星組東宝『My dear New Orleans』『ア ビヤント』 4/25

早いもので、あれから一週間。
書くのがすっかり遅くなってしまいましたが、自らの記録用に残しておこうと思います。

４月２５日（土）

朝から雨…。もともと雨予報でも朝だけでもとの願いもむなしく雨の中大荷物を抱えて、
出かけることになりました。最寄り駅でリムジンバスを待っていると腕時計が止まって
いることに気が付きました。「時間よ、止まれ」ってことか？と感傷にひたるより前に
これからの移動に困ったな…と思いは超現実的(^_^;)。飛行機は雨のせいか遅れて
離陸。それでも、途中、巻いたのか（笑）ほぼ定刻に到着。機長のアナウンスで東京
も既に雨であることを知り、ガックリ。荷物を抱えて飛行機から出るとあまりの寒さに
驚きました(@_@)。モノレールと電車を乗り継いで有楽町駅に着いたのは10時少し前
でした。大きな荷物をロッカーに放り込んで駅構内を出ると、ふと目の前にはビックカ
メラ。あ、時計…。ここで電池を入れ替えてもらおうと思い、10時の開店を待つことにし
ました。開店と同時に店内に入り一直線に時計売り場に。最新のTVやPCには目もく
れず、人のまだいない時計売り場の更に修理カウンターに直行する人はちょっといな
いと思います（笑）。当然、１番に受け付けをしてもらって待つこと10分程で無事に我が
腕時計は時を刻み始めました。そして、いよいよ劇場へ向かいました。雨の降る外の
寒いことと言ったら、想定外でした(>_<)。先乗りしている友人たちはこの天候のせいで
全く相手をしてくれなかったので、コンビニでお茶と軽食を買って、早々に劇場ロビーを
くぐりました。

11時公演は自分の気持ちも舞台から感じるものも割りと普通に感じられました。12日
に観たときも感じたのですが、ムラでの毎公演感じでいた“熱”のようなものが少し薄
れたのかも知れません。それもショーの後半になるとやはり淋しさは隠しようもなく…。
この回は友の会貸切公演だったので終演後にとうこの挨拶がありました。実は友の
会貸切公演を観劇するのは初めてだったので挨拶があることにちょっと驚きました。
とうこの挨拶はいつものように笑いを取るでもなく終始しんみりしていていよいよ最後
が近づいていると実感させられました。

大休憩は雨のせいで遠出をしない人たちがシャンテ内に集中。そこここに座る人の
多さに驚きました。

サヨナラショー付の午後公演は客席の意気込みが11時公演のそれとは段違いでした。
それはこの場に居合わせるための努力が11時公演の比ではないので(^_^;)当然と言
えば当然ですが。お芝居は二人の別れの場面がつらいな…。ルルが泣き過ぎると
“嘘”にならなくなってしまう。「どうした？」とジョイに問われて目が潤んでいるのがせ
つない…。別れた後にジョイが歌う「Sweet Black Bird」の冒頭のアカペラ部分が歌と
言うより語りのようでこれまたせつなさ倍増です。多分、東京からだと思うのですが、
最後にライトが客席に一斉に向く演出はいいなと思います。拍手の効果音と一緒に
本当の客席からも拍手が起こりやすくなったと思います。ショーは前半は楽しくとも後
半は否が応でもサヨナラを感じずにはいられませんでした。

サヨナラショーの準備の時間は英真組長がとうこの手紙を朗読しました。これがムラで
読まれたものと全く同じで私が聞くのは既に３回目。（明日で４回(^_^;)）ショーの構成も
ムラの時と全く同じ。とうこに合った歌中心の構成はとうこの歌が好きな私は大満足
でした。最後の曲で一ヶ所歌詞が飛んだのは本当に残念！カーテンコールでは最後の
場面にいなかった退団者も勢ぞろいでこのラインナップを明日は決して見られないと心
してみつめていました。

外に出るとまだ雨…。出待ちのための白い軍団が雨に濡れていました…。気の毒に…。
今日は明日に備えて友人たちは誰も“外出”しないそうなので私もおとなしくホテルに
向かいました。風も強かったのでホテルに辿り着くと上着はかなり濡れていました。
チェックインして一息つきたいところでしたが、何せ空腹(^_^;)なので再び雨の中を出か
けて行き、そこらを一回りして食料を調達してきました。明日の最後の入り待ちは「天
気次第！」と豪語しつつ一応、朝に劇場前で待ち合わせだけしておきました。

長くなったので分けます。