秋吉台日記のトップページに置いてある『ほかの山』『四国カルスト』の
記事へのリンクが外れて、ほとんどが読めない状態に気づいたのは、
たぶん、本作りに追われていた一昨年の春だったと思います。
気になりながら無視状態で2年余りが過ぎて、最近、急に整理したくなりました。
12月9日夜、友人と電話の時、
「古い記事は表示を外して、消してしまおうか」と相談したら、返事は否定的でした。
「それもそうだ」と納得して、一念発起、
集中して作業をし、今日早朝『ほかの山』が完成。
調子づいた波に乗って、今夜11時(私には深夜)、『四国カルスト』も復活させました。
『ほかの山』と『四国カルスト』
ともに古い日記のため、現像してもらったネガフィルムをスキャナでとって
手間暇かけてホームページに画像を上げた時代のものもあります。
懐かしいだけではなく、恥ずかしい知識不足の文章も多々ありますが、
「その時の私なのだ」と、そのまま、触らないようにしました。
整理しながら、長い間四国カルストに行っていないことに気づきました。
来年は是非、四国カルストを訪れたいと思っています。
ホームページの表紙へ
光市虹ヶ浜でニジガハマギクを教えてもらい、光市~平生町~上関町を巡って、
ノジギク〈野路菊〉をたくさん見ることができました。
もっと早く、2週間くらい前に来ていたら、“一番きれいな時”が見られたはずですが、
1ヶ月間は写真展のもろもろに追われて、今日しかなかったのです。
来年は、写真展の準備を早くして、1日休める日を作って、もう一度見に来たいな。と。
【光市の海岸近く、山あいの道路の斜面で - 「金網が無いところに咲いていないかな」】
【舌状花は白色、のちに淡紅色、またはまれに淡黄色】
ノジギクの雰囲気は十分伝わってきました。
【総苞は3列、瓦状に並ぶ】
【総苞外片が内片より短い】
【葉の基部は心形、ときに切形。5中裂、ときに3中裂】
【平生町で - すごい大群落! - 「海岸の野菊なんだから、岩場に咲いていないかな」】
【私はこれで十分満足でした】
【上関町で - 「岩場で咲いてる!」 車を走らせながら下方のここを見つけてくれました】
100ミリマクロレンズではこれ以上風景が入りません。
もう1歩下がると靴が海水につかるのです。
【同じ位置から、50ミリマクロレンズで友人が撮りました 】
「とりあえず処理してみた。それらしい雰囲気が出たのではないかと思うのだけれど。」
【岩壁の真下から撮ってみました】
【この辺りの林縁にもいっぱい! - これぞノジギクですね】
【この下に、岩壁のノジギクが咲いていました】
大満足で帰って、先ずニジガハマギクを書いたまではよかったのですが、
それから後、どこをどう走ったのか全然把握できていません。
友人が送ってくれたトラックデータをカシミール3D『ウオッちず』の縮尺を変えながら
辿ったら、全容がつかめ、自分がどこにいたかを理解でき、頭の霧が晴れました。
そうでした。GPSは植物調査専用ではありませんでした。
これからは持ち歩いて、自分の居場所を確認しなくては。
ホームページの表紙へ
昨日は、周南市~下松市~光市~平生町~田布施町~上関町~と巡って、
ノジギクをたくさん見せてもらいました。
・・・が、
それぞれの画像がどこで撮ったのか分からなくなってしまいました。
方向音痴のくせに、自分のいた位置が確認できないと書けないのです。
すみません。 今、パニック状態。
ホームページの表紙へ
秋吉台に野生状態で生えているキクを目にしても、同定は難しくて、
昨年までは種名をシマカンギクとノジギクの2種にし、
それも、どちらも雑種だろうということにし、考えないことにしていました。
でも、今年、キクの仲間に関心が出てきて、
ニジガハマギクとノジギクを友人に頼んで見せてもらいました。
先ずはニジガハマギク。
【光市虹ヶ浜で - 国道沿いの斜面に大きな群落を作っていました】
【ニジガハマギクは、シマカンギクとノジギクの自然雑種とのこと】
【花は黄色が多く、ところどころに白花も】
9時半過ぎ、雨が上がったばかりなので頭花はどっぷりと水を含んでいます。
「先にノジギクを撮って、帰りにニジガハマギクを撮ろう」と、友人。
【午後2時20分ごろ、通り雨のようなのが降ってきたのでしばらく待った後です】
【総苞 - 片は4列に並んでいますが、外片の形がシマカンギクとは違いました】
【花が終わりになると、こんな色に変色した舌状花も見られました】
【葉は3~5裂する - 葉形は変化が著しく、識別ポイントにはなりにくいとのこと。】
【白色の花は、きれいに撮れませんでした】
【総苞は - この個体はノジギクに近い雑種と思いました】
ニジガハマギク
自生地の東の海岸にはノジギクが、西にはシマカンギクが分布する。
開発される以前には、現在のニジガハマギクの自生地に、
シマカンギクとノジギクの自生地が接していたのだろう。
群落中にはシマカンギクと同定できる個体も含まれ、
一方、市街地が近いだけに、イエギクがからむ可能性も否定できない。
- 日本の野菊(いがりまさし)
ホームページの表紙へ