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Lester:「私は、あなたに全ての道を案内しようとしています。」 2015-10-04-09:45JST

真我を意識する-5-記憶(反応)を消す

2020-11-28 03:34:34 | 目次付きの記事(1~10)
真我を意識する-5-記憶(反応)を消す 

 今回のテーマは、「記憶(反応)を消す」についてです。
 自我 (肉体の私) は、心 (マインド) の働きで、記憶の投影を知覚して世界という夢を体験しています。この「記憶の投影」は、全てが、反応です。 

 自我 (肉体の私) は、サンスカーラ (生来の精神的傾向:samskaras) により、維持されています。サンスカーラ (生来の精神的傾向:samskaras) は、記憶 (反応) の集合体です。心に印象 (ヴァーサーナー) が残り、その印象 (ヴァーサーナー) の集まりが、精神的傾向になります。 

 肉体の死後に、サンスカーラ (生来の精神的傾向:samskaras) は、別の肉体へ引き継がれます。何が原因で、反応するのかは、わかりませんが、反応している記憶は、消せます。反応している記憶を消すことで、無知が消えて、本来の自己 (真我:Self、I AM THAT I AM.) が、現れます。 

 全ての人は、深い眠りの状態で、真我を実現しています。「目が覚めると、真我を意識しなくなる、無知の状態になります。」真我を意識することで、この無知を消していきます。

1. 「無知の消滅」が、真我実現である 

 ラマナ・マハルシは、「無知の消滅」が、真我実現である。と話しています。 

 「無知を消滅する」には、真理を聞くこと。そして、「理解を確立する」こと。と話しています。「理解を確立できない」ときは、「熟考をして、黙想をする」こと。と話しています。 

 これを、実践することで、サンスカーラ (生来の精神的傾向:samskaras) という、根を断ち切ることができる。と話しています。  

Talks with Sri Ramana Maharshi 

3rd January, 1937 DROPS OF NECTAR (甘露の滴) 
Talk 314. より、一部を抜粋しています。 

In yesterday’s answers, Sri Bhagavan said that the Self is pure consciousness in deep slumber, and He also indicated the Self of the transition from sleep to the waking state as the ideal for realisation. 
He was requested to explain the same. 
 昨日の会話 (回答) の中で、シュリ・バガヴァンは、自己 (真我:Self) は、深い眠りの中で純粋な意識であると述べ、また、睡眠 (眠り) から覚醒状態 (目覚め) への移行の自己 (真我:Self) を、実現の理想として示しました。 
 彼は、同じことを説明するように求められた。 

Sri Bhagavan graciously answered: The Self is pure consciousness in sleep; it evolves as aham (‘I’) without the idam (‘this’) in the transition stage; and manifests as aham (‘I’) and idam (‘this’) in the waking state. 
 シュリ・バガヴァンは、丁寧に答えました:自己 (真我:Self) とは、睡眠中の純粋な意識です。移行段階では、イダム (idam:「これ:this」) なしで、アハム (aham:「私:I」) として進化します。目覚めた状態で、アハム (aham:「私:I」) とイダム (idam:「これ:this」) として現れます。 

注記:目覚めた状態:目が覚めて、起きているとき。日常の生活をしているとき。 
 深い眠りの状態から、目が覚める移行の段階で、アハム (aham:「私:I」) だけが、現れれる瞬間がある。それを過ぎると、完全に目が覚めて、アハム (aham:「私:I」) とイダム (idam:「これ:this」) が、混濁して現れます。 

The individual’s experience is by means of aham (‘I’) only. So he must aim at realisation in the way indicated (i.e., by means of the transitional ‘I’). 
Otherwise the sleep-experience does not matter to him. If the transitional ‘I’ be realised the substratum is found and that leads to the goal. 
 個人の経験は、アハム (aham「私:I」) のみによるものです。したがって、彼 (探求者) は、示された方法で (つまり、過渡的な「私:I」によって) 実現を目指す必要があります。 
 そうでなければ、睡眠経験 (眠りの体験) は、彼にとって重要ではありません。過渡的な「私:I」が実現した場合、基層が見つかり (根底にあるものが満たされ)、それが、目標につながります。 

Again, sleep is said to be ajnana (ignorance). That is only in relation to the wrong jnana (knowledge) prevalent in the wakeful state. The waking state is really ajnana (ignorance) and the sleep state is prajnana (full knowledge). Prajnana is Brahman, says the sruti. Brahman is eternal. 
 繰り返しますが、睡眠 (眠り) は、アジニャーナ (ajnana:無知) と言われています。それは、目覚めた状態で蔓延している間違った、ジニャーナ (jnana:知識) に関連しているだけです。目覚めている状態は、本当にアジニャーナ (ajnana:無知) であり、睡眠状態は、プラジニャーナ (prajnana:完全な知識) です。「プラジニャーナ (Prajnana) は、ブラフマン (Brahman) です。」と、聖典 (sruti) は、言います。ブラフマン (Brahman) は永遠です。 

注記:睡眠 (眠り) は、アジニャーナ (ajnana:無知) と言われています。:これは、目が覚めて、起きているときに蔓延している、間違った、ジニャーナ (jnana:知識) です。睡眠状態は、プラジニャーナ (prajnana:完全な知識) です。  

2. 心を解放する 

 絶対的な存在の中に「私は在る」ことを、受け入れて認めます。「存在」は、感じる (知覚する) のではなく、受け入れて認めます。絶対的な存在が在り、「私はその一部」だと受け入れて認めます。  

手順です。 
0. 何か起きた時、自分の中に聞きます。 
1. 「私の中に、いったい何が、起きているのだろう?」 
2. 「一体、自分の中のどの記憶が、(〜何なに〜) を、(〜何なに〜) させたのだろう?」 
3. 「私は、自分のホ・オポノポノをいたします。」 
4. 「そして、記憶を消去します。」 
5. 「そうすると、私の (〜何なに〜) は、大丈夫な状態になります。」 
6. 「私が、自由になると同時に、宇宙の全ての人から、その記憶 (データ) が、解放されます。」
 

4th February, 1935 
Talk 26. より、一部を抜粋しています。 

D.: Taking the first part first, how is the mind to be eliminated or relative consciousness transcended? 
D:まず、第1の部分を取る (最初の部分を最初に取って)、どのように心を消し去り (排除するのですか)、または、相対的な意識を超越するには、どうしますか? 

注記:Taking:the action or process of taking something.:何かを取る行動またはプロセス。 

M.: The mind is by nature restless. Begin liberating it from its restlessness; give it peace; make it free from distractions; train it to look inward; make this a habit. This is done by ignoring the external world and removing the obstacles to peace of mind. 
M:心は、本質的に落ち着きがありません。その落ち着きのなさから、それを,、解放し始めます。それに、安らぎ (平和) を与える;気を散らすものから、解放します。内側を見るように、訓練します。これを、習慣にします。これは、外界を無視して、安心への障害を取り除くことによって行われます。 

D.: How is restlessness removed from the mind? 
D:落ち着きのなさは、どのようにして、心から取り除かれますか? 

M.: External contacts - contacts with objects other than itself - make the mind restless. Loss of interest in non-Self, (vairagya) is the first step. 
M:外部の接触 (外的な接触) - それ自体 (自己:itself) 以外の対象物 (オブジェクト) との接触 - は、心を落ち着かせません。自己 (真我:Self) でないもの (非自己:non-Self) への興味の喪失 (離欲:バイラーギャ:vairagya) は、最初の段階 (ステップ) です。 

注記:(離欲:バイラーギャ:vairagya) :真我では無いものへの、興味を失うこと。 

Then the habits of introspection and concentration follow. They are characterised by control of external senses, internal faculties, etc. 
(sama, dama, etc.) ending in samadhi (undistracted mind). 
 その後、内観 (内省) と集中の習慣が、それに続きます。それらは、外的な感覚 (外部感覚) や、内的な知的機能 (内部能力) などの制御することによって特徴付けられます。 
(サマ:sama、ダマ:dama、など。) サマディ (samadhi:三昧:気が散らない心) で終わる (へ導き終わる)。 

注記:(sama, dama, etc.) 6つの美徳 (Shatsampat:シャットサンパット) 
Sama(サマ):Tranquility  静穏、落ち着き、平静 
Dama(ダマ):Giving of Charity 慈愛を与える 
Titiksha(ティティクシャ) Forebearance 寛容、忍耐 
Uparathi(ウパラシ)Withdrawal 満足感 欲望を必要としない 
Shraddha(シャラダハ)Faith 信仰 信念 信頼 
Samadhana(サマダハナ)Focus 集中 内観  

3. 参考サイト:離欲。バイラーギャ 

 『Butt Method』(バッドメソッド) では、欲望と抵抗を手放します。これを理解するには、「ラマナ・マハルシとの対話」が参考になります。『Butt Method』(バッドメソッド) の実践で、「内観と集中の習慣」が身に付きます。 

 ラマナ・マハルシとの対話で、「どうすれば、心を落ち着かせることができるでしょうか?」との問に、マハリシ (マハルシ) は、「外的な接触、自己以外の対象物との接触。これが、心を不安定にさせるのです」。と答えます。 

 続けて、「真我では無いものへの、興味を失うこと。離欲。バイラーギャ (Vairagya) が、第一段階です」。と答えます。そして、「そうすれば、内観と集中の習慣が、それに続くでしょう。そして、外的な感覚や内的な知的機能を制御することが、最終的に、三昧 (サマーディ) へと導くのです」。と答えています。 

 真我では無いものへの、「欲望、願望、期待」を抱くことから、「苦しみ、怒り、悲しみ」が生まれます。離欲。バイラーギャ (Vairagya) により、「内観と集中の習慣」へとすすみ、自分の中に神 (I AM. 私は在る) が存在する。この世の全ては、自分の中の神 (I AM. 私は在る) が動かしていることを知るようになります。 

 この方法で、無意識にある前提や思い込み (執着や険悪の感情や考え) を、書き換えます。この方法では、小さな成功体験を繰り返すことで、自信になり確信を持つようになります。  

note 
2020-11-23 12:54:59〜2020-11-28 03:24:03 記述しました。

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