南米料理と音楽の店 ペーニャあまんかい

アルゼンチンから一番遠いペーニャ(南米の音楽酒場)へようこそ

絵本のお話

2006-09-04 01:11:26 | 南米的沖縄生活
この秋ペーニャあまんかいでのイベントとデュオ・パマルカのライブが目白押しなので、打ち合わせなどで、とーっても忙しいのですが、私自身も わくわく楽しみにしています。
決まり次第、お知らせします。

そんな折、かわいらしい一冊の絵本が届きました。お友達の千恵さんがお話を書いた本です。たこ君が海行き電車に乗るのですが、「ザブゴト ザブゴト」と走ってゆきます。場面が想像できてしまうこのザブゴト。
千恵さんの音に対する表現はすばらしいです。
前に紹介した「七つのピアソラ」でも感じましたが、彼女が文章で表現した音はまるで演奏を聴いているようなのです。

このキュートな たこ君も海の町からやってきます。海や川の世界を題材にした絵本はいろいろありますが、中でもお気に入りは「おっきょちゃんとかっぱ」です。おっきょちゃんは川の世界がすっかり気に入り、帰るのを忘れてしまいます。帰る方法がまた面白い。どうぞ読んでみてください。

母に何度も読んでもらった本の音は今でも私の中に残っています。私の場合は「行くなぁ~ガサガサ」ですね。数年前に、この本の名前が思い出せなくて図書館員さんに「3人の兄弟が・・病床のお母さんがたべたいという・・山の桃をもぎにいく、こんな感じのです」と言ったら、ものの見事に探し出してくれました。
装丁も当時読んだもののまま「なつかし~」と思わず叫んでしまいました。
桃と思っていたのは実は梨で「やまなしもぎ」という題でした。しばらくは家の娘も「いくな~がさがさ」「いけよぉ~がさがさ」やっておりました。

アルゼンチンの民話がベースになった「こがねあしのひよこ」と言う絵本があります。
このタイプの復讐劇勧善懲悪、しかも主人公が鳥というのは、不思議なのですが、実はいろいろな世界で共通なのです。インド民話の「ランパンパン」も主人公はカラスですが、内容はほとんど同じです。

インディオの生活がベースになった絵本、南米のものはまだ読んだことがないのですが、(でているのかな?ご存知の方教えてくださいね)
アメリカンインディアンをテーマにした「とうもろこしおばあさん」
挿絵はとても繊細で おばあさんが髪の毛から引きづられている絵がショッキングです。しかもその姿が、とうもろこしを彷彿とさせるのでとても印象に残っています。
「みにくい娘」もアメリカンインディアンの絵本です。インディアン版シンデレラですか。絵もストーリーも見事です。

あっ絵本の紹介になってしまいました。すみません。


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