Horse Racing Cafe

不定期更新万歳ヽ(´ー`)ノ

英1000ギニ-展望

2006-05-07 00:08:49 | 海外競馬(欧州)
 英2000ギニーはGeorge Washingtonですか。A.オブライエンとクールモア、K.ファロンは取るべきところは確実に取ってきますね。私が推奨したHoratio Nelsonはちょっとやはり足りませんでしたか。Sir Percy以下を相手にしなかったレース内容はかなりのもの。Horatio Nelsonを予定通りダービー戦線に向かわせるのならGeorge Washingtonは愛2000ギニ-辺り目標で、ゆくゆくは2000m路線にシフトするのでしょうね。

 明日は英1000ギニ-とケンタッキーダービー。ケンタッキーオークスがアレだったのでケンタッキーダービーも「・・・」な結果になりそうで怖い。

 英1000ギニ-注目はここもバリードイル勢のRumplestiltskinか。昨年、63年ぶりに英国ギニ-ダブル達成しましたが、George Washingtonがあの強さでは素直に2歳時の実績を評価した方が良さそう。ここでもまた、2005年ワールドサラブレッドランキング2歳牝レーティング(1000ギニ-出走馬のみ)を見てみよう。


レート 馬名       主な戦跡
116 Rumplestiltskin   マルセルブーサック賞
115 Slica's Sister   モルニ賞
   Flashy Wings   クイーンメアリーS
114 Donna Blini    チーヴァリーパークS
113 Wake up Maggie  チーヴァリーパークS2着
   Nannina フィリーズマイル
   La Chunga アルバニーS

 2000ギニーで2歳時レート上位を占めたGeorge Washington、Sir Percyがワンツーしたところを見ると、Rumplestiltskin、Slica's Sister有利か。Flashy Wingsのデビュー4連勝は素直に評価すべきところだが父親がZafonicじゃ危ういような・・・。むか~しXaarで痛い目にあった人は良く覚えているだろう。Xaar自体は頑張ったんですがね・・・。そのXaarも今回はWake up Maggieを送り出しますね。こちらも注目。Race for the Starsはどうなんだろ。調子を落としたのを一度立て直したと聞いただけにどこまで戻っているかに注目かな。

 ケンタッキーダービーはもうSteppenwolferでいいよ。Aptitudeにもいい思いをさせてやりたいという99年辺りから海外競馬見始めたヒヨッコが言っておく。

英2000ギニ-展望

2006-05-06 00:08:56 | 海外競馬(欧州)
 本当は英1000ギニ-の展望もやりたいのですが、恐らく間に合わないと(笑)。仕方ないので英2000ギニーだけ

英2000ギニ-(GⅠ)
ニューマーケット競馬場 芝1600m
枠 馬名           騎手        父
1   Araafa                 C.スミヨン    Mull Of Kintyre
2   Olympian Odyssey J.スペンサー  Sadler´s Wells
3   Red Clubs            M.ヒルズ     Red Ransom
4   Sir Percy             M.ドワイヤー    Mark Of Esteem
5   Final Verse           R.ウィンストン   Mark Of Esteem
6   George Washington  K.ファロン       Danehill
7   Close to You          I.モンガン       Shinko Forest
8   Killybegs               M.ヒルズ         Orpen
9   Asset                   R.ヒューズ       Marju
10   Frost Giant           J.ムルタ         Giant´s Causeway
11  Horatio Nelson      M..キネーン      Danehill
12  Amadeus Wolf       N.カラン          Mozart
13  Opera Cape          L.デットーリ     Barathea
14  Misu Bond            A.カルハン      Danehill Dancer

 毎年のことだが、2歳戦以来となる馬が多すぎてどうしようもない。そのため、2歳戦での力関係どおり評価していいものなのか悩ましい。とりあえず、2歳戦におけるワールド・サラブレッド・ホース・ランキングを見てみよう。

124ポンド George Washington
121     Sir Percy
120          Amadeus Wolf
               Horatio Nelson
117          Red Clubs
               Opera Cape

 124ポンドを獲得したGeorge Washingtonはデビュー戦を敗れた以外はノンストップで愛ナショナルS制覇。ただ、そんなに強いメンバーとレースしていないということが気になる。オブライエン厩舎で、ファロンが乗ってきた点は素直に買いだが(ファロンは負傷したらしいが、両ギニ-には騎乗するとのこと。そんなの認められるのかよ)。Sir Percyもデューハ-ストSでHoratio Nelsonに唯一土をつけたがどう評価したものか。明らかにHoratio Nelsonにとってあのレースは一つ余計なものだったはず。そして、ダービー狙いといわれたHoratio Nelsonがキネーンで出てきたことも難解にさせている。2頭を追うものは1頭も得ずという言葉があるとおり、ギニーとダービー両制覇は非常に厳しい。ここは、叩き台のにおいがプンプンする(オブライエンがギニ-向きと考えているようならここに全力かも)。Opera Capeはジャンリュックラガルデール賞2着が光るが、そのレースは逆にHoratio Nelsonの強さを光らせた結果となっている。デット-リが乗ってきても無理無理無理。結局、何が言いたいかというとHoratio Nelsonが勝ちますよということなんですがね・・・。

06ケンタッキーダービー枠順確定

2006-05-05 00:12:49 | 海外競馬(アメリカ)
 ついにケンタッキーダービーの枠順が確定しましたね。注目のBrother Derekは外の18枠。内の3枠も選べたことを考えると、外を選んで少し押さえ気味に行こうという考えなのであろうか。Lawyer Ronも隣の17枠と先行馬にはちょいと厳しい枠。それに比べ、十中八九逃げるであろうSinister Ministerは4枠。これはほぼ希望通りの枠であろうか?(公式サイト

第132回ケンタッキーダービー(米GⅠ) 
チャーチルダウンズ・ダート2000m 20頭

馬名   騎手            父親      
1 Jazil

F. ジャラ        Seeking the Gold 

2 Steppenwolfer R.アルバラード        Aptitude
3 Keyed Entry P. ヴェレンズエラ     Honour and Glory
4 Sinister Minister V.エスピノーザ        Old Trieste
5 Point Determined R.ベハラーノ           Point Given
6 Showing Up C.ヴェラスケス        Strategic Mission
7 Bob and John G.ゴメズ                 Seeking the Gold
8 Barbaro E.プラード               Dynaformer
9 Sharp Humor M.ガイドリー            Distored Humor
10 A. P. Warrior C.ナカタニ              A.P.Indy
11 Sweetnorthernsaint K.デザーモ             Sweetsouthernsaint
12 Private Vow S.ブリッグモハン      Broken Vow  
13 Bluegrass Cat R.ドミンゲス            Storm Cat
14 Deputy Glitters J.レズカーノ            Deputy Commander
15 Seaside Retreat P.ハズバンド           King Cugat
16 Cause to Believe

R.ベイズ                 Maria's Mon

17 Lawyer Ron J.マッキ-              Langfuhr
18 Brother Derek A.ソリス                 Benchmark
19 Storm Treasure D.フローレス           Storm Boot
20 Flashy Bull M.スミス                 Holy Bull

 昨日の続き。

Barbaro 父Dynaformer 母La Ville Rouge(父Carosn City)
主な勝ち鞍/06フロリダダービー、06ホーリーブルS
 芝で3連勝後、ダート重賞2連勝。基本的に、ダート>>>芝なのは自明の理なので芝ほどダートで圧倒的な強さを見せていないのは仕方ないか。前走のフロリダダービーもスウェールSを制したSharp Humorの抵抗にあったものの、力でねじ伏せるような強い競馬をしており、ここも通過する力は十分に備えている(ただ、Sharp Humorがそれほどまで強いかという疑問もあるが)。04年のSmarty Jones以来の、無敗のケンタッキーダービー馬の誕生なるか注目したい。

A.P.Warrior 父A.P. Indy 母Warrior Queen(父Quiet American)
主な勝ち鞍/サンフェリペS
 サンフェリペSを勝って上昇気流に乗って挑んだサンタアニタダービーはBrother Derekを倒しに行く競馬をしたが逆に相手に突き放される完敗。この敗戦でナカタニの腹の中では直線に賭けると決めたのではないであろうか?どちらかというと、一気に伸びるタイプではなくいつの間にか着順を上げてくるタイプだけに頭までは苦しいかもしれないが、ハイペースが予想される今回は同じ差しタイプのSteppenwolfer、Jazilと共に注目したい。

06ケンタッキーダービー出走予定馬紹介(1)

2006-05-04 00:10:06 | 海外競馬(アメリカ)

 いよいよケンタッキーダービーが近づいてまいりましたね。公式サイトでも調教が最終調整が見れるなど賑わってまいりました。

 今年は昨年のブリーダーズCジュヴェナイルで1~3着したStevie Wonderboy、Henny Hughes、First Samuraiが不出走と2歳戦と比べて、勢力図ががらりと変わったようにも思える。しかし、その中で一頭だけチャンピオンロードともいえる道を歩んで来たのが今年、一番人気で本番を迎えるであろうBrother Derek。この馬を中心に急成長してきた他馬がどこまで王者の牙城に迫れるか注目したい。

 Brother Derek  父Benchmark 母Miss Solt Sell(父Siyah Kalem)
主な勝ち鞍/06サンタアニタダービー、05ハリウッドフュ-チュリティー
 
 昨年のブリーダーズCジュヴェナイルはStevie Wonderboyの4着に敗れたものの、それから年を跨いで重賞4連勝。どのレースも危なげなく先行抜け出しもしくは逃げと安定したレース運びで制したものであり最早王者の風格まである。ただ、これは他の有力馬にも言えることなのだが今年は先行馬に強力な馬が揃いすぎてしまった。ブルーグラスSをぶっちぎったSinister Ministerの存在により、これまで通りマイペースで競馬できる可能性が薄いだけに、三冠の中で落とす可能性があるとしたらここの可能性大。

 Lawyer Ron 父Langfuhr 母Donation(父Lord Avie)
主な勝ち鞍/06アーカンソーダービー、06レベルS

 Brother Derekが2歳戦から日の目を浴びていた存在なら、こちらは2歳時はほとんど日の目を浴びることが無かった存在か。昨年の12月以来6連勝とまさに充実。リズンスターSが8馬身差、レベルSが3馬身差、アーカンソーダービーが2.3/4馬身差とどれも完勝。前走、ややかかり気味だったのが気に掛かるがそれ以外は問題無いか。ちなみにレベルS→アーカンソーダービー連勝は04年の二冠馬Smarty Jonesが、連勝ではないものの05年の二冠馬Afleet Alexが通ってきた道と縁起のよさならNO.1。
 ちなみに、Lawyer Ronという名前が元オーナーの故J.ハインズ氏の知人の弁護士から来ているのは有名な話だが(その弁護士が遺言執行人として馬主であるのは不思議な縁を感じますね)、どうやら、執行人によるとLawyer Lon売却の交渉をしたがまとまらなかったとのこと(記事)。でも、members of Hines' family do not want to sell the colt "at this point" but they recognize the "business side of it and they have agreed that whatever I decide is what they will go with." というコメントを読むと実はまとまっているんではないかと疑ってしまう・・・。

 Bob and John 父Seeking the Gold 母Minister's Melody(父Deputy Minister)
主な勝ち鞍/06ウッドメモリアルS
 ダービーボブの異名の通り、今年もこの馬に加えSinister Minister、Point Determinedなど有力馬盛り沢山のボブ・バファート厩舎。どれが今年勝つ可能性が高いかと考えるとこの馬ではないかと思う。ただ、前走のメンバーがどうなのかと問われると返せませんがね・・・。今年の東海岸の弱さはちょっと心配なだけに東海岸で勝った馬の評価はよく考えないといかんね。


ユートピアがゴドルフィン移籍へ

2006-05-03 00:09:39 | 競馬雑感

 日刊スポーツによりますと、先日のゴドルフィンマイルを圧勝したユートピアがゴドルフィンに移籍することが決定した模様(記事)
 先月、どこかのブログでユートピア移籍みたいな記事を読んだときは、「これはまたネタなのか本当なのか分からないニュースだな~」と思いましたが、今になって考えると物凄い情報の早さでしたね。感服です。

 日本から海外に移籍した馬といえば、すぐ上がるのがネゴシエーター、フサイチドナイト。これらはあくまでもオーナーは変わらずに厩舎の移籍という形でしたが、これは金銭トレードで馬主・厩舎とも完全移籍という日本では非常に珍しい形(シーキングザパールなんかはこの例に相当するのであろうか?)。今後、この形式が日本で一般的になるとは考えにくいが(超一流馬はトレード代が高騰しすぎるし、二流馬をトレードしても妙味が無い。すなわち、海外でもそこそこ走れる一流馬という非常に狭い範囲に限られてしまう)、海外で活躍し、それが評価されてトレードされるという道を開いたことは意義がある。これを気に、日本で生まれた仔馬を買うよりも、日本で調教され、ある程度の実績を残した馬を買うほうが効率がいいとか考えられたらどうしようもないですがね。ただ、南米のようにはならないと思うがな~。

 
それはそうと、今週は英2000ギニー&1000ギニ-に加えケンタッキーダービー。
 英2000ギニーはA.オブライエン厩舎が誇る2強、George Washingtonに加えHoratio Nelsonの出走を決定。Geroge Washingtonはファロン、Horatio Nelsonの方はキネーンになるとのこと。Rock of Gibraltar、Hawk Wingでワンツーを決めた再現なるか?
 英1000ギニ-はこれまたA.オブライエン厩舎のRumplestiltskinが仏1000ギニ-とどちらに回るか注目されましたが、英1000ギニ-の方に回りそう。他にRace for the Starsも同厩舎から出走予定で人気になりそうですね。騎手はRumplestiltskinがファロンで、Race for the Starsがムルタか。
 ケンタッキーダービーは一番人気、Brother Derekが最終追いきりを済ませた模様。こちらは激しい先行争いが予想されますが、今までどおりのレースができるか注目。


ディープインパクト天皇賞(春)制覇を受けての海外の反応

2006-05-01 23:56:07 | 競馬雑感
 先日のディープインパクト天皇賞(春)制覇を受けて、海外のマスメディアはどのようにこのニュースを伝えたのかと思い。探してみた。

 まず、アメリカのblood horseから(記事)
ここで、気になったのは最後の一文。Deep Impact is expected to travel to Europe, where he will likely face a rematch with Heart's Cry, the only horse to ever beat him.
これを読み、本当に海の向こうで日本の2強が雌雄を決する時代がやってきたのだと感じました。もはや、ハーツクライもディープインパクトも日本だけではなく国際的な著名度を持つ馬になってしまったのですね。

 で、イギリスのSporting Lifeから(記事)
タイトルがいきなりDeep makes huge impactときたもんだ。ここの記事でも最後に、The only horse to have beaten Deep Impact is Heart's Cry who was last seen beating Collier Hill in the Dubai Sheema Classic in March.とあるようにここでもハーツクライ。最早、ディープの記事が出ればハーツクライが出、ハーツクライの記事が出ればディープの記事が出る表裏一体状態。

 アメリカのThoroughbred Timesというと(記事)
ここでは、淡々とレースの流れやその背景を説明している。でもやっぱり、唯一負かした馬がハーツクライだとは書かれていますがね。

 イギリスのRacing Post(記事・要登録)
こちらではディープインパクトの海外遠征について若干触れられています。遠征プランに挙げられているのは2レース。ディープインパクトを唯一負かした同じ国の馬、ハーツクライも出走予定のキングジョージか凱旋門賞とのこと。

 あちらでは、ハナからプリンスオブウェールズSは使わないと考えているのか、それとも登録したことは知らないのか。まあ、日本国内でも出るという考えの人は極少数派ですが。ただ、昨年のゼンノロブロイのように結果的にお茶を濁すような形の遠征だけは勘弁願いたいですね。

 これまでのマスコミとのインタビューなどから、池江郎先生はあまり海外遠征に積極的と受け取れないコメントが多かったように思える。「騎手や周囲はもはや次走は海外しかないだろう」的なムードになっていますが、池江先生は凱旋門賞が目標になるのならば宝塚記念→(フォワ賞)→凱旋門賞→(ジャパンカップ)→有馬記念→引退。キングジョージが目標になるのなら、キングジョージ→秋古馬三冠というローテを考えていると思う。しかし、ファンの心理としてはキングジョージ→凱旋門というローテ。この2つの違いをどれだけ埋めていけるか。これを埋め切れなかったのがテイエムオペラオーの5歳時であり、エルコンドルパサ-の有馬記念orジャパンカップ回避である。未だにこの2頭の判断はいろいろ言われるのが事実。願わくばディープインパクトはこんな風にはなって欲しくない。