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愛讃窯のじょんならんわ

このブログに訪問して頂きありがとうございます
自然から採取した土や岩で焼きものをしたり、たわいもない日常を綴っています

窯の補強

2012-10-22 18:03:49 | 土の窯作り
今日は、窯の天井アーチの補強をする事にしました

窯本体を完成させた後、乾かしながら叩いて絞めて、天井の薄かった横側に土と岩を置いてアーチが逃げないようにしました
 


理由は橋のアーチ構造と同じで天井の重みは外に広がり逃げようとします

そうなると天井の真ん中が、がま口のように開くか、最悪窯が崩壊したりするので、横に逃げないように土と岩で重みを出しました

写真は窯内の木枠、7メートル奥に見える光はダンパーの開口部

天井も強く安定したので、煙突の作業は最後にして
いよいよ次はドッキドキの窯内の木枠を外しにかかろうと思います。

煙道完成

2012-10-19 19:45:17 | 土の窯作り
とうとう、あいつ(雪雲)が来ました
 

地表では雨ですが、上空では完全に雪です

毎度、旭川盆地による落差の激しい温度差は四国者の僕にはけっこう関節にこたえる
じいさんか!と、人々に言われるけど仕方が無い。

当たり前だけど北海道の人は寒さに強い、今日も日中は白い息が出ていたけど

ようやく調子が出て来たと喜ぶ人が多い

取りあえず雪雲に消えて無くなれぇ~と念力をかけて作業に入ることにした

煙道はまさに煙の道、ここに木の油がたまって焚きづらくなっても
無理矢理焚いたりすると爆発したりする

僕は窯爆発の経験は無いけど窯が似たような症状になりかけた事は何度かある

変な焚き方をしていた頃の事が今も良い勉強なってる

煙突回りをレンガで囲って、口の空いている所がダンパーの場所になります

次は煙突です。

本体完成!

2012-10-14 20:02:09 | 土の窯作り
さあ、今日は窯本体を完成させよう。

前回の天井部分
から前面に門の壁を築き
 

門になる天井は少し手前に角度を下がるよう木枠を置いて
天井を焼け土で組めば、天井を支える門になる
 

後は上に原土をまたの乗せていき
 

窯の本体完成
やったー!


窯に、ようやく生命の息吹を感じ感涙しました。

天井完成

2012-10-12 14:43:05 | 土の窯作り
よっしゃー!

やっと天井が出来たー。
 


5ヶ月かけて、ようやくここまで来ました
いやー嬉しい。

この9号窯は今までで散々造っては壊してきて、自分なりの理想の形になっています。

単純に言えば、とてもシンプルな窯になった

木を横から差し入れる穴や色見穴も無くし、窯の大きさも前回より大分、小さくして
無駄に欲張っていた部分を全部排除しました。

まー焚いてみんと分からんけど
とても楽しみです。

次は窯の前面の焚き口造りにかかります。
その後は捨て間を造り、煙道修復と煙突改善だけです。

ようやくゴールのある町が見えて来た感じです。

土の窯

2012-10-07 03:34:45 | 土の窯作り
僕はもともと現代窯(電気、ガス、灯油)も薪窯も、焚くところでさえ見たときが無い状態で、薪窯の世界に飛び込みました。

理由は現代窯も耐火レンガの薪窯も、買うには

まんでがん(全部)高すぎじゃがー!と、いうことで即却下。

元来わがままな僕はそれでも、やきものをしたくて、今の土窯(ほぼタダ)に至り結果的に良かったと今でも思います。

といっても何も解らなかったので、焼き上がりが土器からのスタートで始まり
回を重ね、窯もだんだん大きくなり

その都度、煙突の引きや捨て間の意味を構造から学ぶ事になりました。

焚き方を教えてくれる僕の師匠は窯と炎です。
 

彼等から教わった事は
器は炎ではなく窯で焼く事

温度計が無くても光の色で十分理解出来るし、器がへたってきたら窯を止めればいい

薪窯特有の薪の水と火の混合から生まれる炎で、実際温度より高く焼ける事や

器の肉の内側から焼けてくる事など

家のストーブの薪で炊いた、ご飯や料理もそうですが、美味い理由は内側から焼ける事だと思います。

今も教わるばかりですが、やりたい事を行動や形に出来るよう

今後も、楽しゅうやっじょるけん!で、行こうと思います。