オーストラリアのブルーマウンテンは有名ですが、
どうにも腰が重くて、まだ行っていません。
で、代わりに、というわけでもないですが、
山梨県の昇仙峡に行って来ました(笑)
ここの仙が滝を見たのは初めて。なかなか見事でございました。
思春期のころから6年ほど暮らした山梨は、
当時、「居心地が悪い」とか「きらい」と思っていたけれど、
車で細い道を通り、
建物があちこち建て替わっていても、
既知感ある景色に出くわすと、
懐かしくて、なぜか少し嬉しい気持ちになるから不思議だ。
感傷か?ならば、それも結構。
土地と人との関わり方ってあるのだと思った。
結局その土地を「好き」とか「嫌い」とかいうのは、
自分がその時抱える全ての「条件」、つまり、
出来事、人々、自分の立ち位置などが
複雑に絡み合って生じた、ただの一過性の記憶。
私は「どこででも生きていかれる」とかいう類の人間ではないし、
自分の過ごす場所に対して
極端に感傷的だし、
意味を持たせたがるし、
居心地良くありたがる方だ。
でも、だからこそ、
あるまとまった時期を過ごしたり、これから過ごす場所に対して、
一過性的でありながら固定的な印象を与え続けるのは、
なんだかもったいないし、第一、面白くない。
シドニーでの生活はあと4ヶ月ほど。
私の今抱える条件の中で、何ができるかを考える。
この生活をどのように相対的総体的に築くことができるかは、
自分次第。
結果として充実したときを過ごすことができれば、
きっと「シドニー良かった!」言えることができるのだろう。
先学期はマジでくじけそうにもなったけど、
最終学期は、根拠なく強気でいこう(笑)。
留学して本当によかったなと、すでにしみじみ思う今日この頃。