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シャングリラホテル 1 シャングリラスイート。

「もしよろしければ、無料でアップグレードさせて頂きますがいかがでしょう。」

と言われて案内されたお部屋は、150平米のシャングリラスイート



一流ホテルめぐりが好きな私は、昨年泊まったリッツカールトン東京のクラブフロアに味をしめ、他のホテルで評判のいいクラブフロアを探したところ、ここを見つけた。

ここはネットとかで普通には予約出来ない1泊40万円もするお部屋。

その下のエグゼクティブスイート120平米のところなら、お金を払えば誰でも泊まれる。

なのになぜ特にセレブでもない私たちがこのような、『世界の要人』クラスが泊まるようなお部屋に、サービスで宿泊させてくれるのだろう。



3622号室。でもこの部屋にはふつうと違って部屋番号の表示がなく、
『シャングリラスイート』とだけのプレート。扉も大きい。

カードキーは差し込むのではなく、ピッとかざすだけ。



部屋に入ってすぐに左手には広い書斎。
右手には大型冷蔵庫とオーブンまで備え付けのキッチン。



IHコンロと、うちのより立派なネスプレッソマシンもついている。
そして洗面所付きの来客用のトイレ。



確かに世の上流階級クラスの人なら、この部屋に客人を招き、
8人掛けの立派なテーブルで、会議やお食事をするのかもしれない。

ここまで広いと、どこに身を置けばいいのか迷うほどだ。

「とりあえず、全部のイスに座ってみる?」 と言っても20脚近くある。



もともと予約したお部屋はホライゾンクラブのプレミアルーム
せっかく行くならちょっと広めのお部屋にと68平米のところ。

それでもじゅーぶん、思い切って贅沢にしたつもり。

シャングリラスイートなんて、当然全く眼中にはなかったので、
アップグレードと言われても正直よくわからなかった。

それが案内されてビックリ! まさかこんな凄いところとは。。
部屋に入ったとたん、思わず手で口をふさいでしまった。

扉を開けても開けても部屋がある。



リビングの奥には寝室。その奥には、床暖付きの洗面所とタオルウォーマー。
ここだけで一部屋ありそうな広さ。

スチームサウナ付きのシャワールーム、さらに2つ目のトイレがついている。



その奥にはこれまた広いドレッサー付きのウォークインクローゼット。
預けた荷物がすでにここに運ばれていた。



「あのー、本当にいいんでしょうか。」
ドッキリか何かかと思うくらいびっくりした。

年に一度のつもりの贅沢が、一生ものの思い出になる贅沢に。

普通に考えて、一生に1回すら経験できないような幸運に遭遇!


このあとはプールやジャグジー、ホライゾンクラブでのカクテルタイムがあるわけだけど、ここに宿泊すればもちろんすべて無料です。




こんなお城みたいなところで、まるでお姫様みたいな経験。

「今後どこに泊まっても、これ以上の感動は得られないんじゃないか。」
と、それだけがちょっとコワい。。



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