地元の合唱団に入ってみました。MAQUARIE UNIVERSITY SINGERS 通称MUS。
今年で40周年を迎えるというこの団体、団員は長年ここで歌い続けてきたと思しきおじさま&おばさまたちだ。ある種の迫力がある。結構マジメな団体のようで、年間にさまざまな催しに参加したり、オーケストラと一緒に演奏会を催したりしている。かのオペラ・ハウスでの本番もあるらしい。。。
昨年からこの団体には目を付けていたのだが、自分の英語力や環境への適応力をまず考慮して、2学期目からのスタートと決めていた。折りしも本日が2007年の入団登録、最初のリハーサルだった。事前にメールを送って返事をもらい、待ちに待った初日を迎えた。参加団員は80人くらいいたと思われる。すごい。
40周年のイベントに向けて取り組むはブラームスのドイツ・レクイエム。いきなりの大曲だ。初回の練習の今日は、全員が初めてスコアを手にしたにもかかわらず、いきなりの合わせ。なんか無理矢理だったけど、でもそれなりに形になっていたから楽しくて笑ってしまった。4楽章あたりは、学生時代に合唱の授業で歌ったかもしれない・・・。ドイツ語の発音にはオージーの皆さんも苦労しているようで、ウムラウトの発音について次々と質問がでる。そのたびにドイツ系の移民と思われる団員が応え、歌詞を朗誦してくれる。意味がわからないからと、指揮者の先生がその場で翻訳をしてくれる。・・・当然英語の翻訳だから、私はおぼつかない。勉強が必要だ。こんなことなら日本から対訳CDを持ってくればよかったと後悔。
しかし久々の合唱で非常に楽しかった。声を出すことはすばらしい。学生の頃に聖歌隊に所属していたが、そのときはソプラノだった。今はアルトにしてみたのだが、音をとるのが難しく、それがまた面白い。毎週の練習には出来るだけ参加したい。そして何しろ、ここにきて初めて地元オージーの皆さんと、少なからず触れ合えることが何よりの楽しみだ。