花組バウ『フォーエバー・ガーシュイン』－五線譜に描く夢－ 6/8 2時半

観てきました。

月組のバウに引き続いて若手初主演と演出家デビューの組み合わせ。今回もまた成功と言えると思います。
ストーリーの中にふんだんにショー場面が盛り込まれていて、非常に楽しかったです。暗転が多いなどの難点もありますが、普段はあまり見られない若手がはじけて歌い踊る姿に新鮮な感動を覚えました。

初主演のキキは星組時代の記憶はあまりなく、花組で一気に上がってきた感じがします。ただ、こんなに早く主演バウが来るとは意外でした。実際、どうかな？と訝っていましたが、新たなスターの誕生でした！恵まれた長身と容姿、くせのない伸びやかな歌声で真ん中に立つのが似合いでした。

ヒロインの仙名さんは全く知りませんでした(^_^;)。主席入団の優等生のようですね。さすがに実力は確かで歌もしっかりしていました。ただし、ヒロインとしての可愛さはないかな…。

あきらはこういう役どころにいってしまうのかな…。雰囲気がともちんにかぶりますね。

他に目立つのは柚香くん。なんとフレッドアステア役。真ん中でタップなど軽快に踊っていました。途中、ステッキを落としてしまい、明らかにムっとした顏に素顔がのぞいて笑えました。兄役のたそは人の良さがにじみ出ている好演。好きだなぁ、たそ。

その他、若手が総じて歌に破たんがない！一時期から音楽学校が歌に重点をおいていると聞いていたので、いよいよそれが花開いてきたのかも知れません。

新しい人材（演出家、生徒）が発見できるバウ公演。設立当時の公演形態に戻ってきたようで嬉しい限りです。