花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

ローマは1日にして語れず(ローマ4)

2012-02-29 | 花・風景・旅・他
「ローマは1日にしてならず」


これは前記事にも書きましたっけ。


ですが、このブログのローマ編が1日にして終わらないのはローマの歴史の古さのせいではなく、観光名所の多さのせいでもありません。




私がほったらかしにしているだけ。

です。



気づいてみれば帰国してからもう一ヶ月と一週間が経とうとしています。
気づいてみれば帰国してしばらくしたら北海道に引っ越すと言っていた一緒に旅をした友人がついに北海道に発ってしまいました。



旅行記の締め切りを夏休みの宿題とするならば、2月いっぱい締めきりってとこでしょうか? 甘すぎますか?

ということで、お尻に火がついたような気分でローマ記4です。
ローマと言ってもその中にあるヴァチカン市国ですが。




いよいよ旅も丸一日自由行動という最終日です。
ローマの街歩きも食べ歩きもいいけれど、やっぱり一度は行っておかなくちゃ!!なヴァチカン博物館は外せません。


噂によると入場1時間2時間待ちはあたりまえというところ。
ただ、予約を前もってしておけばその列に並ばず悠々と入場できるというので1ヶ月以上も前にネット予約しました。
(予約はヴァチカン博物館の公式HPで)


事前調査では絶対予約しないとムリ!という方が大多数、この時期は予約なしで大丈夫という方が少数でした。
私たちがもっと若かったら、ええいそのとき任せと予約料金を節約したことでしょう。
でも・・・ちょっと用心深くなるお年頃なので。




結果!
予約なんてぜーーーーーーんぜん必要なし。

ただ、それでも入場待ちの列を予想しての整理柵がありましたのでこの季節でも混雑するときもあるのでしょう。
こればっかりは行ってみないとわかりません。



日本語の音声ガイド(有料)を借りるのに、さてイタリア語でなんと言うのやら?と心配していたら
日本語で説明されてホッとするやら拍子抜けするやら。


ヴァチカン博物館(美術館)の中はどこもかしこも、天井から壁から床からすべてが芸術品で囲まれています。
ショップさえフレスコ画の壁や天井のもと。

ミケランジェロの天井画がみごとなシスティーナ礼拝堂を除いては写真撮影も可能です。 
が、やっぱり時間をかけてじっくりみて自分の目に焼き付けるのが一番ですね。





このとおり、がら~~~んと人もまばらで




美術館の写真をブログで見たところで本物(レプリカも含め/写真じゃないという意味)の
感動はとても得られないと思いますがしばしヴァチカン博物館にいる気分になってください






天井もアート






周り中アート


























すべて天然の大理石の色で作られたもの







ピエタ(ミケランジェロ作十字架から降ろされたキリストとキリストを抱く母マリア)
これはレプリカ





ショップもアートの中






ピーニャの中庭


名前の由来は
ピーニャ=松ぼっくり
松ぼっくりは繁栄の象徴です




実はこの下に大きなブロンズの松ぼっくりがあるのですが
まったく写してませんでした 何やってるんだか






お帰りはこのけっこう急なグルグルを下って

転んだらそのままグルグル下まで落ちていけそうです


この螺旋階段は上り用と下り用の2重構造になっています
ちーっとも気づきませんでした





美術館でしっかりおぼえたイタリア語=USCITA(出口)
USCITA=EXITであることは知っていましたけどたぶん一生忘れないでしょう。

まったく、広すぎて迷いつつ何度この表示を見たことか。


そしてローマの話はまだ終わりませんのです。
次でやっと終わるから。。。

ああ、2月中に終わらなかったわ。




冬のイタリア旅行・ローマの休日な観光地(3)

2012-02-16 | 携帯投稿
それにしても
っていきなりすみません、私の頭の中では前記事からずっとつながってるので。


それにしても、イタリアに来て4・5日も経てば少しくらいイタリア語をわかるようになるかしら、と思っていたらまったくダメでした。


ボンジョルノ・ボナセーラ・グラッツィェ・プレゴ
こんにちは・こんばんは・ありがとう・どういたしまして(どうぞ)
まあほぼこんなもんでしょうか?


何せ添乗員さんもイタリア語はできないのかドライバーさんとの会話も英語、ホテルのフロントも当然英語。

添乗員さんがイタリア語ペラペラだったらもうちょっときっとおぼえられたでしょう。
と、人のせいにしてはいけませんね。
もっとわからないなりにも積極的に話せば(話すほど単語すら知らない)よかったかと。


若い人や観光客が行くような施設やお店では多少の英語は通じます。
私の方がきっとずっと英語もしゃべれないけど。
ただ、年配の方はあまりわからないようです。


私がイタリア行き前にようやく頭に入れたイタリア語
こんにちは、こんばんは、また明日、また後で、来週、月曜~日曜、1月2月4月9月~12月、数字、
右、左、窓(右・左と似てるから)、あれ、これ、いくら?、どこ?、すみません、ごめんなさい、はじめまして、
お願いします、ありがとう、美しい、おいしい、どういたしまして、朝、夜、夕食、予約
こんなもんでしょうか?


ただ、自分でこの単語を言うのはいいけれどいきなり人に言われると聞き取れません。



と、そんな話はどうでもいいですね。
とにかく、飛び込めばなんとかなるさ!な精神は飛び込めないまま不発に終わったのです。




さて、いよいよトレビの泉。
ローマはやっぱり今まで廻った中で一番人が多かったように思います。





夏はもっと人がごっちゃりなのでしょうね
カメラ撮影はバッグに用心しながら!















泉に後ろ向きになり右手で左の肩越しに
コインを泉に投げ入れると再びローマに来る
というのは有名なお話

これはコイン1枚の場合
2枚は大切な人とずっと一緒にいられる
3枚はパートナーと別れる
と、いつの間にかこんな言い伝えになってます

さて、あなたは何枚投げる?





スペイン広場(スペイン階段)
由来はスペイン大使館があることから
映画「ローマの休日」でヘプバーンの演ずるアン王女が
ここでジェラートを食べるシーンがありましたが
現在はこの場所での飲食は禁止





さらに上部の左右に分かれる階段
ここはジプシーに要注意だそうで
赤ちゃんを抱いた女性に気を許してはいけません
ガイドさんにしっかり離れず着いていきます

スリの仕事場ですから!


ジプシーに寄付をしたい方は別ですが









そして夕食はお魚料理をレストランで
陽気な二人が音楽を披露してくれます
(気前の良い方はどうぞチップを差し上げて)



翌日はローマ1日自由行動♪
ワクワクドキドキです。




冬のイタリア旅行・ローマの休日気分・・・となかなかそんな話はない(2)

2012-02-14 | 花・風景・旅・他

前記事のタイトル「ローマの平日」は、言わずもがなかの有名な映画「ローマの休日」をひねったものです。

だって、私たちが滞在したのは休日じゃなくて平日だったから。



でも、ローマの休日って別にローマが日曜日だったわけじゃないのよね。
ということで素直にタイトルをいただこうかとも思ったんですが、そんなロマンスあるわけもなくなんちゃってな
気分に近づくことすら出来ませんでした。

イタリア男は女性と見ればすぐナンパすると聞いていたのにちっとも声かからず。
やっぱり年齢制限ありですか?


それというのも、何せ旅行開始時からずっと添乗員さんに耳にタコができるほど
「スリ・置き引き・押し売りに気をつけてください!」
「リュックは危ない、バッグは前、手をかけて」と
言われていましたからそりゃもう人の多いところに行くときはしっかりとバッグをコートの影に入れ込んで
ファスナー口とベルトに手をかけて、スキを見せないようしっかりと。

用心深すぎてかえって挙動不審だったかも?


まあ、後々それが無駄ではなくなるのですが。



とはいえ、その体勢ではカメラも構えられないのでけっこう無防備な瞬間もありましたけど。


ですが、日本人以外の観光客はリュック姿やバッグも肩にかけてと普通なスタイルが多い。
日本人ってよっぽどマヌケに見られてるのね、理不尽だわー。





さて、ローマの話は長いですよ。

何せ「ローマは一日にしてならず」ですからね。
歴史の分見どころも多いのです。



話は前後しますが、前記事のフォロ・ロマーノ一帯を観光の前に、プラートから移動してローマ初日のランチはピッツァでした。
ローマピッツァはナポリのもっちりと異なり薄皮です。
これなら1人でも1枚食べられちゃう・・・食べられ・・・
うーん、生地が粉っぽいし途中で飽きてしまって辛味オイルをもらいました。

「タバスコないの?」の声がテーブルであがりましたけど普通はイタリアのピッツェリアにはタバスコはありません。
最近はわかりませんけど。





ローマ、とは言いながら次の行き先はヴァチカン市国(ヴァティカン)です。
ヴァチカン市国はローマ市内にあり、世界最小の国です。

wikiによると、東京ディズニーランドより小さいと。



いざそのヴァチカンへ。
サンピエトロ広場から手荷物・服装検査を経てサンピエトロ大聖堂に入ります。

ノースリーブ・半ズボン・胸元の大きく開いた服は禁止です。






左の丸いクーポラのある建物がサン・ピエトロ寺院

オンシーズンにはやはり入場に行列をなすらしい
入り口もほとんど並ばずに楽々

しばらく後には中国人らしい団体さんが
バス2台分くらい並んでいました


















ヴァチカン市国の警備に立つスイス衛兵
スイスの制服そのままですがお洒落ですねー
日本人が着たら・・似合いそうには思えません

スイスからの傭兵は16世紀からですが
現在実際の警備はイタリア警察に頼るところだそうです

















ちなみに、ヴァチカン市国に入るのにパスポートやビザは必要ありません。



では「ローマの休日」のシーンを思い描いてスペイン広場やトレヴィノ泉に行きますよ。



冬のイタリア旅行/ローマの平日(1)

2012-02-10 | 花・風景・旅・他
先日どういうわけか、シリアだかリビアだか行きの飛行機に乗りました。

そろそろ着陸かと言うときに機内アナウンスが

「間もなく着陸態勢に入りますが、当機はただいま45%の安全性で運行しておりますのでどうぞ安心してお待ち下さい。」
平然とした様子で。

ええーーーーーーっ!?
45%の安全性って半分以下じゃないですか。
それで安心しろと?
普段はもっと危険なんですか?

しかも乗客はシートベルトを締めるどころか立って荷物の整理など当然のようにしている。

そうしているうちにあっという間に高度を下げ、あろうことか大きな橋の下をくぐって空港に向かうのでした。


ええ、もちろん夢の話です。






まだまだイタリア旅行の話続きます。

ヨーロッパの寒波はイタリアも震えさせているようですね。

私たちの行った時期のヴェネツィアが寒かった!なんて笑われちゃいそうです。
交通機関への影響や施設も閉鎖しているところがあるようですが・・・今時期だったら大変だったかもしれません。


白いローマもいいね、なんて言ってられるくらいならいいんですが。
日本も大変なことになってますから人ごとじゃない。




さて、旅のお話の続きです。
フィレンツェからホテルのあるプラートに戻り翌朝約300km離れたローマに発ちます。

日本で言うと・・・米沢(山形県南部)から上野(東京)くらいでしょうか?
よけいわかりませんか? 


スミマセン。






フォロ・ロマーノだったか・・・?
(古代ローマの遺跡)



現地のガイドさんがいろいろ説明してくれていたけれどなんだか皮肉めいた
ジョークが耳についてあまり聞く気分にならなかったので(といいわけ)







左にコンスタンティヌス帝の凱旋門と右にコロッセオ






どーんと存在感たっぷりです






凱旋門の上部







コロッセオは有料で中に入れます

赤っぽく見えますが白の大理石です
老朽化が激しく崩落があったりと危険な部分も
あるようで修復計画もあるそうですが・・・
今のイタリアはそれどころじゃないかも?






イタリアには白の大理石でできた建築物が多数ありますが排ガスなどで黒ずんでいるものが多いですが
汚れを落とし色を取り戻しているところもあります。





オマケにかわいい女子たちを



同じツアーの若者たち
コロッセオの前でROMAの文字を表現
(ちょうど望遠レンズだったので近すぎてコロッセオがわからないけど)

ピンボケなのではなくブログに載せる許可を取ってないのでぼかしています





何せツアーで時間がないのでさらりと外を見てまわるだけでしたけど、フォロ・ロマーノはゆっくりお散歩してみたい。




さて、イタリアと松ってイメージわかないかもしれませんが・・・ああでもバジルソース(ジェノヴェーゼ)に松の実を
使うんだからそう考えるとつながりますね。


凱旋門とコロッセオの写った画像の右端に上部に緑がぼこっと膨らんだようについている木が松です。
種類も違うのでしょうが日本のように枝ぶりを美しく整える作りではありません。
遠くから見るととても松とは思えません。
この松ぼっくりは巨大だそうです。 

松ぼっくりは繁栄の象徴として建物や階段の手すりの装飾などいろいろな場所に見られます。


あらくれてみた

2012-02-09 | 携帯投稿
これだけでわかる方はかなりのマンマ通~♪


青山おばんざい食堂(渋谷)<< addu mamma(マンマ)>>
渋谷区渋谷2-8-3
TEL 03-3406-2830

カウンターを含め18席の小さなお店なのでご予約くださいね~。




さて、答えは・・・コチラ


しまなみのおいしいミカンやドングリを食べて育った野生のイノシシ
商品名は「あらくれポーク」

ポークってつけないほうがいいんではないかしら?とも思うのだけど。
味はポークと全然違うんだし。

とにかく、ものすごっっっっっっっっっっっっっっく美味しいです!

今日はこれが煮込みになっているはず。
煮込みも美味しいだろうなぁ。

冬のイタリア旅行・フィレンツェのドゥオモで「冷静と情熱のあいだ」ぶってみる

2012-02-03 | 花・風景・旅・他
フィレンツェは街中が美術館です。



あっちにもこっちにもそこにも彫刻や銅像や中世の芸術的建築が見られます。

歩けば感嘆の連続
(というほど芸術がわかるわけではないけれど)






川越しに街を一望するミケランジェロ広場にあった街灯の脚

はて・・これが何だか説明された気もするのだけど記憶がない



余談ですが・・・
ミケランジェロ広場でバスを降りフィレンツェの中心部へと歩いて移動したのですが、
そこで携帯電話で何やらお話中のドライバーさんを発見。

「仕事でフィレンツェに来てるんだけど夕方まで時間があるからちょっと来ない?」なんて彼女を誘ってるのかしらーーー

すいません、妄想です。




街に降りるとまずはツアーには当然つきものである「お買いものタイム」
サンタ・クローチェ教会のある広場に面した皮革製品のお店です。

そのお店を特定するわけではなく、ツアー会社で案内されるお店は当然どこもかなり割高です。
高い理由はまあ、わかりますけどね。
どうしても気に入ったものかそこでしか扱っていないものでなければ他所で買った方がいいです。

こんなこと書いたら怒られますね。
なので、どこの主催か書くのはやめておこう。。。


でも、トイレを使える大事な時間を取れるのは大きな利点。
自分でお土産を探すのが面倒だったり、時間がなかったり、もっと高いところでぼったくられるのが心配な方は
やはりツアーのお買いものタイムに購入するのが安全でしょう。
いえ、十分ぼったくられてるとも言えるかもしれない。


ただ、今回私が感じたところでは一般のお店より2~3割高、物によっては(とくに食料品)安く買い物ができる
メルカート(市場)やスーパーの倍近い値段のように思えました。



旅はお土産選びも賢くならなくてはね。




では、観光の写真にまいりましょう。




Scusi, signore
ちょっとすみません





Si, signorina
なにかな?お嬢さん


<いやん、お嬢さんだなんてもう。
イタリア男ってホントに女性をすぐ口説くのね>

全然口説いてないが



すいませんまた妄想してました
イタリア語の使い方間違っていても見逃してください


ここは「Signorina」ではなくシニョーリア広場(Piazza della Signoria)

Signorina(お嬢さん=未婚の女性)とSignoria(支配権)では一文字でも大違い







ヴェッキオ宮殿
1299~1314建設・フィレンツェ共和国の政庁舎/メディチ家の住居/現在のフィレンツェ市庁舎
として使用されてきました
アルノルフォの塔と呼ばれる鐘楼は高さ94m





塔といえば世界遺産に登録されているサンジミニャーノが有名(フィレンツェから50kmくらい?)ですね。
もとは防衛のために建てられたのが権力と繁栄の象徴としてたくさんの塔を貴族が競って建てたそうです。






シニョーリア広場に面する建物の一角ロッジア・ディ・ランツィの回廊にある彫像の一つ






フィレンツェのドゥオモ

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
左サンジョヴァンニ洗礼堂
中央ドゥオモ(大聖堂)
右ジョットの鐘楼









大聖堂は簡単な手荷物・服装検査がありますが無料で入れます






中はミラノに比べてかなりシンプルです













「冷静と情熱のあいだ」はご存知ですか?
実は私、映画の話題になっていたこと以外よく知らなかったんですけど。

このドゥオモのクーポラが待ち合わせ場所という舞台になったのですってね。

というわけでこの丸い屋根は上がれるのですがそれはまた後で。




次はこれもまた名所、ポンテヴェッキオ(ヴェッキオ橋)に向かいます。




お巡りさん、楽しそうに歓談中?
この体で犯人を追いかけることはできるのでしょうか?






ポンテヴェッキオ
名前そのまんまですがフィレンツェで一番古い橋(Vecchio=古い/Ponte=橋)






橋なのに家が!?






橋を歩くと店が両側に建ち並びとても橋とは思えない





この日のランチはチキン料理。
先日のホテル夕食で出たチキンレッグよりずっとおいしかった♪
でも相変わらず野菜不足。




これからはフリータイムで体力勝負な場所に行くこともありアルコールは抜きでランチとトイレを早々に
済ませある場所へ急ぎます


急いだ先は・・・メルカートチェントラーレ (Mercato Centrale)
といいつつメルカートの写真がない!

生鮮品・加工品・乾物などがあり14時までの営業です。

生肉・生ハム・チーズ・ワインetc...(生肉買ってどーする!?)
魅力的です。

芸術もいいけどやっぱり食文化にものすごく惹かれます。
できることならここで食材買ってキッチン借りて作りたい!!


もちろんお土産もここで買えばお得!
ただし、肉・ハム類は検疫済みでないと日本に持ち込めないので在伊中にお腹にいれてしまわなくちゃいけません。




さあ、そして本日のメインイベントたる
「大聖堂のクーポラに上る!」
(階段しかないですが有料です)

これが体力勝負






あの天辺に上るのよ



この白い所
↓↓




狭く暗い階段463段!!

数えようと思ったけど脚を動かす以外に脳が働きたくないらしくカウントできず。
山形の立石寺の半分以下ですがこっちの方が螺旋状で狭く疲れる。


恋愛小説/映画「冷静と情熱のあいだ」で
主人公と昔の恋人が女性(恋人)の30歳の
誕生日に会おうと10年前約束した場所


そんなヒロインの気分で階段を上がってみる

なんて気分になれるわけがない
冗談じゃない
冗談じゃない
冗談じゃない


閑散期で空いているのはまだ幸いだけど

誰がこんなところで待ち合わせしたって?
冗談じゃない、そんな約束却下!
絶対に却下!却下!

こっちはデジタル一眼レフに交換レンズ2本の重さだってあるんだから




ムキになってほぼ一気に上がった先は










あっちを見てもこっちを見てもティラミスな絶景
ランチのドルチェのティラミスアイス、急いでいて食べ損ねたなぁ






街に大きな影を作るクーポラ




小説も映画もどうでもいい
冬なのに汗だくの達成感と感動♪





足腰丈夫なうちに是非挑戦してみてください





その後オンシーズンには予約がないとものすごい行列を作って待つことになるという「ウフィッツィ美術館」が
とっても空いていそうなので急遽行ってみることにしました。



メディチ家のコレクションを収蔵する美術館で現存するミケランジェロの完成した唯一の絵画
(=パネル画であってフレスコ画は別です)や
ボッティチェッリのヴィーナスの誕生や春(プリマヴェーラ)など必見だそうです



ミケランジェロは男色家で女性を描くにも男性をモデルにしていたので女性もたくましく描かれている、と
どこかのガイドさんが説明していました。



1月のイタリアは美術館や教会・史跡巡りをするには人が少なくてゆっくりできます。

ですが、半日のフリータイムはとてもとても時間が足りません。






サンタ・クローチェ教会








そして日暮れに集合して食事をとりホテルに戻りました。
夜はお魚料理
まあまあでしたが・・・日本に帰っておいしいイタリア料理を食べたい!
そんな風に切実に思い出したころでした。





冬のイタリア格安旅行・長靴をはいたおじいさん/フィレンツェがどうしてもティラミスに見えてしょうがない

2012-02-02 | 携帯投稿
そういえば、このツアーに参加していたお年を召した男性二人組の足元がゴム長なのがずっと気になっていました。

防寒のブーツではなく、あの黒い重たそうな(でも丈夫よね)歩きにくそうなゴム長靴です。



冬のイタリアとはいえゴム長履くほど雪の積もる場所じゃないし。
それとも豪雪地帯からいらしたのかしら?




気になって気になってしょうがないので、旅行中ちょっと仲良しになった何事も物怖じしなそうなかわいい若い女性をけしかけてそこのとこ、聞き取り調査をさせました。

だって、年配の男性は若い子になら何を聞かれたって悪気には取らないはずですもの。と、ずるいおばさんです、私。



その理由は、以前にも冬のヨーロッパを訪れてゴム長なら雨でも雪でも大丈夫と思ったからだそう。

なるほど、道路が凍結していてもヴェネツィアで高水があっても万全というわけですね。
ウォーキングシューズだった私たちはそのゴム長が活躍しなくて助かりましたけど。


ツアー最高年齢の今年80になるというおじいちゃんのニット帽にゴム長姿(しかもズボン=あえてズボンと=はゴム長にイン!)、
最初は奇妙に見えたけど、わかってみればかわいかったです。





ヴェネツィアからまたボートでバスの待機する場所に戻りプラートのホテルに着きました。

プラートは古くから繊維産業の町ですが今では中国移民が多く住み、産業にも治安にも問題が発生しているようです。

そういうわけで中華料理店がけっこうあると聞きましたが、ここはビスコッティのお店が並ぶ通りがあるほど
ビスコッティで有名な所でもあります。
ブルーの袋が印象的なアントニオ・マッティのがオススメでカフェやワインに浸して食べるとおいしい♪のだそうです。




が、ホテルから街の中心部にはちょっと距離があり時間もなく残念ながらプラートを楽しむことはできませんでした。





さて・・・転んだり落ちたり何かやらかしたというドジ話を期待されているようですが。
海外まで行ってそうそうやりませんわよ。



強いて言えば、持っていったガイドブックを二日目のホテルに置き忘れてきたことくらい。
旅はまだ半分も行ってないしこれから必要だっていうのにね。

たいしたことなくてすみません。




前置きが長くなりましたが、3日目の観光はフィレンツェです。




視界すっきりではないものの青い空!





そう、イタリア紀行第一回目の最初に出てきた像のあるここ

街を一望できるミケランジェロ広場です






朝の光を浴びて少しオレンジがかって見える街
左端に見える丸い屋根がフィレンツェのドゥオモ


正式にはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)

ドゥオモ(大聖堂)/サン・ジョヴァンニ洗礼堂/ジョットの鐘楼という構成です




どうしてもこの街の色がココアパウダーを想像させて
ティラミスが食べたくなってしまう




手前の橋が有名なポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)





続きはまたあとで




冬のイタリア【ミラノ~ヴェネツィア~フィレンツェ~ローマ】水の都ヴェネツィアで迷子

2012-02-01 | 花・風景・旅・他
2泊目のノヴェンタ・ディ・ピアーヴェのホテルの夕食がなんだったか・・・
たしか鶏モモ肉一本だったか?ビーフシチューだったか?
証拠写真がないので翌日の夕食とどちらだったかわからなくなっています。


朝はコンチネンタルブレックファストと聞いていましたが、ビュッフェスタイルで北イタリア独特のパンと
ハムが何種類か、スライスチーズに、バター、ヨーグルト、缶詰フルーツといったところです。






野菜がない

朝も昼も夜もとにかく野菜がほとんど出ません。
イタリア人は野菜を食べないのか?と誤解をまねくくらい本当にメニューに野菜がないです。

一度だけほうれん草がいかにもあちら風にくったくたに炒められた状態のものがたっぷりありました。
私たちポパイになれますか?って気分でしたけどそれでもうれしかった。




さて、前記事のアレーナ/コロッセオですが、恐らく誰もが知っている有名なのはローマの方で
ヴェローナはご存知ない方もいるんじゃないかと思います。
私も知らなかったし。


規模はローマの方が大きいです。
WIKIによると歴史としてはヴェローナの方が古く紀元前の末か遅くとも期限後30年頃に完成、
ローマは75年に着工して80年から使用されたとあります。

旅行案内などを見てみるとローマの方はコロッセオ、ヴェローナの方はアレーナと言われているようですね。

コロッセオ=円形闘技場
アレーナ=闘技場にまかれる砂に由来
どちらも人対人、人対猛獣の命を懸けた戦いが見世物にされていたのは同じ。

だそうです。




では、ヴェネチアへ。
空港からの送迎以外、観光中のバス運転手はたしか・・・チチアーノさん。
若いイケメンイタリアーノでした。
シャイなイタリア男もいるのね。(イタ語が通じる相手がいないからだけかも?)



ヴェネチア本島内は自動車の乗り入れはできません
自転車も使用できないそうで必然的に遠距離の移動は水上となるのでしょう。
 
一般にはヴァポレットという水上バスで島に渡りますが、団体さんである私たちは貸切ボートでした。

楽しみにしていた情緒がない、と嘆いたところでこの日の天候はものすごい霧で何に乗ろうが視界はほとんどなく
ただただ寒いだけです。






薄暗い夜明けでも曇った日の夕刻でもありません
とにかく霧・霧・霧
まっしろ
写真でも霧にかすんだ様子がわかるでしょう?


この季節のヴェネツィアはこういった日が多いようです

大潮や気圧南からの風シロッコが重なるとアックア・アルタと言われる高潮(高水)で水浸しになることも
そんな体験も貴重かもしれないけどやっぱり浸水状態じゃなくてよかった






ドゥカーレ宮殿








サンマルコ広場







カモメを乗せたライオン像・・・ではなく
ヴェネツィアのシンボル有翼のライオン












サンマルコ大聖堂

ミラノのドゥオモとは全く違う印象
こちらはビザンチン様式の建築だそうです








ムーア人の時計塔
一番上に二人のムーア人の像があり鐘をつきます

なぜムーア人なのかはわかりません
すみません



下方のブルーの部分はラピスラズリ
美しいブルーです







建物の上にはずらりと像が






こちらには鳥がまるで当然そこにあるべきかのように





サンマルコ広場を出て路地に入りヴェネツィアグラスの工房を見学した後は昼食後自由散策をしばし



ランチ、お知りになりたいですか?

イカスミパスタでっす~。
日本人向けにちょっとやわらかめの消化によさそうな。

しょうがないです、39人分一度に出すのですから。

魚介のフリットが出たのはこの時だったかしら?
これについてはもう記憶から消したい出来栄え。
猫もそっぽ向くと思います。




気を取り直しまして。

さあ、某TV局の「世界ふれあい街歩き」か、はたまた「トラべリックスIII」か?という気分で街歩きをしましょう。










ため息橋
牢獄と尋問室に渡る橋
囚人はここを通るときこの美しいヴェネチアを見るのはこれで最後かとため息をついたとか








リアルト橋
ヴェネチアの象徴的橋です

実はこの写真は修整しています
TV放送だときれいな街並みしか映りませんが実際は落書きの多いこと!




では修正前↓↓↓



まだこれはましな方ですが、がっかりしちゃいますね







リアルト橋の上から(たぶん)







路地を歩くと水路が見えます









そしてまた角を折れて歩くと水路














ヴェネツィアのカーニバルのマスケーラ
中世の衣装にマスクをつけて

そういえばカーニバルはもうそろそろですね
























どこにいってもまた水路





そしてどこにいるのかわからなくなった!!

集合時間まであと何分?
ここはどこ?




寝酒を求めつつ入ったお店で場所を聞くと思っていた方向から外れずいぶん離れたところにきてしまったよう。
(それでもやっぱりお酒とつまみを確保する私たち)


道を聞いて再び歩くもどうにも、どこに行っても同じような景色。

いっそタクシー代わりにゴンドラつかまえるか?

子犬をかかえたやさしそうな男性に地図を見せながら「ここはどこ?サンマルコ広場はどっち?ここから何分くらい?」
と単語の羅列で必死に尋ねると、近くまで行くからとかなりの距離を急ぎ足の私たちにつきあって
時折腕から抜け出そうとする子犬を抱きかかえながら一生懸命一緒に歩いてくれました。

ちょうどそっちに用事があるから、という感じだったけど本当に親切な人でした。
途中、街のいろんな人に声をかけられていたからきっとみんなに好かれている方なのでしょう。



Grazie mille!!!

Grazie molto gentile!




かくして無事に集合時間に間に合った私たち。








さようならヴェネチア