燈(あかり)健康塾 正しいダイエット法

管理栄養士が健康的のための正しいダイエットに必要な栄養、や運動の仕方についてよもやま話をします。

牡蠣(かき)の美味しい季節 「海のミルク」

2011-12-02 18:21:59 | 食べ物の話
今日の夕食は牡蠣の炊き込みご飯と、牡蠣フライ、野菜がたっぷり入った味噌汁です。

この味噌汁、実は、水炊きの残りです。
白菜やきのこがたっぷり入っています。
勿論、他の具材のエキスも…。
たまに春雨や豆腐のかけらがあるのもご愛嬌!
今日の食事も栄養満点。

私は、牡蠣が大好きです。

私が3歳くらいの頃、潮干狩りの時に海に浸かり濡れて泣く私に
母が見つけた牡蠣を、その場で食べさせて以来の好物です。

きれいな海で獲れたばかりだったので、大丈夫と思ったのか、
生の牡蠣を幼児に食べさせる母も母ですが、

美味いと感動してピタリと泣き止み、数十年来、
その時の事を幼児に覚えさせるほど美味しい牡蠣も偉大ですね。
本当にミルクのように濃厚で美味しかったのです。

牡蠣には、グリコーゲンのほか、必須アミノ酸をすべて含むタンパク質やカルシウム、
亜鉛などのミネラル類をはじめ、さまざまな栄養素が多量に含まれます。

世界中で食され、最も人類が親しんできた貝の一つだそうですよ。

その一方で「あたる」食材としても知られています。
貝毒、腸炎ビブリオ、大腸菌とウイルス(特にノロウイルス)がよく知られていますが、
原因は海水に由来し、貝内部、中腸腺などに取り込まれ濃縮されるものです。

食中毒の予防には、貝毒以外は十分に加熱する事ですが、
生牡蠣の美味しさは止められません。

貝毒は貝が食べた有毒プランクトンの毒を蓄積したものです。
排水が流入する養殖海域で養殖される貝類などから検出されることが多く、
免疫のない者、抵抗力が弱い老人や子供などはウイルス感染を起こし、激しい感染性胃腸炎を引き起こします。

「ノロウイルスと言えばカキ」という印象ですが、二枚貝はいずれも同じです。

私は、あの時に食べた牡蠣ほど美味しい牡蠣にまだ一度も出会っていません。
いつも、期待して牡蠣を食べます。
その故郷の海も、今は見る影もなく埋め立てられ消滅しました。

私の求める牡蠣はもうどこにも無いのかもしれません。


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