南米料理と音楽の店 ペーニャあまんかい

アルゼンチンから一番遠いペーニャ(南米の音楽酒場)へようこそ

歌姫誕生秘話

2008-03-04 03:49:15 | 南米の音楽Musica
先日御紹介したアルゼンチンのラジオ局 Radio del Foro を
最近良く聴いていますが、大変珍しく貴重な録音が流れる
ので驚くのと同時にこの局の熱意と探究心に感心しています。

シルビオがこのラジオのフォーラムに参加するようになって
からアルゼンチン国内もしくは海外からシルビオに関する
音源が集まり30年程前の本人も持っていないような曲が
流れてきたりしています。

1969年頃共演したキューバの女性歌手エレナ・ウエルタの
アルバム「ニコラス・ギジェン(キューバの詩人)を歌う」を
持っている方がいて、ラジオ局にシェアされました。
一度特集を組んでくれ、現在はときどきラジオで流れています。

今日はラジオ局から「シルビオがびっくりするような録音が
手に入ったよ」とメールが届きました。古い録音なので現在
編集作業中だそうで「シルビオは昔はずいぶん声が高かった
んだね」との意味深なコメントつき。
近日放送予定だそうです。うぉー聴きたい

また、アルゼンチンの国民的女性歌手メルセデス・ソーサの
誕生秘話は以前シルビオから聞いていましたが、このラジオ
で放送された録音はそれを証明するものでした。

豊かなヒゲをたくわえギターをかき鳴らして豪快に
フォルクローレを歌う今は亡きホルヘ・カフルーネ。
彼はコスキンフェスティバル音楽祭で主催者側の反対を
押し切って、無名のトゥクマーナ(ソーサはトゥクマン州出身)
を舞台にあげました。
小さな太鼓カハだけで「Cancion del Derrmbe Indio」を
歌うソーサ。会場の拍手喝采。その後のカフルーネの語りで
彼女は当時3人の子供の母であることも紹介されています。
この事が切っ掛けとなり彼女は一躍大スターとなりました。
歴史的録音ですね。この録音を持っている人もすごい。

ますます このラジオが好きになりました。

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Jorge Cafrune/Zamba de mi esperanza