手的に目立つのはまなはる。溌剌として目を引きますが、少ない出番ながら相変わらず達者なほたての印象の方が強かったです。まなはるの恋人役が沙月さん。「BJ」の時も思いましたが、若手の相手役としては年上過ぎでは?学年もですが、見た目が若く見えない彼女を何故宛てるのか不思議です。

若手主演のバウホール公演として良く出来ていると思います。残念なのは主要3人の歌が全滅なことかな(^_^;)。

月組 東京宝塚劇場公演 休演者のお知らせ

2013-08-30 20:46:21 | Weblog

うわ、初日から可哀想に…。

新公の抜擢だったのに間に合うかしら。

ロケットでのフェッテのソロの負担は大きかったのかな。

2013/08/30

月組 東京宝塚劇場公演 休演者のお知らせ

月組 東京宝塚劇場公演『ルパン -ARSÈNE LUPIN-』『Fantastic Energy!』 の休演者をお知らせいたします。

月組 暁 千星

※怪我の為、8月30日(金)15時30分公演より休演いたします。
  なお、復帰時期については現在のところ未定となっております。

雪組全ツ『若き日の唄は忘れじ』『ナルシス・ノアールII』 梅芸 8/25 12時

2013-08-25 19:20:02 | Weblog
梅田が水没(@_@)!…していたらしい(^_^;)。

私が梅田に着いた頃にはすでに雨も止んでいたので、「道路が川に~」などの状態には幸いお目にかかりませんでした。かっぱ横丁が水浸しで通れなくはなっていましたが…。

なので、大雨の影響で開演が遅れる旨のアナウンスが流れるのが意外でした。結局、開演は15分遅れでしたが、周りを見渡した限りではさほど空席は見当たりませんでした。

お芝居は名作であることに疑いはありませんが、どうも周りの薄っぺらさが気になります。少ない人数の全ツで多くを望むのは無理でしょうが。

ショーは客席のちぎちゃんとの絡みがおもしろかったです。まず、ともみんの客席降りでは抱擁(笑)。壮ちゃんは「♪愛している~」の歌詞をちぎに向かって歌い、手も握り合っていました。終演後の壮ちゃんのご挨拶ではなんと客席にいるちぎを紹介し、ディナーショーの宣伝まで(笑)。ちぎはそれに応え、立ち上がり客席に会釈をしていました。内輪受けとは言え、こういう絡みは嫌いではないですわ。

観劇後の外は水没が嘘のような、乾いた道路に日差しまで出てきていました。あ、暑い(^_^;)。

雪組全ツ『若き日の唄は忘れじ』『ナルシス・ノアールII』 梅芸 8/24 12時

2013-08-24 23:58:50 | Weblog
観てきました。

「なぜ、武部が野合わせに??」

いきなり違和感たっぷりに始まって驚きました(^_^;)。

お芝居は今年2月の中日と同じ公演ですが、主演の2人以外の配役はほぼ一新。普通に役替わり公演のつもりだったのですが、複数の役をまとめたりして、かなりの変更が見受けられました。メインのストーリーは変わりませんが、大きく変わったのはまっつ演じる武部。中日で大ちゃんが演じていた佐竹がいなくなり、その役も担うのでいきなり「野合わせ」に登場(笑)。ここでさっそく壮ちゃん演じる文四郎と剣を合わせたりして、2番手チックな役に格上げの様相でした。本来の初登場シーンの留伊との場面では既に何か企んでいる感じがあって、中日の時とは全く違いました。父親の亡骸を運ぶ文四郎の傍らで武部に「♪反逆者」を歌われた日には…(^_^;)。武部の格上げもあって、親友2人の影が薄いこと薄いこと…。特にともみんの逸平は十代の設定を意識し過ぎか、わざとらしい若作りがヘンでした。ちぎ逸平で感動した、「泣きたかったら泣け」と文四郎と悲しみを共にする場面が薄っぺらくなっていて悲しかったです。

全ツ仕様のためか、ふくが江戸へ行ってから、お上のお手がつく流れがまるで紙芝居のように見せられ、あっけなかったです…。武部は最後の場面も変更されていて、ふくの隠れ家ではなく、逃げた2人を追っていき、最後には文四郎との1対1で切られていました。本来、大きな役ではないのに、ここまで目立たせるのは少しやり過ぎかなと思いました。

ショーは岡田先生。一応、「ナルシス・ノアールⅡ」というタイトルですが、色んな作品が混ざっています(^_^;)。「Rose Garden」あり、「ネオ・ダン」ありと何だかよくわかりませんでした。中でも「オール・バイ・マイセルフ」は前作の印象が強く残っているので、これを歌われるとまるでサヨナラ公演のような雰囲気が漂ってきてしまいました(^_^;)。本来、歌手とは言えない壮ちゃんですが、堂々と歌う場面が多くて、トップらしい貫禄が出てきたなぁと妙に感動しました。

明日も行ってきます。

宙組 退団者のお知らせ(追)

2013-08-20 21:58:51 | Weblog

ふ~ん、サヨナラショーね。

2番手でも専科スターでもなくて、
告知付きのサヨナラショーした人なんていたかしら…。


2013/08/19

宙組 退団者のお知らせ(追)

※サヨナラショーの実施が決まりました

下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。

 (宙組) 
  悠未 ひろ  
  咲花 莉帆
  夢月 せら
  貴姿 りょう
  
2013年12月23日(宙組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団

※なお、宝塚大劇場公演千秋楽(11月4日)および東京宝塚劇場公演千秋楽(12月23日)には公演終了後引き続き、悠未 ひろサヨナラショーを実施予定です。

花組『愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-』『Mr. Swing!』 8/18 11時

2013-08-18 21:44:07 | Weblog
観てきました。

※ネタバレ注意※

お芝居は想像していたより、“大恋愛物”ではなかったな…。宝塚でよく上演されるフランス革命の時代なので、ところどころでどこかで見たような…既視感に襲われ(笑)、最後に至っては、ギロチンの身代わりとくれば、「二都物語」、二人一緒に死ぬことを是とする姿は「王家…」かと(笑)。

そのきらびやかな宮廷服姿でてっきり貴族かと思ったら、アンドレアは貴族ではないのですね。なので革命以後の立場がなんともわかりにくい。貴族ではないなら、特に現政権に批判的でなければ捕えられることもなかったのかな。「高潔な…」と謳われる雰囲気はありましたが、やはりらんとむのイメージからするとみりおの演った闘士の方が似合う気がしました。登場の高貴な衣装が(鬘も…)似合っていないのが何とも…。

蘭ちゃんも高貴な人が似合わないのね(^_^;)。それ以外は文句のない出来でした。出会いはもっと高慢な感じが見えた方が後半に変わっていくという流れがわかりやすい気がしました。歌は本人比でかなりうまくなっていました。

花組大劇場デビューのみりお。身綺麗なので下僕だと気づくのに時間がかかりました(笑)。冒頭では3人で舞台上にいても、らんとむ、蘭ちゃんとは異空間な感じです。3人それぞれの心情を歌う歌は(柴田作品によくある)好きでした。“革命の闘士”なんて役はどうしたってかっこいいに決まっていますね(笑)。決起するような場面より、恐怖政治への迷いやマッダレーナへの思いで悩める姿が印象的でした。歌声に憂いがあって良かったです。蘭ちゃんとの絡みには妙な安心感がありました。2人は非常に似合っていました。

アンドレアの“親友”のパンジュ侯爵のだいもん。恐怖政治を生き延びた老いた侯爵がアンドレアの残した詩を手に“彼”を語りだすところから物語は始まります。「オーシャンズ11」で一気に上がってきただいもんがみりおを迎えた花組でどうなるかと思いましたが、非常に重要な役で最後は銀橋で大ナンバーを歌うという任まで負っていました。素晴らしい歌声で聞き惚れました。

この作品で退団するみー。どこか迷いのあるみりおの対極にいる完全なるジャコバン党員。体制に批判的なアンドレアを始末しなくてはと言い放つ人物。ソロはスカピンを思い出させるイントロでみーがショーブランを演ったらどうなるかなとちょっと思いました。

この作品は主要な役以外でもソロをもらっている人がたくさんいました。ユディット役とイデア・ド・レグリエ役が印象的でした。ただ、ユディットの歌詞は好きではないけれど(^_^;)。

ショーは楽しかったです。一番活躍していたのは蘭ちゃんではないかしら?バラエティに富んだ場面にあらゆる種類のダンスと見どころがいっぱいでした。特に旅人みりおを翻弄する幻やちょっとコミカルな野球の場面が良かったです。ちょっと変わったデュエットはヤンさんの振り付けだったんですね。これも良かったです(^ ^)。役替わりと大々的に宣伝しているらんとむと若手男役とのデュエットは(今日はあきら)期待外れでした。もう少し、女役が似合う人の方がいいかな(^_^;)…。