不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Sotto la pioggia

2004-11-30 22:51:08 | 旅行記
A Venezia piove in continuo e
i musicisti di Servizio della Gondola
suonano e cantano sotto la pioggia.


あいにくの雨降り。
同行したお客さんの希望で
音楽家付きのゴンドラセレナーデを予約してあったので
現地まで出向いたのだけれど
雨は一向に止む気配なし。

ゴンドラ乗り場には予約のお客さんがぼちぼち集合。
「雨が降っても僕らは漕ぐけど、どうしますか?」
と確認される。
私はこれまで恥ずかしくて
「ゴンドラなど乗れるか!」と思っていたのだけれど
今回は支払いも済ませてあるということも脳裏をかすめ
やっぱり乗ってみるかなぁと思って
「雨でも乗ります」と張り切って答えてしまった。
お客さんは雨の中でわざわざ乗りたくなかったらしい…。

gondola01
雨のおかげでゴンドリエリもレインコートをまとう。
そのせいで名物の縞々模様のシャツに麦藁帽子
といういでたちではなくなってしまった…。

一緒のゴンドラに乗り込んできた音楽家二人。
アコーディオン弾きと歌うたい。
どちらもベテランという風貌のおじさま。

immagine4.jpg
アコーディオン弾きは雨の中
出発から終了までずっと弾き続けてくれました。
歌うたいのおじさまは一曲置きに美声を披露。
有名どころのカンツォーネと
ヴェネツィア賛歌の歌の数々。
全部で7曲ほど歌ってくれたかな。
gondola_musicisti

晴れていたらもっといい気分だったのにね。
45分で歌も歌ってくれて
一人あたま35ユーロは安いかなと思いますよ。