南米料理と音楽の店 ペーニャあまんかい

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ミニチュアギターの世界

2006-08-06 01:31:35 | 南米的沖縄生活
アルゼンチンのおみやげにシルビオがギター工房で一目惚れした、ミニチュアのギターを買ってきてくれました。

木も本物と同じものを使い、ニスを使わず、綿棒の先で長い時間をかけて磨いた密やかに輝いている、ちいさな美しいギターです。
ナイロン弦は本物の10/1程の細さ、指でなでると弦が響く位、一本一本がしっかり張られています。

ユパンキを弾かれる福岡の大石さんがお見えになっていたので、このギターをお見せしたら、スペインクラッシックギターの巨匠アンドレ・セゴビアのお話をしてくださいました。

セゴビアがドイツの町をあるいていていたとき、店頭に並んでいたミニチュアギターが目に留まり、その繊細さとバランスの良さに「ぜひこれを作った職人さんに私のギター製作をお願いしたい」ということで白羽の矢が立ったのはハウザーのギターだったそうです。
今では大変高価な値段で取引されるハウザーギターはミニチュアがきっかけだったのですね。

職人の技術を駆使してつくるミニチュアギター。奥深く、あなどれません。