蝸牛の歩み

「お話」を作ってみたくなりました。理由はそれだけです。やってみたら結構面白く、「やりたいこと」の一つになっています。

ダンボルギーニ

2016-01-27 20:15:28 | 日記
宮城県の段ボール加工会社が段ボールで作った、イタリア製高級スポーツカー「ランボルギーニ」の実物大模型「ダンボルギーニ」が、本物の「ランボルギーニ」と共演することが、同社への取材で分かった。ランボルギーニ正規販売店の担当者が製作者の思いに共感し、申し出た。「ダンボルギーニ」と「ランボルギーニ」の2台は、東日本大震災の壊滅的被害から復活し、今月23日にようやくオープンを迎える宮城県女川町の駅前商店街に展示され、復興に華を添える。

 と言うニュースが目に入りました。ランボルギーニは4800万ほどするらしいですな。ダンボルギーニは、加工会社の社員さんたちが仕事の合間にコツコツ作り上げた、500個のパーツを組み立てたものだそうで。ツィッターに投稿したら麻布のランボルギーニの正規販売店から、メール。社長、てっきり怒られると思ったそうですが、麻布店に勤務している社員の一人が宮城県出身で、女川町で開催される駅前商店街の開店記念に、ダンボルギーニと並んで花を添えることになったと申します。
 ダンボルギーニを製作した会社の社長は、こんな辺鄙なところでも面白いことをやってるやつがいるという事を報せたくて、この企画を思い着いたそうですよ。
 いい話じゃありませんか。なにより洒落てる。「仕事の合間に」って書いてありますが、要するに、遊んだわけですよ。四方八方見渡せば、金・金・金の世の中ですが、捨てたもんじゃない。「こんな辺鄙なところ」に行って見ようじゃないか…と思う若い人が、いや別に若くなくてもいいんだ、第二の人生を楽しもうてぇ人が一人でも集まってくれたらいいなと思いますよ。
 私も何かやってみたくなりましたね。この記事の効用ってやつでしょうかね。
 えっ、もうやってるじゃないかって。ああ、このカタツムリですか?そう言われればそうですな。いやいや、もっと高尚な、ほら、ルーペかなんか片手に、苔とか花とかを観察したいものですな。そうなれば、ワタクシもナチュラリストなんてぇことになりますな。尊敬しておりますレイチェル・カーソン様に一歩近づけるかもしれません。