南米料理と音楽の店 ペーニャあまんかい

アルゼンチンから一番遠いペーニャ(南米の音楽酒場)へようこそ

国境辺りがおもしろい

2007-05-01 14:26:03 | 南米の音楽Musica
以前から、パラグアイの音楽家達が恩納村にあるホテルで演奏していると聴いていたので、時間を見つけて行くつもりだったのですが、なかなか実現せず数カ月たってやっと訪れる事ができました。
南米のアルパとギターとバンドネオンの編成のトリオ。パラグアイと国境を接したアルゼンチンの北、リトラル地方のリズムがとっても似ていて、シルビオの故里で聴いた音楽を思い出していました。

国境といえばブラジルに近いコリエンテ州のベジャ・ビスタのお祭りではほとんどブラジルのサンバカーニバルのような衣装、リズムで「ここは本当にアルゼンチン?」といったような感じなのです。ブラジルのビール会社「ブラマ(BRAHMA)」も協賛したりなんかして
アルゼンチンの中のブラジルがそこにはあります。

ポルトニョールと呼ばれている、ポルトガル語とスペイン語がミックスしたような言葉も使われています。
国境付近で混じりあいながら音楽や文化が影響しあっているのがはっきり見て取れますね。

さて、パラグアイの方々とも、すっかり仲良くなって、バンドネオン担当のフリオさんはお休みの日になると私達のペーニャに遊びにきてくれました。フリオさん沖縄最後の日にシルビオと私にパラグアイの伝統衣装アオポイをプレゼントしてくれました。
アオポイはとても繊細なデザインで夏はとても涼しいと定評があるんですよ。(本当に嬉しいです。今年の夏着ます。)
そしてフリオさんが手渡してくれたアルゼンチンの音楽家達が良く知られた曲をグアラニー語(アルゼンチン北部からパラグアイに住むグアラニー族がつかう言語)で歌った、ユニークなCDを聴きながら夜更けの海岸ぞいのヤシ並木を走り抜けて一路、那覇へ向かうのでした。