花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

ブラックソルト

2008-08-19 | 週末ごはん・お酒
夏の冷たいスープを記事にしようかと思ったら・・・


ない!ない! なーーーい!

画像がない。



間違えて捨てちゃったみたい。
あ~あ。。。


というわけで、ネタがありません。


で、思い出したのが




ブラックソルト
太古の天然岩塩




これを買ったのはたしか昨年の夏のこと。
そのしばらく後でTVで赤い塩を採る村の話しを紹介していました。

それはチベット自治区の小さな集落。
山と泥の川、畑もできないその土地の糧は岩塩層を溶かした塩水の湧く井戸です。

採った塩をロバに背負わせ、険しい狭い山道もある「茶馬古道」を雲南省の徳欽という街まで延々運んで売りに行くのですが、近頃は街では人工のきれいな白いサラサラの塩がもてはやされ、ザラザラの赤黒い不純物の多い塩は家畜用だと言われ売れなくなったそうです。 

 <*茶馬古道=シルクロードと並び栄えた交易路>

放送では村の人たちが塩の不純物を取り除いて品質を上げる努力を始めたというところで終わっています。



ローズソルトはよく使っているけどこーんな赤黒い塩は初めて。
どんなかしら? と、こわごわ・ワクワク


・・・くさいっ!!

この塩だけでまるで「茹で卵の黄味に塩かけた」感じ。



そう、硫黄くさーいのです。


そりゃ、精製塩がいくら角々しい塩だってこれよりはマシだわなー
ずっとブラックソルトしか知らないで育ったらどちらを選ぶかわからないけど、白い塩で育った人はこの匂いじゃムリだわ。(好きな人はハマるらしいですが、あたしゃイヤだ)



かくして、この塩は我が家で封印されたのでした。



そして時は流れ 

~ ~ ~ ~ ~


またどこかの番組でこの赤い塩(ブラックソルト)が登場。

このくさい塩は、どうやら加熱することによって匂いが飛ぶらしい。 ってことで、恐る恐る肉料理に使用してみました。



あ~ら、不思議!
全然くさくな~い。


普通に使えることがこれでわかりました。 
なんと封印から1年後!


捨てないで良かったー。
たしか200だか300g程度入りの袋だったと思いますがこれで千円以上するのです。
高い!
無駄にならなくてよかったです。



この高い、希少な塩、肉料理に甘味とコクが出るといいますが、うーん、私がニブイんでしょうか?加熱して臭くなくなったくらいしかわかりません。 塩気はたしかにマイルドなようです。



チベットのおっちゃんの塩を売って稼ぐ年収が20万円とか。。。
いくら輸送費やパッケージにお金がかかるっていったって、誰か途中で搾取しすぎじゃありませんかね? 

おっちゃんに少し還元してやっとくれー



(明日、明後日は夏休み~♪)