一口馬主ゴンザレスの日記

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ディアデラバンデラ、引退

2014年12月24日 16時06分57秒 | 【引退】09年産出資馬
2014/12/24 吉村厩舎
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「スタートである程度立ち遅れても無理なく追走できるようにと、ここ2戦は2000mを使ってきましたが、単に出遅れるというよりは、重心が後ろになって出てからの二の脚もつかない格好になってしまいました。縁あって管理させていただくことになりましたが、転厩当初からかなりの素質を感じてきました。なんとか実戦でその素質を引き出したかったのですが、なかなか自分のリズムで走らせることができず、会員の皆様には大変申し訳なく思っております」(吉村師)このクラスにメドが立つ走りを見せてくれていたのですが、ここにきて課題のゲートが不安定になってきて、スムーズなレースができなくなっていました。本来ならマイルぐらいがいいのかもしれませんが、芝のマイル戦は優先出走権を確保できないとかなりの間隔が必要となりますし、出走機会が大幅に減ってしまいます。本馬の置かれた現状からもこのままでは会員の皆様のご負担ばかりが増える懸念から、吉村圭司調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様には大変残念なことと存じますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面をもちましてご案内いたします。
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【キャロットクラブより、公式HPの近況レポート等の転載につき、許可を受けています。】


先週の競馬で13着と惨敗したディアデラバンデラの引退が発表されました。近走の不振ぶりを考えればこの結論は妥当です。期待ほどの活躍ができず残念ですが、仕方ありません。

大人気の中、2010年度一次募集で当選した時には、クジ運のない私にしては珍しいラッキーもあるものだと喜びんだものです。シンボリクリスエス産駒は総じて馬体を良く見せるものの、活躍馬ディアデラノビアの初仔として、大きな期待を抱いての出資でした。(ちなみに翌年、妹ディアデラマドレも最優先で申し込んだのですが、こちらは見事に落選しています…。)

デビュー前の追い切りでのジョッキーのコメントや、その後の営のコメントからも、能力を秘めていたことは確かだと思います。ただ、この馬の最大の問題点は「気性」で、最後までこれが改善されなかった。去勢をしても改善されず、何をやってもダメ。陣営も、障害を使ったり、ダートを使ったり、芝マイルを使ったり、中距離を使ったりと、やれることはやって頂きましたし、その点については何の不満もありません。シンボリクリスエス産駒の悪い部分が出てしまった印象で、こればかりは仕方ありません。

能力があってもそれを発揮できないのは、それも含めて競走馬としての資質です。馬体、身体能力、それを生かす気性、全てが噛み合って競走馬としての活躍度合いが決まる、「気性」の大切さを教えてくれた馬でした。一つしか勝てませんでしたが、23戦走ってくれました。本当にお疲れさまでした。

ディアデラバンデラ
 父シンボリクリスエス
 母ディアデラノビア(サンデーサイレンス)

2009年3月13日生まれ
ノーザンファーム生産
栗東 角居勝彦厩舎→吉村圭司厩舎(転厩)

通算成績23戦1勝 1-1-2-1-18

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