自分力

朝起きて　台所の蛇口をひねるときれいな水が出る。
テレビをつけると何も自分で考えなくても笑わせてくれたり、色々な情報をソファに座りながら知る事ができる。
文明が進んだ便利な毎日。

キャンプに出掛けると水場やトイレさえすぐ近くにないから、不便な故にあれこれ工夫する。
川へ水汲みに出掛ける昔話のおじいさんを思い出す。

少し前から自分の底にあるはずの「力」について考えるようになった。
便利で安全に守られた生活からはそんな「力」が衰えてゆきそうで。

幸運にも　朝目覚めて４０kmある夏の湖畔を一周「ジョギングしてくる。」という人が近くにいて、もちろん真似はできないが、鍛えると人間そんな事もできるらしい。

食べ物だって　賞味期限は目安にするけど、自分の嗅覚や舌を一番に信じたいと思う。

名付けて　そんなこんな「自分力」。鍛えたい。