アカリノートノート

アカリノートのいわゆるひとつのノート的なアレ。

真夏の夜の出来事淳二

2006-08-15 22:32:47 | 日常の
その日
僕らは
人里を遠く離れたある場所へと
車を走らせていた


友人のタケシが
おもしろいところがあるので
いってみよう
といったのが
きっかけで

県内でも有名な
心霊スポットへ
むかっていたのだ

なんでも
そこでは
数年前から
心霊現象が
あとをたたないらしく
「赤い服を着た女性をみた」やら
「小さな子供が車のミラーにうつりこんだ」などの
目撃情報もあり
なかには
いったまま
もどってこない
人もいるらしかった


僕もタケシも
そういう心霊現象が怖くないわけではなかったがいい時間つぶしにと
興味本位で
いくことになったのだ







山道にさしかかった
ころ
あたりはすっかり
夜の闇に
つつまれていた

車のライトが
風に揺れる木々を
奇妙に
てらしていた


現場に
ちかづくにつれて
すこし肌寒くなるのを
感じた

タケシも僕とおなじように
緊張しているようだった


「な
なんだか
寒いな…」


「あ
ああ
冷房がききすぎかな…」


タケシが冷房の
スイッチを
きったと
同時に





がたんっ!!






おおきなおとが
車の
後方から

きこえた




「な
なんだよ今の!」

タケシは
あわてて
ブレーキをふんだ


僕らは
おそるおそる
後部座席のうしろを
みてみたが
そこには

ブレーキランプに
赤くてらされた
うすぐらい山道が
あるだけだった









僕らは
意を決して車を
おりた





すると
タケシが
おどろいたように
いった






「お…





おい

あれ…!」





タケシが指さした先には僕らが目指していた
心霊スポットの
閉鎖されたトンネルが
不気味に
その口を
ひらいていた


僕らは
きづかないうちに
目的地へ
たどりついていたのだ!







僕は
おもむろにトンネルへ
すこし近づいてみたが
背中に
強烈な
寒気をおぼえ
足を止めた

そして
車のところで
ふるえだした
タケシのほうをふりかえり



もう帰ろう




いおうとした次の瞬間!








「ぎゃあああああっ!!」







タケシの恐ろしい叫び声が響いた

僕は
驚いて
タケシに声をかけようとしたが
なぜだか声がでない!

すると
こわばったタケシの
口元が


う…


し…


ろ…





動いたのがわかった




僕は
おそるおそる
ゆっくりと
うしろを
ふりかえった



その

とき



僕の




背後には……





































背後には…
















背後…










はいご…





















はい



今日は

背後の日っ!





















まにあったー


まじめによんでた方

わりぃね



タケシて
だれやねん

トンネルて
そんなこわいとこ
いかんて




ははははは






ただいま
東京

さよなら
休暇

だれか
わたしを
あした
6時におこして
そして
職場に
つれてって


ぐぅ

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (のっち)
2006-08-16 01:00:15
いっつもこうなんだよぉ



騙されてばっかり・・・





たけして

また古風な・・・
返信する
Unknown (あかり)
2006-08-16 06:35:13
にやり





精進せい





川口タケシ
返信する
Unknown (小鶴)
2006-08-16 10:15:43
怖いとこは行きたくないです。

行かない方向で・・・
返信する

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