おはようございます。旅人宿 宿主 の長谷川洋一です。
会津野では干し柿がたくさん吊るされている風景が広がっています。
今年は柿が豊作で、この写真の量で1本の半分くらいしか使っていません。
皮をむいてこうやって干すと、柿のまわりに皮膜が作られ、渋み成分のタンニンを閉じ込めます。
いずれアセトアルデヒトという物質が皮膜表面に生成され、タンニンと反応し不溶性へと変化させます。そうすると、お口にいれてもタンニンが溶けることなく、渋さを感じなくなります。
むかしの方々は、どうやってこういう食べ方を知ることができたのか? 不思議ですね。
2~3週間ほどで干し柿が出来上がります。お正月前後のお茶受けに提供しますので、みんなでかじりながら旅の話で盛り上がりましょう。