観てきました。
※ネタバレあります※
最後まで飽きずに観られておもしろかったです。さすがに柴田脚本だけあって、複数の娘役が活躍し、三角、四角と男女の関係が絡んでいて、見応えがありました。初演、再演は見ていませんが、調べるとみりおのアンリという役はなかったようですね。再演でバンケイさんが演じたアンドレなる役を膨らませたのでしょうか。動画サイトで悲しむアナベルをみつめる切ない表情のバンケイさんが映っているのを見ましたので。
プロローグの群舞からかっこいい~!さすが、KAZUMI-BOYさん。あまり見たことのないリフトもありました。つかみからバッチリでした。主役のジュリアンはのし上がるために、恋人を捨て、女性を誘惑することでのし上がっていこうとするのですが、最後は…です。複数の女性に絡む感じは「仮面…」にラストは「霧のミラノ」に似ていました。特にラストはアンリがきっと…と読めていたので、先に姿を見せていなくてもよかったかなと思います。銃声だけの方が衝撃的なのになぁ。そうすると「霧のミラノ」と一緒か(笑)。
今回のきりやんは芝居のキレが抜群でした。もともとうまい人ですが、こういうちょっととんがった役の方がより良さが発揮されるようで、私は好きです。古くは「PJ」のマウロとか、最近では「ラストプレイ」のムーアも好きかな。見た目は最初の若作り風(笑)リーゼントがあまり似合ってなかったぐらいで、あとは出世と共に変わっていくのでよかったです。ホンが思ったより、悪い男に描かれていなくて、もっとずるい感じが出たほうが後半とのメリハリが出た気がします。アナ・ベルの死を知る場面なんかはあってもよかったかなぁ。
まりもはホントに怪我してます(笑)?とてもそうとは思えない激しいダンスの連続でした。プロローグもガンガン踊っているし、パリで踊り子をしている場面なんて、衣装はダルマだわ、飛ぶわ、はねるわ、リフトされまくりだわのものすごさでした。役はとても純粋な役で愛する人のために身をひき、それでいて彼の成功をそばで見守っているという役でした。正直、あまり純な感じには見えなかったのですが、ジュリアンへの愛の強さは感じられて、ラストの必死にジュリアンを守ろうとうする姿や言葉が胸を打ちました。いいコンビになったなぁとシミジミと思いました。
ジャックのまさお。本当の悪はこっちですね。見た目より太い声だすので、悪の感じがハマっていました。同じ底辺にいたジュリアンだけがのし上がっていくのが気に入らなくて、邪魔をするべくゆすり紛いをするのですが、のちに一緒に暮らしているサビーヌへの思いはあるのでしょうか。その辺も描いてくれた方がおもしろかったかな。
アンリのみりおは新役かな。亡くなった上役の盲目の娘、アナ・ベルの世話役。どうみてもアナ・ベルに思っているのですが、思いを伝えるわけでもなくひたすら辛抱役。しかも、アナ・ベル自身は「アンリには何でも話せる」と恋愛の話までされてしまう辛さ…。失恋した正にその時にアナ・ベルの側にいて、その絶望的なアナ・ベルの姿をみながら、様々な“お願い”をただ「はい、わかりました」と答えるしかないアンリが悲しかったです。その後、アナ・ベルが自殺したとあってはジュリアンを憎むのは必然でラストはほぼ読めていました…。
総督の娘のエリザベートのりっちー。勝気な娘がピッタリ。「赤と黒」のマチルド風でした。愛を告げたところで出番が終ってしまったのがもったいない気がしました。
アナ・ベルの「花陽みら」は初めて見ました。調べると新公のヒロインも演っているんですね(@_@)。見た目が可愛い感じではありませんでしたが、健気な感じがより悲劇性を高めていました。愛を知って悲しむなら、いっそ何もなかったほうが良かったと歌う場面が泣けました。
ショーは中村B先生。相変わらず群舞がお好きで(^_^;)。芝居のインパクトに比べるとあまり記憶に残っていません。聞いたことのある曲が多かったのでそれが何の曲だったかな?と考えていたぐらいです。ショーを見ていて、つまらない振りを見るとうんざりしますが、あとで調べるといつも同じ振付家なのがさらにうんざりさせます…。
お芝居が大変気に入ったので、また行こうと思います(^ ^)v。
※ネタバレあります※
最後まで飽きずに観られておもしろかったです。さすがに柴田脚本だけあって、複数の娘役が活躍し、三角、四角と男女の関係が絡んでいて、見応えがありました。初演、再演は見ていませんが、調べるとみりおのアンリという役はなかったようですね。再演でバンケイさんが演じたアンドレなる役を膨らませたのでしょうか。動画サイトで悲しむアナベルをみつめる切ない表情のバンケイさんが映っているのを見ましたので。
プロローグの群舞からかっこいい~!さすが、KAZUMI-BOYさん。あまり見たことのないリフトもありました。つかみからバッチリでした。主役のジュリアンはのし上がるために、恋人を捨て、女性を誘惑することでのし上がっていこうとするのですが、最後は…です。複数の女性に絡む感じは「仮面…」にラストは「霧のミラノ」に似ていました。特にラストはアンリがきっと…と読めていたので、先に姿を見せていなくてもよかったかなと思います。銃声だけの方が衝撃的なのになぁ。そうすると「霧のミラノ」と一緒か(笑)。
今回のきりやんは芝居のキレが抜群でした。もともとうまい人ですが、こういうちょっととんがった役の方がより良さが発揮されるようで、私は好きです。古くは「PJ」のマウロとか、最近では「ラストプレイ」のムーアも好きかな。見た目は最初の若作り風(笑)リーゼントがあまり似合ってなかったぐらいで、あとは出世と共に変わっていくのでよかったです。ホンが思ったより、悪い男に描かれていなくて、もっとずるい感じが出たほうが後半とのメリハリが出た気がします。アナ・ベルの死を知る場面なんかはあってもよかったかなぁ。
まりもはホントに怪我してます(笑)?とてもそうとは思えない激しいダンスの連続でした。プロローグもガンガン踊っているし、パリで踊り子をしている場面なんて、衣装はダルマだわ、飛ぶわ、はねるわ、リフトされまくりだわのものすごさでした。役はとても純粋な役で愛する人のために身をひき、それでいて彼の成功をそばで見守っているという役でした。正直、あまり純な感じには見えなかったのですが、ジュリアンへの愛の強さは感じられて、ラストの必死にジュリアンを守ろうとうする姿や言葉が胸を打ちました。いいコンビになったなぁとシミジミと思いました。
ジャックのまさお。本当の悪はこっちですね。見た目より太い声だすので、悪の感じがハマっていました。同じ底辺にいたジュリアンだけがのし上がっていくのが気に入らなくて、邪魔をするべくゆすり紛いをするのですが、のちに一緒に暮らしているサビーヌへの思いはあるのでしょうか。その辺も描いてくれた方がおもしろかったかな。
アンリのみりおは新役かな。亡くなった上役の盲目の娘、アナ・ベルの世話役。どうみてもアナ・ベルに思っているのですが、思いを伝えるわけでもなくひたすら辛抱役。しかも、アナ・ベル自身は「アンリには何でも話せる」と恋愛の話までされてしまう辛さ…。失恋した正にその時にアナ・ベルの側にいて、その絶望的なアナ・ベルの姿をみながら、様々な“お願い”をただ「はい、わかりました」と答えるしかないアンリが悲しかったです。その後、アナ・ベルが自殺したとあってはジュリアンを憎むのは必然でラストはほぼ読めていました…。
総督の娘のエリザベートのりっちー。勝気な娘がピッタリ。「赤と黒」のマチルド風でした。愛を告げたところで出番が終ってしまったのがもったいない気がしました。
アナ・ベルの「花陽みら」は初めて見ました。調べると新公のヒロインも演っているんですね(@_@)。見た目が可愛い感じではありませんでしたが、健気な感じがより悲劇性を高めていました。愛を知って悲しむなら、いっそ何もなかったほうが良かったと歌う場面が泣けました。
ショーは中村B先生。相変わらず群舞がお好きで(^_^;)。芝居のインパクトに比べるとあまり記憶に残っていません。聞いたことのある曲が多かったのでそれが何の曲だったかな?と考えていたぐらいです。ショーを見ていて、つまらない振りを見るとうんざりしますが、あとで調べるといつも同じ振付家なのがさらにうんざりさせます…。
お芝居が大変気に入ったので、また行こうと思います(^ ^)v。
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