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父の日に父への感謝。

父の日の今日、大田区に住む父が弟と二人、
はるばる我が家にお祝いに来てくれた。

いよいようちのだんなが社長としての会社の開業になる。



今までだんなが勤務していた会社の社長が、もう十分お金がたまったからか、
取引先の仕事などはそっくり引き継ぐかたちでの、恵まれた環境の中での会社設立となる。

だからゆっくりオフィスを準備して。。なんてことは許されず、
日々忙しい仕事を抱えた中での開業準備となった。

もちろん私も自分の仕事が終わったあとにもうひと仕事。
朝から深夜まで週7日勤務。。なんて状態がここ2ヶ月程続いた。



家を2軒所有するなんてことはもちろん、会社を自分たちで作るなんてことも、
フツー人生の中に組み込む人は、そうそう多くはないはず。

こんなにも大変で、そしてこんなにもやりがいがあるとは知らなかった。



経理や税制のことなど、勉強しなければならないことがごまんとある。

今になって会社経営をしてきたうちの両親を改めて尊敬することがなんと多いか。


両親は税金などの勉強不足で、税務署の査察が入り、追徴課税一千万円! 
なんてこともあったらしい。。

娘として、のほほんと生きてきた当時の私には、全くわからなかった。

社長令嬢というのはなんとお気楽なのだろう。。
ところが社長夫人はそうはいかない。

とにかく最初はごっそりお金がかかるので、勤続20数年の今の会社も辞めるわけにはいかない。

今月末に出る夏のボーナスも、すっかり開業資金につぎこんんで、
悲しいかな、何事もなかったかのようになる。


今月から我が家の収入はおそらく毎月7桁を超えるだろう。

でも出て行く方も大きくなり、今月の支払いはおそらく過去最高の500万円ほど。
ここを買った4月からずっと、頭金やなんだかんだで貯金はみるみる減っていった。



そんな開業直前の父の日の日曜日。
車での買い出しや準備をしに、父が我が家に手伝いに来てくれた。

結婚資金はもちろん、2軒マンションを購入したのも全部自分たちで貯めたお金でまかなった。
そんなのは当然だと思っていた。

でも会社を作る時、その苦労を良く知っている父は、
なんと100万円ものお祝い金を持ってきてくれた。


「今までゆかりがいろいろやってきてくれたことへの、お返しをしただけだから。」

その父の言葉が、涙が出そうなくらい嬉しかった。
頑張んなくちゃと思った。

私は今日いつも通り、シャツやパジャマを贈っただけなのに。


お父さん、ありがとう。

父の日に、いつも以上に父に感謝した日でした。


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