こにゃにゃちわ~い。
先日のツアーで鹿児島に
帰った際に久しぶりに会った友人に
「みてるよー、馬の名前!笑」
「?
あ、ああ、あああ、ブログね」
と言われたりしたので
今日はなんとなく
がんばって
スペシャルにしてみました
ごく一部の
ファンの皆様
ぜひぜひ
おたのしみくださぃ
(ケータイからは見られないかも?
ぜひPCでご堪能ください。姉さん)
!
というわけで
さっそくまいりましょうー!
まずは
こいつがトップバッター!!
それだけは、名前にして欲しくなかったで賞!!!
はい!
・・・・・
きましたね
やっぱり
つけちゃいましたか・・・その名前。
トホホな感じがしますね。
名前呼ばれても
いっこう(!)に
いうこと気かなそうですものね
ううむ
馬が
これ以上
ぐれないことを
祈るばかりです・・・
!
さて
気をとりなおして第2ゲート!
お次は
競走馬として、それ、どうなんで賞!!!!
その名も~~~~~~~~
はい!
・・・・
「追い越す?ねぇ、追い越す?
いや、ほら。君が追い越したいって言うならさ、
僕が前を走ってると邪魔だろうから、どいてあげなくっちゃなぁって。
え?そんなことしたら、お前が負けちまうだって?
ふふ。いいんだよ。僕の事なんか。
だって僕の名前『ヤサシイキモチ』なんだから・・・」
的な?
はやく彼が競争のない
安息の場所に辿り着けることを
祈るばかりです・・・
ん~
そこんとこいくと?
やっぱり?
競走馬たるもの?
これっくらいの
名前じゃなくちゃねぇ
ほい
第3コーナー!
これっくらい。
でも
意外と強い名前付けられると
弱くなる奴もいたり。。。
細い「フトシ」君
弱い「ツヨシ」君
臭い「フローラル」君
バイトの「プレジデント」君
みたいな。
ま
名前に負けるな!と
祈るばかりです。
!!!
っと!
そして今日の大本命!
第4ゲート!!
今日のレースはこいつの
ためにあるといっても過言では無い!
さぁ
いまゲートインしてきたそいつの
名前は!!!!!!!!!!!!
『河内のおじさん』
河内のおじさんは親父の兄さんで
郊外の『河内』というところに昔から一人暮らしをしていたので
僕も昔から当たり前のように彼のことを『河内のおじさん』と呼んでいた。
彼とは盆と正月にしか顔を合わせることは無かったが
会えば必ず5000札を一枚くれ、機嫌よさそうにニカッと
銀色の前歯を見せて笑った。僕は幼いながらに「いい人だ」と
いつも思っていた。
おじさんは16歳のときから建設現場の足場を作る仕事をしていた。
けして裕福ではなかったが、もともと贅沢はしないタイプの人だった。
そして独身だった。見合いの話がいくつかあったらしいが
おじさんはいつも興味なさげに断っていたらしい。
おじさんにとっての唯一興味のあること、それは競馬だった。
毎週日曜日になると決まって府中の競馬場に足を運んだ。
しかし彼は別に一攫千金を夢見ていたというわけではなかった。
彼はゲートから一斉に走り出す馬を一生懸命見つめた。
その美しく揺れる逞しい筋肉を目で追い続けた。
おじさんはただただ、馬が本当に好きだったのだ。
そんな河内のおじさんが行方不明になったのは僕が高校2年生の夏だった。
ある日誰にも何も告げずに忽然といなくなったのだ。
なんの連絡も無いまま3年がたった。
初めのうちは皆大騒ぎしていたが
そのころにはもう誰もおじさんの話をする人はいなくなっていた。
大学生になっていた僕は、ある日、今まで忘れかけていた
おじさんのことを何故だかふっと思い出し、そのまま何かに
操られるようにして、武蔵野線に乗り、気がついたら府中の競馬場にいた。
競馬場は初めてだった僕はものめずらしそうに颯爽とゲートインする
馬たちや芝の青などにみとれた。
そしていつのまにやら時間が過ぎ、その日の最後のレースを告げる
アナウンスが流れた。
第一ゲートから順に馬名が読み上げられていた。
どれもふざけた名前ばかりだった。
そして第四ゲートの馬名が呼ばれた瞬間、僕は自分の耳を疑って
急いでゲートの方に目をやった!
なんと
そこにいたのは紛れも無く『河内のおじさん』だったのだ。
おじさんは以前より少々やつれていて馬面になっていたが
当時の面影は確かに残っていた。
同じ背丈ほどのジョッキーを背中に乗せ、おじさんは
荒々しく鼻で息をしていた。
「おじさん!河内のおじさん!」
僕は大きな声で叫んだが、周りの客たちも同じようにおじさんを呼んでいた。
せっかく会えたのに声が届かないなんて・・・
そう思ったとき、チラッとおじさんが観客席の方に目を向けた。
そして僕の顔をじっと見つめたかと思うと
きらりとまぶしく光る銀歯を見せて笑ったのだ!
胸がザワッと騒いだ。
「久しぶりだな」
おじさんの目がそう言ったのが僕には分かった。
「おじさん!!」
僕がそう叫んだのとほぼ同時に音を立ててゲートが開き
一斉に馬たちが走り出した。僕はその様子を一部始終見つめていたが
スタート直後からおじさんの姿をどうしても見つけられず、
とうとうすべての馬がゴールしてしまっても、おじさんだけは帰ってこなかった。
そのかわりその日の最終レースでは
『カワチノオジサン』という名前の馬が
圧倒的なスピードで一着をとったのだった。
・・・・・
・・・・・
・・・・・
っていう理由があるとおもうくらいしか
かんがえられ~~~~ん!!!!!
んもうぅ
河内のおじさあぁぁぁぁん!
かぁぁぁぁぁむばぁぁぁぁぁぁっく!!!!!
(今考えたにしては少しいい話になってしまった・・)
@
いやはや
やっぱり
「馬は世につれ、世は馬につれ」
ですね。
馬名ダビッドソン~春一番スペシャル~
いかがでしたでしょうか!?
このコーナーは
あなたからのいい加減な応援で
成り立っています!
ぜひコメントなどかいてくださいませ~ぃ!
それではまたの機会に!
ばいばいひひ~~~~~~~ん!!!
あ
らいぶありますからね。
ぜひに~!
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(おまけ)
『続・河内のおじさん』
競馬場で河内のおじさんをみつけたその日
僕はせっかくめぐり合えた
おじさんを競馬場で見失ってしまったことを
ひどく後悔しながら帰路についていた。
やはりあれは幻だったのだろうか?
肩を落として家にたどり着くと
玄関先に見覚えのある大きな靴があった。
僕はまさかと思い、居間へ駆け上がった。
「おお!征爾じゃないか!げんきにしとったか!?」
そこには銀歯を見せて楽しそうに笑う
河内のおじさんの姿があった。
「兄さん、ひとりでアメリカにいっとったんだと!
心配かけやがってからに!
いま、こっぴどく言ってやっていたところだよ!」
と、親父がなんだか嬉しそうに話した。
おじさんは帰ってきたのだ。
僕は半信半疑でおじさんに昼間競馬場にいったかどうか
尋ねてみた。
「へんなことをいうやつだなぁ。今日は昼過ぎにここに
ついてから何処へも出かけてないぞ?
大丈夫か?征爾ぃ?」
僕は今日の出来事を皆に話した。
皆は大笑いし、河内のおじさんもいつもより多めに銀歯を見せた。
結局、競馬場で見たものは僕の幻だったようだ。
おじさんは馬になんかなっていなかったのだ。
まぁ
しょうがない。
だって
僕は
昔から
なのだから・・・・・
完