きららの窓

山口市立阿知須中学校のブログです。
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「しつけない」しつけ

2012年02月12日 20時09分03秒 | Weblog
 朝、たまたまNHK総合テレビで「サキどり」という番組をやっていました。テーマは「ほめると伸びる」・・・ってどうほめる?でした。番組の最後の方で、KANSAIこども研究所の原坂一郎さんという方が出てこられて、「しつけない」しつけを紹介されていました。

①したときにほめる→できたことを復唱するだけでOK
②疑問詞は使わない→「何しているの!」では伝わらない
③するべきことを伝える→「普通の声で」「罰予告式はNG」
④短く理由を伝える→理由は2秒で言える
⑤繰り返し伝える→10回言ってできたらラッキー!
基本は笑顔

 このことは、小さい子どもだけでなく中学生にも通用すると思いました。一生懸命勉強していたり、良い点数を取ってきてもほめたりしないで、ゲームやテレビを見ていると「何しているの」と叱ったりします。「こんなことをしていると高校に落ちるよ」と脅したりしますが、一向に勉強しようとしないと訴えられる保護者の方が多いように思います。

 原坂さんは、神戸市最初の男性保育士さんで、23年間の保育士の仕事から「しつけない」しつけを提唱されています。現在は、こどもコンサルタントとなり、笑いと笑顔をキーワードに、子どもおよび子育てに関するさまざまな研究・執筆・講演を全国で展開しておられます。

 コメンテーターの筑波大学教授、安梅勅江(あんめときえ)さんも、感情的に怒るときは、自分の都合で怒っていることが多い。ほめて育てると自己効力感、「自分はできる」という感情や自尊感情が育つと言われました。ほめるといっても、オーバーにほめるのではなく、「~ができたね」と言うだけのことです。または、声に出さなくてもポーズやウインク一つでもほめることになると紹介されていました。

 夫婦で良くほめあっているカップルと批判的なカップルの追跡調査をした結果、ほめあっている夫婦は認知症になりにくいそうです。赤ちゃんや子どもだけでなく大人やご老人にも通用するとても大切なことだと感じました。ご家庭でもぜひ心がけていただけたらと思います。

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