7時半ころからやけに窓の外がさわがしい。
毎年のことだから、わかっている。
花火だ。
東京は花火が多いですね。
でも、部屋からはもちろん見えないし、外に出ても見えたためしがないんだよな。
そんな時の花火音はただうるさいだけ。
あんまりうるさいから、aikoの「花火」を聴いてみたり、「…うるさいなぁ」とボヤいてみたりする。
だが、気は紛れず、神経が音に集中してしまう。
これは相当、近い。
これだけ近かったら、見えるかもしれない。
と、10年目の再チャレンジ。
外に出て、今までは通りに出るくらいだったけど、さらに音の鳴る方に歩を進めてみる。
すこし前を手ぶらの女の人が空の方向を眺めながら歩いている。
おぉ、同志よ。
その存在に勇気づけられ、ツーブロック先まで歩く。
と、小さな子ども達がガードレールの上にのぼってきゃーきゃー言っている。
見えた。
それはさまぁ~ずの「先輩」コントに出てくる「花火の端っこしか見えないマンション」とよく似た光景だけど、でも確かに見えた。
花火が見えて騒音はついに意味を持ち、騒音でなくなる。
そういえばそんなに花火が大好きってわけでもなかったな、と思いながら、でも、子どもを見るのはおもしろいな、と思って5,6人の未就学児(たぶん)のうしろ姿を見ていると、「場所変われよ」とか言ってるのが聞こえて、関東方言の子どもはやっぱりしゃべり方が大人っぽくてドキッとするなぁ、と思ってみたりする。
たぶん、私が見始めてから10分もせず花火は終了し、そそくさと部屋に帰る。
帰ったらaikoが「ロージー」を熱唱していた。
毎年のことだから、わかっている。
花火だ。
東京は花火が多いですね。
でも、部屋からはもちろん見えないし、外に出ても見えたためしがないんだよな。
そんな時の花火音はただうるさいだけ。
あんまりうるさいから、aikoの「花火」を聴いてみたり、「…うるさいなぁ」とボヤいてみたりする。
だが、気は紛れず、神経が音に集中してしまう。
これは相当、近い。
これだけ近かったら、見えるかもしれない。
と、10年目の再チャレンジ。
外に出て、今までは通りに出るくらいだったけど、さらに音の鳴る方に歩を進めてみる。
すこし前を手ぶらの女の人が空の方向を眺めながら歩いている。
おぉ、同志よ。
その存在に勇気づけられ、ツーブロック先まで歩く。
と、小さな子ども達がガードレールの上にのぼってきゃーきゃー言っている。
見えた。
それはさまぁ~ずの「先輩」コントに出てくる「花火の端っこしか見えないマンション」とよく似た光景だけど、でも確かに見えた。
花火が見えて騒音はついに意味を持ち、騒音でなくなる。
そういえばそんなに花火が大好きってわけでもなかったな、と思いながら、でも、子どもを見るのはおもしろいな、と思って5,6人の未就学児(たぶん)のうしろ姿を見ていると、「場所変われよ」とか言ってるのが聞こえて、関東方言の子どもはやっぱりしゃべり方が大人っぽくてドキッとするなぁ、と思ってみたりする。
たぶん、私が見始めてから10分もせず花火は終了し、そそくさと部屋に帰る。
帰ったらaikoが「ロージー」を熱唱していた。