一口馬主ゴンザレスの日記

社台・サンデー・G1・キャロットの出資馬を中心に競馬の話題あれこれ

ツアー翌日の牧場巡り

2018年06月25日 22時03分08秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
今年の延泊旅行は馬旅にしました。例年はだいたい普通の観光旅行をするんですが、久しぶりに日高、静内、浦河方面の牧場をブラブラと巡ってみようということになり、日曜のツアーが終わってからレンタカーを借りて出発です。翌日からの行動を考えて、日曜のうちに静内まで移動。宿泊したのは、静内エクリプスホテルです。キタサンブラックルームがあることで有名ですね。


(ホテルホームページより転載)

あっ、この部屋に泊まった訳じゃありませんよ(笑)泊まったのは普通の部屋です。そうそう、このホテルの売りは朝ごはん。楽天朝ごはんフェスティバルで、「北海道一の朝ごはん」に認定されたそうな。普段は朝は食べない人間ですが、こうなりゃ食べるしかない!



朝ごはんを食べに最上階にあるレストランに行き、外を見ると、天気はやや微妙で雨が降りそうな感じ。何とか我慢してくれないかなぁ。ともあれ、朝ごはんは美味しかったです。朝から食べ過ぎました。バイキングと言われると、あれこれ食べなきゃ損だと思っちゃうんですよね(笑)あと、ちょっと感動したのは、お昼用にオニギリを持たせてくれるんですよ。こうした小さな心配りって嬉しいもんですね。さて、食べ過ぎで重たいお腹を抱えて、牧場巡りに出発。まず向かったのは、ホテルから約50kmほど走った浦河にある渡辺牧場です。ここには、功労馬として有名なあの馬がいます。





牧場の方にご挨拶をして、放牧地に行くと、こちらに気付いて近付いてきてくれました。馬服を着ているのがナイスネイチャです。





もう1頭はセントミサイルかと思っていたんですが、セントミサイルは訪問の前週から体調を崩して療養中で、この馬はメテオシャワーというお馬さんだそうです。いつも一緒に放牧している友達みたい。この日は会えませんでしたが、療養中だったセントミサイルは、訪問日から4日後の先週金曜日に旅立ったそう。一週間早かったら会えたのに残念です。ナイスネイチャも、ずっと一緒だった仲間がいなくなったことに気付いているのかな。







1988年産、ナイスネイチャは30歳になっていますが、とても元気そうでした。ナイスネイチャと言えば、有馬記念の3年連続3着で、ワイド導入時のキャラクターに抜擢されたことを思い出しますね。お母さんのウラカワミユキはサラブレッド牝馬の国内最長寿記録の36歳まで生きた馬。お母さんの年齢を目指して、頑張って欲しいものです。



一通り触れ合うと、また2頭で放牧地に戻って行きました。そして、のんびり草を食んでいました。ゆっくりと時間が流れています。こうして、かつての名馬達に会いたいと思っていても、なかなか簡単に会いに行けません。「いつか」と思っていても、なかなかその機会は訪れないんですよね。でも、そうこうしているうちに亡くなってしまうと、もう会えなくなってしまいます。できるだけ行動に移さないといけませんね。セントミサイルの件で、改めてそう思いました。

さて、渡辺牧場を後にして向かったのは、優駿の里アエルです。ここには、2頭のG1馬が繋養されています。過去に何度か泊まったことがありますが、功労馬に会うのは初めてだな。





1993年のダービー馬ウイニングチケット、2007年の高松宮記念を勝ったスズカフェニックスです。まず、ウイニングチケットの放牧地へ。牧柵越しに眺めていると、あっ、こっちに気付いて来てくれました。



柴田政人ジョッキーと言っても、現役時代を知るファンはもう少ないのかもしれません。ビワハヤヒデ、ナリタタイシンと3強と呼ばれた93年クラシック世代。懐かしいなぁ。背中が落ちてきていますが、とても元気そうでした。



続いてスズカフェニックス。こちらも、近付いて来てくれました。



ウイニングチケットに比べれば若いですし、年齢的にもまだ元気。一心不乱に草をむしゃむしゃ。



続いて向かったのは谷川牧場。お目当ては、この馬です。



94年クラシック世代は、牡馬はナリタブライアンが圧倒的な強さで三冠馬になった年。この世代は私にとっては特別な世代で、思い出補正もあって、高校生だった当時の記憶と共に鮮やかに甦ります。この年のオークス馬がチョウカイキャロル。秋にヒシアマゾンとエリザベス女王杯で叩き合ったレースを良く覚えています。オグリローマン、ゴールデンジャック、アグネスパレード、メモリージャスパー、懐かしいなぁ。



しばらく遠くから眺めていると、近くに来てくれました。



だいぶお婆ちゃんになったけど、元気そうでした。栗毛に白い流星、まさしくチョウカイキャロルです。



実はチョウカイキャロルにはずっと会いに行きたいと思っていて、2010年の牧場見学の時にも真っ先に候補に挙げて、谷川牧場に行ったのですが、その時には見学することができず、以降もいつか行こうと思っていました。今回ようやく実現できて良かったです。鞍上は残念ながら早く逝ってしまいましたが、お前は長生きするんだぞ。

牧柵越しにゆっくりとチョウカイキャロルを見学して、次はテイエムオペラオーのお墓参りへ行きます。道中、浦河神社に寄りました。この階段、数えて100段ピッタリかと思ったら、101段だって。キリ良くすればいいのに(笑)



もちろん、御朱印も頂きました。昨年の富良野神社に続いて、北海道2つ目ゲット!



さて、テイエムオペラオーのお墓のある白馬牧場に到着です。海沿いから少し入ったところ。施設入り口の横にお墓があります。正面右にテイエムオペラオー、左にはゴスホークケンのお墓です。その他のお馬さんのお墓にもなっているんですね。





昨日は和田騎手がオペラオーの天皇賞(春)以来17年ぶりとなるG1制覇。優勝インタビューで、「オペラオーが後押ししてくれた」って涙ぐんでいましたが、こういうの、良いですよね。それにしても、改めて古馬国内G1グランドスラムって、とんでもない記録です。一時代を築いた名馬に合掌。しっかりとお墓に手を合わせて、その次に向かったのは、優駿メモリアルパークです。目的は久々のマヤノトップガン。2010年に見学して以来ですね。トップガンは、駐車場横の放牧地にいます。





駐車場の横には、有名なオグリキャップの像が建っています。そして、その横にはグルリと名馬の墓石が。ここには何回も来たことがありますが、ナリタブライアン記念館(現在は閉館)に入ったり、優駿スタリオンの見学をさせて頂いたことはあれど、お墓をシッカリと見たことはありませんでした。















優駿メモリアルパークを後にして向かったのは、この日最後の目的地であるビッグレッドファームです。ここでは、事務所で記名して赤いストラップの名札を貰い、あとは自由に放牧地を見学してね、というスタイル。以前に伺った時よりも放牧地の牧柵が高くなっていた気がしますが、ラフィアンの会員でもないのに、こうして自由に見学させて頂けるのは有り難い限りです。

草を食むグラスワンダー


昨年社台スタリオンから移動して来たダノンシャンティ


泥んこゴールドシップさん


この日一番可愛く撮れたシップさん


柵を噛んでガウガウ唸っていたシップさん


ここで会うのは2回目アドマイヤマックス


同じく2回目アグネスデジタル


遠くに見えるタイムパラドックス


こちらも2回目コスモバルク。前回はまだ現役だったような。


マイネルラヴのお墓


2011年の見学時は健在だったイブンベイのお墓


詰め込んだ牧場巡りはこれにて終了。15時過ぎに見学を終え、ビッグレッドファームから千歳空港へ。17時にレンタカーを返却し、買い物をして、19時半のフライトで帰宅しました。朝からぎっちりと予定を詰め込んだけど、雨模様の中で色々と見て回れて良かったです。たまに日高方面の牧場を見て回ると、普段見慣れている社台グループの牧場とはまた違う側面が見えてきます。何年かに一度は、こういう牧場巡りも良いものですね。ということで、今年の馬旅はこれにて終了!

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