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雪組バウ『ニジンスキー』-奇跡の舞神- 4/29 11時

2011-04-29 17:28:11 | Weblog
観てきました。

忘れていました…、ニジンスキーが同性愛者でもあったことを(^_^;)。ちぎときたろうが“キス”した時にはギョッとしてしまいました(@_@)。その後、段々と思い出し、確か精神を患っていたはず…と気づくと結末はそれに突き進んでいきました…。

冒頭に一踊りしてセリフを話し始めたちぎは何だかしんどそう。既にニジンスキーが悩みを抱えていたことを考えればそういう役創りなのかと納得することにしました。踊っている時のちぎはその踊りもさることながら、表情が魅力的でした。ところどころで何ともいえない表情を見せ、キメの顔も華のあるスターにしか出来ないような魅力がありました。歌は悪声も手伝って、とても心地よい歌とは思えませんが、主題曲?は何度も歌われ、すっかり慣れました(笑)。フィナーレまで含めたこの公演は相当大変そうでカーテンコールの義援金云々の挨拶では息が切れっぱなしでした。長丁場の公演、がんばれ~。

“相手役”のセルゲイ、きたろうは既に専科の輝き。髭も老けた感じも何の違和感もなく、たっぱがあってガッチリした感じの人は今の専科にはいないので、その点も貴重な存在です。同性愛者でニジンスキーを愛し、その愛を歌にされると宝塚ではちょっとビビリました(笑)。フィナーレでちぎとあゆとのデュエットのあとにちぎと踊る場面があるぐらいですから、やっぱり相手役ですね。

あゆが演じるロモラは世間的には“悪妻”と言われていた人物ですが、この作品においてはそういう扱いではありませんでした。純粋にニジンスキーを愛し、最後まで彼を支え続けました。苦悩の表情の多かったちぎが笑顔を見せるのはあゆの前だけでした。

その他の組子では振付家の大凪くん、ダンサーのせしる(何故に舞台で踊る場面がなかったのか??)、作曲家のキング、振付助手の彩凪くん(女役!)が目立つぐらいでした。専科はソルーナさんとまゆみさん。まゆみさんはトゥシューズをはき、トゥで踊っていました(@_@)。

この作品は役が少なく、アンサンブル状態の面々がもったいなかったです。いっそ、出演者を少なくして、残りはショーのある全ツに出演させた方がどちらにとってもよかったんじゃないかなと思いました。



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