たこさんの秋吉台日記

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12月24日 人図鑑

2010年12月24日 | Weblog

今日午後3時40分、外気温は1℃。冷たい風が吹いていましたが、時節柄これが普通と思いました。

 筋金入りのお話です。
昨日23日、9月に1時間ほど話した人と会うことになりました。
大体の約束をした時間にその人は、
「県立図書館では、2階にいます。
 ①文書館(階段を上がったところ)奥のテーブルで古絵図を見ているか・・・
 ②2階奥の郷土資料コーナーにいるか…
 ③2階カウンターの所でコピーをしているか・・・
 ④2階書棚を漁っているか・・・
 のいずれかをしています」。

 その人とは、2年前に長登で出会って1時間以上話したのに、9月の再会時に私は言われるまで全く覚えていなかったのです。(その時の花の話をされたら、当時の状況を正確に再現できましたけど)
そうなんです。私は、普通の人には考えられないほどの、筋金入りの「顔を覚えない人」なのです。
さあ、困りました。大勢の人がいる広い図書館で、顔を覚えていない人を捜さなければいけないのです。
メールでお願いしました。
「◯時ごろに伺いますので、携帯のバイブレーションに神経を集中していてください」。

 外に出てきてくれましたので、無事に会え、用件についての結論も出ました。
別れ際に「これから、人の顔を覚えるために写真に撮ることにしましたから」とお願いしたところ、筋金入りを身をもって体験されたその人は笑って写ってくれました。

 秋吉台を歩き始めたばかりのころ、「春に咲く黄色い花の名前が全部分かったら、スッキリするだろうな」と、その年に咲いた順に一つ一つ覚えていったら全部分かるようになり、本当にいい気分でした。
 が、人の顔に関しては「花は色も形もそれぞれ違うけど、人間は男女の別だけで、後は若いか歳をとっているかだけだもの。区別できるはずない」と、諦めていました。
 それがごく最近になって、私は花をファインダーを覗いて記録してきたから覚えているということに気づいたのです。

 というわけで、ホルダー「人図鑑」が私のパソコンにできました。
1290人を目指して頑張りますので、カメラを向けましたら、どうかご協力下さいますよう。
さて、分類をどうするか・・・。

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12月15日 ゴボウ茶

2010年12月15日 | Weblog
昨夕、KRY山口放送「熱血テレビ」で「秋吉台で出会った花」を紹介していただいたお陰で、今日午前中は注文ファックスの対応に追われました。
 午後、宇部市の「ときわミュージアム」~美東町の「ほっとビレッジ美東」に配達。
出発時の気温が一番高く、宇部有料道路では3℃、秋吉台に上がったら0℃でした。

     (カルストロードのパーキングから)
カルストロードを大正洞に向かっていたら、外気温が「1℃」を示しています。「あら、上がった!」と思いきや、「1」の前に「-」がついていました。
寒!!本格的な冬の到来です。

 (大正洞駐車場から) きょうは1日、こんなモノトーンのなかでのドライブでした。

さて、ほっとビレッジ美東で出された暖かいお茶、見た目は緑茶とお番茶の間でしたが、甘みがあって香ばしく・・・、でも何か分かりませんでした。
商品にならない美東ゴボウを千切りにして乾燥させ、煎って作ったゴボウ茶でした。
 お茶パックに入ったのを3個お土産に頂きましたが、美東町の特産品センターに置けば売れるのではないかと思います。
 道の駅みとうの食堂のメニューに「ゴボウ定食」を加え、食事の前に出されるお茶をゴボウ茶にしたら、観光客に受けると思いますが、いかがでしょう?

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12月14日 虹

2010年12月14日 | Weblog

 秋吉台に着いた10時過ぎには気にならないほどの小雨でした。
カメラ・三脚と雨傘を持って展望台から妙見原に向っていたら風が強まり、雨も大粒になったため、黄葉のササ原を展望台近くから撮ることにしました。


     石灰岩そばの、このヤマジノギク
   6日の熱血テレビの録画撮りの時もテレビカメラが撮っていました。

   こちらは遊歩道わきで地面に張り付くように咲き残っているヤマジノギク


      上の画像を拡大しました

   風で絶えず揺れていた割にはうまく撮れたかな・・・

   11時20分、先ほどからうっすらと見え始めていた虹がはっきりと!


 今日の画像は、友人のお古を分けてもらった 「Canon EOS-1 Ds MarkⅡ」で撮ってみました。 
色調はこれまでの「EOS 5D」より実際に近いと思います。

 今年に入ってずっと本づくりのために撮影に追われ続け、全ての作業が私の手から離れたのが10月31日でした。休む間もなく11月20にちから開催の写真展の準備に入り、撮ったら画像の点検に時間を取られることを考えると、カメラを持つことさえ億劫でした。
 写真展が終わると同時に今度は営業に専念。合間を縫って草原や木の実を撮ってみたものの秋吉台日記を書く時間がなくて・・・。また精一杯頑張るのには気分転換がいりました。
 「たこさん!また気合いを入れ直して頑張るんでしょ?」
 『はい。気分転換にはお金がかかり過ぎですが・・・いいよね。
 これでやる気が起きたのなら』。

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12月13日 熱血テレビ

2010年12月13日 | Weblog

 KRY山口放送『熱血テレビ』で、2007年4月~2008年3月の1年間、秋吉台の花を1カ月に1回紹介してきましたが、今回、本の出版の紹介を兼ねた番組として、明日14日(火)夕方5時20分ごろから放送されます。

録画撮りは12月6日(月)、ひどい風邪の最中でした。

 本が出来上がって届いたのは写真展最終日の翌日、11月30日の夜のことでした。
『秋吉台で出会った花』3000冊は、重さ30キロの段ボールが38個でした。
 感慨にふける間もなく配送開始。 写真展終了と同時に引いた風邪同伴で慣れない営業をこなし、合間にマスコミの取材に応じてきた2週間ですが、販売カ所も日に日に増えて、 気がつくとすでに1000冊以上が手元から消えています。すぐには売れないでしょうが、順調な滑り出しと思っています。
 名もない普通の一主婦が作った本がどう評価されるのか、蓋を開けるまでは全く分からず不安でしたが、全く頭になかった書店から「うちで売らせてください」と電話があった時は本当に嬉しかったです。
 きょうは読売新聞社の取材を受けました。
 もしテレビや新聞に「老骨にむち打って、人生の総決算」などと紹介されたら、ちょっと違います。
 期限付きの本づくりは確かにしんどかったけれど、徳光さんの見事な尻叩きで十分楽しみながらの作業でしたし、『秋吉台で出会った花』は決して私の「人生の総決算」ではなく、少し大きいけれど、やはり「単なる通過点」と思っていますから。

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12月3日 ヤブツバキがやっと開花しました

2010年12月03日 | Weblog
ヤブツバキの開花日は昨年が10月14日、一昨年とその前は11月15日、さかのぼると11月6日、11月5日、11月3日・・・一番遅かったのが2002年の12月2日でしたから、12月3日開花は私が記録を取り始めてから最も遅い開花ということになります。

全ての花の開花確認は、ずっと前年の記録をもとに1週間くらい前から様子を見てきましたが、今年は例年とは全然違う開花となったので、来年は目安にはなりそうにありません。

来年はたぶん、昨年(2009年)の記録を手だてにして開花確認するようになると思われます。
こんなことはこれまでに一度もありませんでした。

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12月2日 今年最後の植物調査

2010年12月02日 | Weblog
草原の希少種と帰化植物を数える植物調査、私は欠席ばかりしていましたが、今シーズン最後になる今回は参加し、カルストロード沿いを往復しました。


いつもは車で走るカルストロードを歩くと、普段とは違う角度からドリーネ耕作を見ることができました。

今日参加の3人とも風邪引きでしたが、希少種のムラサキセンブリ・ヒメヒゴタイ、帰化植物のセイタカアワダチソウ・ヘラオオバコ・ムラサキツメクサ・オニウシノケグサなどを数えて歩き、今シーズンの調査を終了。
次回は4月初め、オキナグサの数を数える作業です。

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