いまでもその道路を通り過ぎる時、心で手を合わす場所がある。
今年の初めに、ある著名人のお子さんが交通事故に遭われた場所だ。それでも街の情景は変らない。何も変らないように今日も終わるのだな~なんて感じながら、忘れてはいけないことにまた気持ちを入れなおす。その場所に手向けられた小さな花に・・。
★世界選手権モトGP(前WGP)で戦った、阿部典史選手が亡くなった。1994年・鈴鹿のレースに18才でスポット参戦デビューを果たし、そのレースで当時の世界王者たちと堂々トップ争いを演じた。その後、WGPで通算3勝をあげている500ccクラスのGPライダーだった。享年32歳。レース中の事故ではない。道路の右車線側を走っていた彼のバイクが、同じ方向を走る左車線側の大型トラックの右側面に衝突したという。トラックがUターン禁止場所なのに急に車線変更を行い起きてしまった事故らしい。彼はレースのように、路上からは生還することができなかった。さようなら、バリバリ伝説。安らかに眠れ。
この世界で戦った日本人・ノリック(愛称)を讃え、ご冥福をお祈りします。
規制強化や懲罰の改変などの効果により、交通事故は減少傾向にあるようだ。しかし、当然人のやることでその根絶には至らない。僕たちは常に同じ条件に晒され、自らサヴァイヴァルするしかないのだ。それでは、他者に対しせめてできることはなんだろう。やはり、子供たちに向ける確かな目を持つことだ。彼らは突拍子もない動きをする。万が一の時、少しでもパワーを逃がせていれば最小限の被害で済むかもしれない。スピードはパワーを生むということを忘れてはいけないのだ。
ゆり姫が歌うように、僕たちは「~会えただけで奇跡だから」だと思う。僕たちがここにいるのは「宇宙の必然」なのかもしれないけれど、この奇跡的な出会いの事実には素直に感謝したい。僕はその気持ちを、何か自分なりのかたちで還して行けたらと思う。
さて今日は、これからのみなさん各々の運命的で素敵な出会いを願いつつ、終わりにします★
くれぐれも事故などには気をつけて、今日をお過ごし下さい☆!!