おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。
今日は、1月16日付け福島民報新聞の掲載されたコラムをご紹介します。
このコラムの著者は、裏磐梯ユースホステルの青山憲一郎さんです。
冬の磐梯の魅力として、
1.しぶき氷
2.桧原湖の氷上散策
3.イエローフォール
をご紹介されています。
紹介された順番で難易度が上がっていきますが、冬の美しい自然を感じる、すばらしい福島の宝ばかりで、福島に大きな感心のある方しか知らない情報だと思います。
この記事を読んで、学生の頃に手に持って旅をした手書きのガイドブック「とらべるまんの北海道」に掲載されていた乙女の涙を思い出しました。
ネットには、浜中町観光協会のホームページで掲載されていますが、私が学生の頃はどんなガイドブックにも掲載されず、知る人ぞ知るといった存在の場所でした。
この乙女の涙は、当時、観光整備がまったくされておらず、道路にたっていた「横風注意」のような看板(看板に書いてあることはうる覚えですが)の所を海側へけもの道を入るというような情報だけを元に行ってみたところです。道路からは全く見えないところなので、情報がなければ全く知り得ない場所でした。
昨年は1300万人もの外国人が日本を訪れ、オリンピックの行われる2020年に2000万人、その後は3000万人を目標として、インバウンド誘致の行動が観光業界では行われています。
このような状況のなか、残念ながら福島県は、日本で一番外国人の訪問が少ない地域になってしまいました。この状況から脱出するのは簡単ではありませんが、青山さんのコラムで紹介されたような活動が、突破口を開いてくれるのではないかと感じています。
なぜなら、どこの国の旅行者も「知られていない美しい場所を見たい」という気持ちは必ずあると思えるからです。
そんな場所が、福島にはたくさんあります。
しかし、そういう情報を網羅する書物は、福島には存在しません。また、ネットで紹介しているものも、体系的にまとめられているものはありません。
「とらべるまんの福島」みたいな情報誌を作ってみたくなりました。企画をたてて、福島県内の協力者を募り、制作費をどこかから調達しなくてはなりません。オリンピックまでに各国語版の福島オリジナルなガイドブックを作るための計画からコツコツと始めるとするか。。。
福島の情報は、福島が発信することがもっとも必要ですよね。
さあ、今日も楽しい一日を過ごしましょう。