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セミナー

2006-12-17 22:36:41 | Weblog
きょうはリハビリテーション協会の「障害者IT支援セミナー」に参加してきました。

よかったです~

「障害者にまず内発的動機づけをすることが大切である。」
これは素晴らしかったですね!OTの大学教授の講演の中で話されたこの言葉が印象的でした。な~るほど

C4の寝たきりの方でも口にくわえたマウスから息を吐くことでON・OFFの操作が出来るようになり、そこからTVのスイッチやチャンネル変更が出来るようになり、NTTのレンタル電話「ふれあいS」(月々500円のレンタル料)により息を吹くだけの動作でスピーカー・マイクの切り替えが出来、話すことができる優れもので、生活の質をあげられたお話。

気管切開人工呼吸器装着の方、右手人差し指が5mm程度動くだけ。この方には環境制御装置でスイッチON/OFF操作をすることによりTVで番組を見たり、文章を書いてPCに保存したりと生活の流れを実感していただいていたが、とうとうその指が動かなくなった時に今度は光ファイバーを使い眉(額)の上下運動でスイッチON/OFFを作動させることで10年間生活できたこと。

このような進行性の病を患った場合、社会参加が閉ざされ、生活するのみになってしまうが、新しいIT支援をすることで生活の流れを実感することが出来、例えば写真を撮って写真展を開くなどで再び社会参加することが出来るようにも成りうるのだ。素晴らしい!

また、筋ジスの方、人工呼吸器を装着し4年間も寝たきりでいつも天井しか見ていられず、明日をも知れない状態の中(始めはお話が出来なかったが次第に会話が出来るようになった)、母指だけで操作できる電動ミラーを取り付けた。
この装置により、自分の周囲が見渡せるようになったことでとても素晴らしい笑顔が見れた。。
いつもの食事が鏡を通してご飯もおかずが何かも見ることが出来、「おいしそうなおかずだ!」と一言つぶやいた言葉が印象的だった。
ベットの向こうに寝ている人が今何をしているのか?周りはどのようになっているのか?が見渡すことが出来るようになることで喜びを共感することが出来るようになったこと。

肢体・視覚・聴覚の分野でも、意思伝達装置・ブラインドタッチでのミスタッチが多いキーやショートカットキーに突起シールを貼る工夫・ろう学校の校内放送用に各教室にプラズマディスプレイを設置・遠隔情報保障システムなどなど

最後に、昨日も書きましたが、6%の発達障害児へのITによる育児支援など内容の濃いセミナーでした。

最後までお付き合いくださり有難うございました。






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