帰省

一泊でしたが、会津の実家に行ってきました。
父が去年肺気腫で入院をして、その看病疲れで母がちょっとボケてしまって。
それの心配があって行って来ました。
忙しいからといって大切な両親をほっといてはいけません。
あとで絶対後悔する。

母は結構物忘れが激しくて、もう笑っちゃうしかなかったです。
弟が昨日から泊りがけで来たのか、朝から来たのか
それさえも思い出せないのですから。
でも、足腰や表情はしっかりしていますので
時期が来たら良くなることを期待します。

夕方、父が呼吸が苦しいと言いました。
昼間、少し遠くの神社に出かけてきて、その疲れなのか。
それにしても、その折に、これでここに来るのは最後だ
などと言っていたそうなんです。
こりゃ相当参っているなと思い、勝手に手を当てました。
右肺と背中に。
父は「何してる？」と驚いた。
当てたのはほんの３～５分くらいだったか。

そしてお風呂に入って寝るばかりになった時に

「昨日お風呂に入った時は苦しかったのに
今日はなんでもない、これは神社のご利益か？」

と呟いていたので
私が手を当てたからだよ、とちょっとだけ強気で言ってみた。
父は、「そうか～神社に行っただけでこんなに楽になるはずないもんな」
と結構単純に信じ始めた。

で、母に横になってもらって、先に手を当て始めた。
父は急にはしゃぎ始めて、自分も早くやってもらいたそうにしてる。
母は普段から健康に気を使っているので、エネルギーの流れがいい。
一時間やって、結構敏感に感じていた。
父は待ちながらも時々眠ってしまって
でもようやく自分の番になったら起きて大人しく受けていた。
半信半疑なんだろう。

前に行った時にもやったことがあるんだけど
健康に不安がなかった時なので、あまりインパクトがなかったようだ。
今回はもう長くない、などと弱気になっているので
私の手当でよくなることに半分くらい期待しているのかもしれない。
父にも１時間やったところで、「うん、楽になった」と言って眠ってしまった。

母に始めた時、上のほうで小さく光る光があり
「お母さんにあなたの愛が通じる時が来たね」
というメッセージがあった。
母は私が疲れるのではないか、と何度も聞いていた。
受け取りべたなんだよね。

これは、今度から時々帰って、こんな風にやってあげないと、と思った。
できたらアチューンメントもやってあげたい。

今回帰ってみて、いろんなことに気づいた。
今まで自分が満たされないと感じていたことは
全て自分の中から発していたこと。
私は被害者でもなんでもない。
勝手にイラつき、勝手に当り散らしていたような気がする。
父母、弟と接していて、こんな時私はこんな風に行動してたな
って思い出すことが多々あり、それは短気で感情的なこと。
今、こうしてたくさん浄化したために穏やかな気持ちになって
家族を見てみると、確かに色んな歪みがあっても
自分が不快になるように感じたのは、全て私から発していた
と強く感じた。

母が少し前のことも忘れてしまうことは、前だったらイラついたと思う。
まず先に自分の感情を優先していたから
母の気持ちを考えずにぶつけていただろう。
それが今は傷つけないようにと気遣っている。
何度も同じことを説明している。
これは昔の私だったらありえない。

今は母に依存していないし、責める気持ちもまったくない。
父と母と弟のいいところを見て、控えめに発言している。
いろんなことの記憶が整理されたようなそんな気がする。
すっきりした。

自分が変わると周りが変わるということが更に実感できた。

行き帰りの車中からは、桜の花も見えた。
猪苗代辺り。
二回桜を見ることが出来てラッキーだった。