オオバノトンボソウ〈大葉の蜻蛉草/別名ノヤマノトンボソウ〉
(ラン科 ツレサギソウ属) 花期は6~7月。
丘陵や浅い山の林内に生える高さ30~60cmの多年草。茎に翼状の稜がある。
葉は互生し、下方の2~3個が大きく、上のものほど小さい。
最下の葉は長さ7~12cmの長楕円形または狭長楕円形で、基部は茎を抱き、
裏面の主脈の下半部は翼状に張り出して茎の翼に続く。
花は黄緑色。背萼片と側花弁はかぶと状に重なる。
距は長さ1.2~1.5cmで子房より長い。
【草原のオオバノトンボソウが開花していました】
07年7月5日 撮影
ここの草原のオオバノトンボソウは、年々数が減って、
今年はこの1本しか確認していません。
草丈も低く、この株は高さ25cmほどです。
【花序を】
07年7月5日 撮影
日当たりが強すぎるのか、つぼみの時から疲れたように見えました。
【上の画像を拡大しました】
07年7月5日 撮影
林の中のオオバノトンボソウは、高さ40cmほどですが、まだつぼみです。
元気のいい林内のオオバノトンボソウを、今年は是非撮りたいと思っています。
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ササバラン〈笹葉蘭〉(ラン科 クモキリソウ属) 花期は6~7月。
日当たりのよい草原に生える多年草。
葉は狭長楕円形で、長さ8~16cm、縦縞が顕著で鋭尖頭。
花茎は高さ20~30cmで直立、
汚紫色ときに黄緑色の花をまばらに多数つける。
[山口県絶滅危惧ⅠA類]
【6月25日に開花したササバランが今、花盛りです】
07年7月5日 撮影
【1本を】
07年7月5日 撮影
【上の画像を拡大しました】
07年7月5日 撮影
「苞は三角状被針形、長さ3~6mm。萼片は被針形、長さ6mm。
側花弁は線形で萼片より少し長い。
唇弁は倒卵状くさび形で反曲し、中央に浅い溝があり、長さが萼片と同長」
花の構造を書いてみましたが、ラン科の花は難しいです。
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【おまけの花 ― 私の大好きな花、コオニユリです】
07年7月5日 撮影
コオニユリ〈小鬼百合〉(ユリ科 ユリ属) 花期は7~8月。
山地のやや湿ったところに生える高さ1~1.5mの多年草。
人里近くに生えるオニユリと比べ、全体にやせ型で茎は淡緑色、
葉腋にむかご(珠芽)がつかない。
花は普通数個がまばらにつき、やや小型で直径8㎝ほど。よく結実する。
石灰岩の割れ目に生えているコオニユリが今日、開花していました。
【上の画像を拡大しました】
07年7月5日 撮影
この花の雌しべは見えないほど短いので、果実はできないでしょうね。
画像の出来もよくないのですが、元気が出る花コオニユリを、とりあえずどうぞ。
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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