ムラサキカタバミ(紫片喰、紫酢漿草)
学名 Oxalis corymbosa
別名 キキョウカタバミ(桔梗片喰)
英名 Violet wood-sorrel
カタバミ科カタバミ属
南アメリカ原産
江戸時代末期に観賞用として導入され、日本に広く帰化している。
駆除しにくい雑草の代表的な種類
花は桃色。
種子は付けず繁殖は鱗茎の周囲に小さな鱗茎を生じることで行われる。
鱗茎とは?地下茎の一種。短い茎の周囲に生じた多数の葉が養分を貯えて多肉となり、球形・卵形になったもの。ユリ・タマネギ・スイセンなどにみられる。
鱗茎は半透明で食用になる
似たものに イモカタバミ
曇りや雨の日や夕方は花は閉じている。
咲いていたのは、ガジュマルの根元でした。
右下の黄色いのは、カタバミです。
写真は拡大します。
>菫も英名ヴァイオレットだったはずです。
ムラサキカタバミ
英名 Violet wood-sorrel バイオレットウッドソレル
この場合、Violet(すみれ)は、スミレ科スミレ属の総称であるスミレではなく
色の名前だと思います。
カタバミwood-sorrel の花弁は、ふつう黄色ですが、このムラサキカタバミはピンク色です。英語ではViolet wood-sorrelのほかに pink wood-sorrelとも言うようです。
スミレ同様、写真で花弁の本当の色を出すのがむずかしい花のひとつです。
日本語の菫色とは、紫色の一種で、スミレ(スミレ科 スミレ属 )の花弁の色で
スミレならびに菫色に相当する英語が"violetが"(バイオレット)というわけですね。
wood-sorrelのsorrelは、タデ科の多年草のスイバ(酸い葉)と訳されます。ムラサキカタバミの茎は子どものころ身震いするほど酸っぱい味がしたことを覚えています。
>お仲間でしょうか。
分類上、双子葉植物綱までは仲間と言えそうですが、
その下の分類では、
フウロソウ目
カタバミ科
カタバミ属
スミレ目
スミレ科
スミレ属
と異なります。
余談ですが、
「紫」はもともとムラサキ(紫草 シソ目ムラサキ科 花弁の色は白)という植物の名前で、その根(紫根)を染料にしたことから、これにより染色された色も「紫」と呼ぶようになったということです。
ムラサキが群生する植物であるため、『群(むら)』+『咲き』と呼ばれるようになったとする説もあります。
古来、紫色は気品が高く神秘的な色とされ、また紫草の栽培が困難だったため珍重され、古代中国、日本などでは、高位を表す色とされます。時代が下ると黄色に。
紫(むらさき)は青と赤の中間色で、菫のような色であり
英語ではパープル(purple)は紫色ですが、
菫色、バイオレット (violet) を紫に含む場合もあるということです。
ちなみに、スミレの語源は、花の形が大工道具の墨入れ(墨壷)に似ているからとする一説があります。
今では奄美ですら、やかましく言われるようになりましたが、日本では古来、春になると野に出て若菜を摘む習慣がありました。スミレもその若菜のひとつとして「摘み入れ草」が「つみれ」になり「すみれ」に変化したとする説もあります。「菫」は漢名から当てられたということです。
長くなりました(笑)が、くわしくは、検索して、ご確認下さい。
以前,「貝紫」について調べたことがあります。
紫についてくどくてすみません。
そういえば,源氏物語に登場する「紫上」は美人だったのでしょうか?。(笑)。申し訳ありませんでした。