南米料理と音楽の店 ペーニャあまんかい

アルゼンチンから一番遠いペーニャ(南米の音楽酒場)へようこそ

セー小先生

2013-03-22 09:23:00 | 南米的沖縄生活
私が沖縄に来るきっかけは、今から24年前
鶴見の沖縄県人会の方に三線を習いたいので教室を
作って欲しいと直談判して快諾してくださった
大城先生が登川流のお弟子さんでした。

折角、三線を習っているのだから沖縄で本物を聴きなさい
と促され、その時は学生で沖縄文化をテーマにしていたことも
あり、すぐに沖縄行きを決めました。
沖縄着くとそのまま登川先生のご自宅へ連れて行かれました
私もあまり登川先生の事を知らないままに向かい

「あんたは、林助(照屋林助さんの事)のこと書いている
らしいがなぜ俺のことを書かない」
「イヤー申し訳ない」
「あんたウチナー口わかるね?」
「いえ解りません 勉強中です」
「じゃ帰んなさい」

なんだかとてもハードな言い回しをされますが
次第に彼独特の辛口のユーモアに慣れてきました。
好きな闘鶏のお話を楽しそうにお話してくださいました。

その時は沖縄古典民謡、琉球漫談、映画などでも活躍されて
おられる照屋正雄さんのご自宅でホームステイし
照屋林助さんのワタブーショーを拝見し
沖縄の芸能を支える素晴らしい人々に出会い
何ともディープな本当に貴重な素敵な時間をすごしました。

月日は流れ、三板(サンバ)教本のスペイン語訳を頼まれ、
三板の日に再会を果たしました。

「ご無沙汰しております」
「親不孝ものめ!」

また怒られてしまいました。

セー小先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます

照屋正雄さんと登川誠仁さん