ムラサキケマン〈紫華鬘〉(ケシ科 キケマン属) 花期は3~5月。
華鬘は仏殿の欄間などに飾る仏具のこと。
やや湿ったところに生える高さ20~50cmの2年草。
葉は長い柄があり2~3回羽状複葉。
花は茎の上部にびっしりと総状につき、紅紫色で長さ1.2~1.8cm。
まれに白色のものもある。
林縁や畑のそばなどで、ムラサキケマンをよく目にするようになりました。
【 雨の下での画像です 】
08年3月30日 撮影
昨日の画像です。
今日も雨が上がらず、開花確認した花しか撮らなかったので。
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月30日 撮影
2日続いて雨だと、ほとんどの花がうなだれたり、しぼんでいます。
そんな中でムラサキケマンは姿は変わりませんが、色合いが違って写りました。
【 晴れた日のムラサキケマン 】
08年3月29日 撮影
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月29日 撮影
「花弁は4個で、外側の2個と内側の2個は形が異なる。
外側の花弁のうち上の花弁は後ろが袋状の距になって突き出る。
内側の花弁2個は先端が合着している」
紅紫色のが2個の外側の花弁で、間の白っぽいのが内側の花弁ですね。
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【 おまけ ― ヤマエンゴサクが開花していました 】
08年3月31日 撮影
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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シュンラン〈春蘭/別名ホクロ〉(ラン科 シュンラン属) 花期は3~4月。
乾燥した落葉樹林内に生える花茎の高さ10~25㎝の多年草。
葉は束生し、線形でかたく、ふちはざらつく。
花は茎頂にふつう1個つき、唇弁は白色で濃紅紫色の斑点があり、
他の花被片は淡緑色。
シュンランは、つぼみが咲くのを待っているうちに、何度か抜かれてしまいました。
【 ここのは今年も無事でした 】
08年3月30日 撮影
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月30日 撮影
画像は大分お粗末ですが・・・、
降り止まない雨の中、長靴に傘差しの出で立ちで来てみてよかった!
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【おまけ― オオタチツボスミレ 】
08年3月30日 撮影
シュンラン近くの林縁で咲いているのを見つけました。
ここでオオタチツボスミレを見たのは初めてですが、
白い距と葉からオオタチツボスミレと。
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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ヒトリシズカ〈一人静/別名ヨシノシズカ〉(センリョウ科 センリョウ属)
花期は3~4月。
花を静御前の美しい舞い姿に例えたもの。
山地の林内に生える多年草。
茎は叢生し、紫褐色で数個の節があり、高さ20~30cm。
茎頂に2対の葉が十字形に対生するが、間が接近しているので輪生しているよう
に見える。葉身は楕円形~広楕円形で、先は急に狭まってとがり、ふちには先が
とがった鋸歯がある。葉が開く前に、長さ3cmほどの穂状花序を1個頂生する。
毎年見ている2カ所のヒトリシズカが開花しました。
【 3月12日に2度目の山焼きがあった場所で 】
08年3月29日 撮影
辺りは真っ黒に焼けているので恐る恐る近づいて、「やった!」。
今年も無事でした。
【 上の岩の向こう側で 】
08年3月29日 撮影
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月29日 撮影
「花は花弁も萼もなく、白い糸状の雄しべだけが目立つ。
雄しべは子房の横腹にのっている」
【 展望台近くで 】
08年3月29日 撮影
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月29日 撮影
【 昨年の日記から 】
06年3月27日 撮影
「花は花弁も萼もなく、白い糸状の雄しべだけが目立つ。
雄しべは子房の横腹にのっている」
「雄しべは3分岐し、中央の雄しべには葯がなく、
葯は外側2本の雄しべの基部につき、黄色」
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【 おまけ ― 今日、イチリンソウも開花しました 】
08年3月29日 撮影
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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ハルニレ〈春楡/別名ニレ・エルム〉(ニレ科 ニレ属) 花期は3~4月。
春に花が咲くのでこの名がある。山地に生える高さ20~30mになる落葉高木。
葉は互生。葉身は長さ3~15cmの倒卵形で、先端は急に鋭くとがり、
基部は左右不相象。ふちには重鋸歯がある。
葉の展開前に、前年枝の葉腋に小さな両性花が7~15個集まって咲く。
花被は長さ3mmほどの鐘形で、上部は浅く4裂する。雄しべは4個。
ハルニレの画像は、昨年まで帰り水の高さ4mくらいの若い木のものでしたが、
今回は、2株確認しているハルニレのもう1本の木、
同じ帰り水で3年前に台風で倒れたまま、花を咲かせ続けている大木です。
08年3月28日 撮影
幹にはコケが生えています。
08年3月28日 撮影
【 1枝を 】
08年3月28日 撮影
「前年枝の葉腋に小さな両性花が7~15個集まって咲く」
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月28日 撮影
「葯は赤褐色。白いのは雌しべの柱頭」
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【 おまけ ― モモが開花していました 】
08年3月28日 撮影
例年ソメイヨシノより数日遅れて開花確認していますが、
モモがソメイヨシノより早く咲いたのは、今年が初めてです。
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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ハナニラ〈花韮/別名セイヨウアマナ〉(ユリ科 ハナニラ属) 花期は3~4月。
南アメリカ原産の多年草。
全体にニラのようなにおいがあり、葉がニラの葉に似ていることによる。
花壇に植えられるほか、繁殖力が旺盛で、野生化しているものも多い。
葉は長さ10~20cmの線形。
葉の間から10cmほどの花茎が伸び、直径3cmほどの花を開く。
花は白色ときに淡紫色。
【 人里近くの道ののり面で 】
08年3月25日 撮影
ほかの草に混じって咲いているのが、よく目につきます。
野生化したハナニラは、年々増えているようです。
【 開花確認した花 】
08年3月21日 撮影
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月21日 撮影
開いたばかりの花のようです。
【 こちらの花は 】
08年3月24日 撮影
「花被の下部は合生、内面に雄しべ6がつく」
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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5年ぶりの同期会が、九州在住の方々の計画によりハウステンボスで開かれ、
私も万障繰り合わせて、20年ぶりに皆さんに会いに行ってきました。
【 ハウステンボスJR全日空ホテルの部屋から 】
08年3月26日 撮影
08年3月26日 撮影
【 上の画像に写っているドムトールン展望室から ホテルを】
08年3月26日 撮影
【 同室だった友人達 】
08年3月26日 撮影
この3人と四国の1人が、5月に秋吉台に来ることになりました。
1クラス40名だったうち、参加者17名はほぼ同年齢。
関東・関西・中国・四国・九州から集まって、しばし、積もる話に花を咲かせ、
次回は東京組が計画することを約束してくれました。
1泊2日の同期会は、楽しくて、あっと言う間に終わりました。
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キバナノアマナ〈黄花の甘菜〉(ユリ科 キバナノアマナ属) 花期は3~4月。
日当たりのよい草地や林のふちなどに生える多年草。
根生葉は1個、線形で白緑色、やや厚く、長さ15~30cm。
花茎は高さ15~25cm。茎頂に黄色花を散形状に3~10個つける。
【 キバナノアマナが今、“一番きれいな時”です 】
08年3月25日 撮影
「長さ20cmほどの茎の先に2苞葉をつけ、
その間から出た長さ1~4cmの柄の先に黄色い花をつける」
08年3月25日 撮影
「花は3~10個つく」
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月25日 撮影
「花被片は6個で長さ12~15mm、雄しべ6,雌しべ1」
【 おまけ(その1)― オキナグサが開花 】
08年3月25日 撮影
【 おまけ(その2)― ニリンソウが開花しました 】
08年3月25日 撮影
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エゾタンポポ・ルリムスカリ・アカミタンポポ・ヤブタビラコ・ケキツネノボタン・
スイバ・スズメノテッポウ・・・と、順調に開花確認してきて、
カラスノエンドウの撮影時にいきなりカードエラーが出て、撮影不能に。
カラスノエンドウ・トゲミノキツネノボタンを唱えながらカードを取り替えに駐車場に。
帰宅してカードをパソコンで見ようとしたら、「フォルダは空です」の表示。
1GBのカードが壊れてしまい、
今日の画像は、オキナグサ・キバナノアマナ・ニリンソウだけでした。 あーあ。
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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サイコクキツネヤナギ〈西国狐柳〉(ヤナギ科 ヤナギ属) 花期は3~4月。
丘陵~山地に生える株立ちで高さ2mほどになる落葉低木。雌雄別株。
葉は互生。葉身は長さ5~12cmの倒卵形で、表面濃緑でややしわがあり、
裏面は粉白色または淡緑色、ふちには下部を除き低鋸歯がある。
葉の展開前に開花し、花序の長さ3~4cm。
キツネヤナギとの識別は花序がない時期は無理で、産地が決め手になる。
中国・近畿地方、北九州、四国北部に分布しているのはサイコクキツネヤナギ。
【 雄花序 】
08年3月24日 撮影
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月24日 撮影
「雄花序はキツネヤナギより太くて短い」
【 雌花序 】
07年3月29日 撮影
【 上の画像を拡大しました 】
07年3月29日 撮影
「上部が暗褐色の苞が目立つ」
【 別の雌花序 】
07年3月29日 撮影
「子房は無毛」
【 葉 ( 一昨年の画像です) 】
06年5月31日 撮影
「葉身は倒卵形で、鈍頭または短鋭尖頭、」
【 小枝には初め鉄さび色の縮毛と白縮毛があるが、後無毛となる 】
06年5月31日 撮影
「葉は下部を除きふちに低鋸歯があり、
表面濃緑でややしわがあり、裏面は粉白色または淡緑色」
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【 おまけ ― タムシバが開花しました 】
08年3月24日 撮影
この株に2つ咲いていました。
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月24日 撮影
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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ヤマヤナギ〈山柳/別名ハシカエリヤナギ〉(ヤナギ科 ヤナギ属)
花期は3月下旬。
日当たりのよい山地~丘陵に生える落葉低木~小高木。雌雄別株。株立ちになる。崖地や傾斜地では高さ2mほどだが、立地がいいと高さ3~4mとなる。
葉は互生。葉身は長さ8~15cmの長楕円形で、縁には波状の鋸歯がある。
葉の展開と同時に開花する。雄花序は長さ2.5~5cmで無柄、葯は黄色。
雌花序は長さ3~5cm。子房には柄があり、白い棉毛が密生する。
苞は卵形~楕円形、上半部黒褐色または赤褐色、下部は淡緑色。
両面に長い軟毛が密生する。
ヤマヤナギは一昨年見つけ、その後数株確認したものの、全てが
翌春のよく燃えた山焼きで焼けてしまい、昨年は開花確認ができませんでした。
【 今日、別の草原で 】
08年3月22日 撮影
08年3月22日 撮影
花序の下に葉が見えるので、サイコクキツネヤナギではないと思いました。
【 若い花序がついた枝 】
08年3月22日 撮影
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月22日 撮影
「苞は上半部が黒褐色または赤褐色、下部は淡緑色」
花序全体の色が黄色くないと思ったら、淡い色は葯ではなく柱頭で、
これは、ヤマヤナギの雌花序でした。
【 もっと開いた花序を 】
08年3月22日 撮影
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月22日 撮影
「子房には白い棉毛が密生する」
* * * * * 【 3月25日追記 】 * * * * *
【 雄花序 】
08年3月24日 撮影
24日、ヤマヤナギの雄株を見つけました。
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月25日 撮影
まだ咲き始めたばかりのようです。
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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センボンヤリ〈千本槍/別名ムラサキタンポポ〉(キク科 センボンヤリ属)
花期は3~4月。
秋の閉鎖花を大名行列の千本槍に見立ててこの名がある。
別名は、春の花の舌状花の裏が紫色を帯びることによる。
山地や丘陵の日当たりのよい草地などに生える多年草。
葉は根もとに集まってロゼット状になり、春の葉は卵形でふちには欠刻があり、
裏には白いクモ毛が密生する。
春の花は直径約1.5cm、高さ5~15cmの花茎の先に1個つく。
夏から秋に高さ30~60cmの花茎を伸ばし、先端に閉鎖花を1個つける。
閉鎖花は筒状花だけが集まったもので、総苞に包まれたまま実る。
センボンヤリは、
焼け残りが多かった今年の山焼きの影響を、もろに受けているように感じます。
【 午前中2時間余り、3人で探し回って見つけたのがこれ1本 】
08年3月22日 撮影
冠山~地獄台を探しましたが、目につくのはベニヤマタケばかり。
この辺りは2度目の山焼きが3月12日に行われ、そこは真っ黒で、今は緑色
が全く見えない状態なので、2月29日に焼いて黒がくすんだ所を探しました。
【 午後、真名ヶ岳で! 】
08年3月22日 撮影
4人で探して、これだけですが、センボンヤリの開花を確認しました。
【 上の画像を拡大しました 】
08年3月22日 撮影
真名ヶ岳の下方の毎年たくさん早く咲く場所は、焼け残った枯葉が茂り、
地面は落ち葉が積もった状態で、センボンヤリはまだ1本も見えません。
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【 おまけ ― オキナグサ 】
08年3月22日 撮影
【 上の画像を拡大しました ― 開花は明日?明後日? 】
08年3月22日 撮影
今度が最終回の山口放送「熱血テレビ 秋吉台四季の花」
ベニヤマタケを早く撮影してほしいので、
センボンヤリ・オキナグサを探し回った1日でした。
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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